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二子玉川公園「帰真園」ぜったい旧清水家住宅書院の開館日がオススメ

二子玉川公園「帰真園」ぜったい旧清水家住宅書院の開館日がオススメ

2021/04/07

二子玉川の再開発と共に開園された二子玉川公園内にある日本庭園「帰真園(きしんえん)」。週末には友人、カップル、家族連れなどで賑わう都市庭園です。

園内は、大きな池を中心とした池泉回遊式庭園や、世田谷区の有形文化財「旧清水家住宅書院」など見どころもたくさんあります。そんな帰真園の見どころをご紹介します。

帰真園(きしんえん)は二子玉川公園内

帰真園(きしんえん)は、二子玉川駅東口から二子玉川ライズを抜けたところにある二子玉川公園内にあります。

二子玉川駅東口から真っすぐ歩いてきたリボンストリートの先にある建物は二子玉川公園「ビジターセンター」。

二子玉川公園「ビジターセンター」の右手には、二子玉川公園内に下りる階段があります。

階段右側の塀や柵の向こう側が「帰真園(きしんえん)」。公園と庭園は区切られています。

帰真園の入口は「一:帰真門(きしんもん)」「二:清水門(しみずもん)」「三:上野毛口(かみのげぐち)」「四:玉川口(たまがわぐち)」の四か所に設けられています。

二子玉川駅方面から歩いて来た場合の一番近い入口は「玉川口」。小学生以下の子供だけでの利用やペットの連れ込みは禁止されています。

「玉川口」から中に入るとゴロゴロと岩が組まれています。帰真園は、多摩川や国分寺崖線の風景が表現されていて、このあたりは多摩川の源流である笠取山から鳩ノ巣溪谷にかけての多摩川上流部になります。

右手にはスロープもあるので、ベビーカーや車いす、お年寄りにもやさしい設計になっています。

高い位置から園内を見渡せます。

鳩ノ巣溪谷に見立てた滝石組「鳩ノ巣」。上流から水が勢いよく流れ出してきます。

帰真園のメイン「旧清水家住宅書院」

多摩川のイメージを表現した池の向こうに見える建物が「旧清水家住宅書院」。旧清水家住宅書院は世田谷区の有形文化財に指定されています

帰真園「相生橋」

帰真園は池を中心に園内を回遊しながら散策する「池泉回遊式庭園」と呼ばれるタイプの庭園です。池にかかる「相生橋」を渡って反時計回りで旧清水家住宅書院の方へ歩いてみます。

池西側から旧清水家住宅書院

池の西側から「旧清水家住宅書院」。
高台に位置するので見下ろすかたちで建物全体が見えます。

建物にゆかりのある清水建設が費用を負担して移築復元工事を行ったそうです。

歩いていて気持ちいい!本当にきれいに整備された公園です。

タワマン群と日本庭園という新旧のコラボが絶妙。先進的な日本庭園です。

旧清水家住宅書院内を見学

帰真園の4つの入口の中で旧清水家住宅書院に一番近い「清水門」。四か所に設けられた門の中でここが一番和風な印象を受けます。

清水門から帰真園に入ると、目の前に旧清水家住宅書院があります。

帰真園の開園日・開園時間と旧清水家住宅書院の開館日・開館時間は異なるので注意。旧清水家住宅書院の開館日時は、日祝、第2月曜日 9:00~16:30(11月~2月は16:00まで)で、帰真園が開園していても旧清水家住宅書院内の見学ができる日は限られています。

旧清水家住宅書院は、清水組(現在の清水建設)副社長の屋敷内に離れとして明治後期に建てられたと言われています。大正8年に台東区から瀬田(現在の世田谷区内)に移築されたのち、一度解体されましたが、帰真園開園時に復元されました。

書院内部は、十一畳の「書院の間」と長五畳の「次の間」からなるコンパクトな間取りです。

縁側に畳が敷かれていたり、窓にガラスが入っているところからも明治後期から大正にかけての近代和風建築らしさを感じさせます。

書院の間の金襖には葛と藤が描かれています。
天袋には左右それぞれに2枚ずつの色紙が貼られていて、萩・水鳥・柳・蝶の絵が描かれています。

縁側からは池を中心とした庭園をのぞむことができます。

帰真園内をのんびり散策

建物と灯籠のコラボもイイ感じ!

こんなに素敵な場所を無料で一般開放してくれるのはありがたいです。

奥多摩の森をイメージして作られた山の麓に立つのは「時雨亭」。

バックに見えるタワマン群が都会的な都市公園を印象付けます。

二子玉川公園ものんびり散策

帰真園外側の二子玉川公園も散策してみます。

富士塚を模した「富士見台」の階段をあがると展望台になっていて多摩川が眺められます。天気の良い日は丹沢の山や富士山を望むことができます。

「富士見台」から見える「小富士」の方が富士塚を模したものだということです。

二子玉川公園の敷地内にはスタバが入店しています。週末は多くの人で賑わっていて、この日も行列ができていました。

レジャーシートを敷いて、ピクニックもいいですね。

眺望広場の多摩川河川敷側の階段もオススメ。多摩川の河川敷まで下りる事もできます。

階段に腰掛けて日差しや風を浴びながらゆったりとしたひとときを過ごすことができました。

二子玉川公園「帰真園(きしんえん)」まとめ

帰真園は二子玉川のショッピングエリアに隣接する都市公園「二子玉川公園」の中にあるので、二子玉川駅前から歩いていくことができました。庭園内はとてもきれいに整備されていて、ただブラブラするだけで気持ちいい素敵な公園でした。

世田谷区有形文化財にも指定されている「旧清水家住宅書院」は一般公開されていて中を見学することができますが、見学できる日が限られているので事前に開館日を調べておくのがおすすめです。

帰真園(きしんえん)
住所:東京都世田谷区玉川1-16-1
TEL:03-3700-2735(二子玉川公園ビジターセンター)
休園日:火曜日(祝日の場合は開園)、年末年始(12/29~1/3)
開園時間:8:30~17:00 1,2月~16:30
駐車場:有料
旧清水家住宅書院
開館日:日祝、第2月曜日
開館時間:9:00~16:30(11~2月は16:00まで)

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