空飛ぶ団子？政宗も絶賛「厳美渓(げんびけい)」を観光！

一関の観光と言えば2つの名勝「厳美渓(げんびけい)」と「猊鼻渓(げいびけい)」。 名前が似ているので、だんごの厳美渓、川下りの猊鼻渓と区別します。 今回は「空飛ぶ団子」で有名な厳美渓に行ってきました。

厳美渓(げんびけい)を観光

近くの有料駐車場有料に車を駐めて、 厳美公園をすこし歩くと見晴らしの良い岩場に出ます。
(駐車場情報はページ下部に記載しています。)

奥の方までこの巨岩が続いて、2kmにわたり渓谷美を見る事ができます。
厳美渓は栗駒山の噴火によって堆積した岩が、 栗駒山を源に流れる磐井川の水流によって削られて形成された景勝地で、国の名勝及び天然記念物に指定されています。

厳美渓の中心にある天工橋(てんぐばし)からみる景色も絶景。

東側には御覧場橋(吊り橋)も見えます。
厳美渓という渓谷的な名称から山奥を想像しますが、周りは住宅や田畑が広がります。 気軽に行けるわりに思っていた以上に迫力ある絶景にびっくり！なかなか楽しめておすすめの観光地です。

伊達政宗が絶賛したともいわれる名勝！一関や平泉を訪れるなら絶対に行くべき場所の一つです。

厳美渓のだんご屋さん

むしろ「空飛ぶ団子」の方が全国的には有名なのかも知れません。

厳美渓周辺には空飛ぶ団子の郭公だんごの他にもだんご屋さんがあり、 厳美渓の名物、人気土産になっています。

厳美渓周辺の3軒のだんごを食べ比べるのも面白いと思います。

郭公だんご(かっこうだんご)

厳美渓名物「空飛ぶ団子」として知られる「郭公だんご」。
お店は厳美公園から磐井川をはさんだ対岸にありますが、 休憩所の横に籠があり、ワイヤーで対岸のお店とつながっています。

さっそく、籠にお金を入れてみます。 一人前(三本入り)で400円。籠の中の小さな籠にお金を入れます。 お札を入れる場合は風で飛んでいかないようにクリップで挟みます。

お金を入れたら、右手にある木の板を木槌で"コンコン"と叩きます。

すると、対岸のお店の人がスルスルッとたぐり寄せるように籠を移動させます。

しばらくすると対岸のお店から、だんごがのった籠がこちらをめがけて"空を飛んで"降りてきます。

到着した籠の中を見ると、箱に入った"郭公だんご"と、紙コップに入ったお茶が4つ置いてあります。 小さな籠には、忘れずにお釣りも入っています。

箱の包みにも「空飛ぶ団子」が描かれています。

箱を開けると、団子はあん・ごま・みたらしの三本セット。 団子も柔らかくておいしい。 厳美渓の「空飛ぶ団子」。旅の思い出作りにもぴったりです。
ちなみに対岸のお店でも団子を食べる事ができます。

いつくしだんご

うるち米を使用したふっくらやわらかいお餅のような食感の「いつくしだんご」。 こちらは厳美公園に隣接する「いつくしだんごの館」「厳美渓レストハウス」でいただく事ができます。

滝見だんご

一関産ササニシキのだんごが自慢の「滝見だんご」は、ごま・ずんだ・あんこ・胡桃・いそべの五色セットが定番。
空は飛ばないけれど美味しいと評判のだんご屋さんです。

厳美渓の料金と所要時間

厳美渓の料金

厳美渓は厳美公園として開放されているので、とくに入場料などの料金はかかりません。

ただ、最寄の鉄道駅がないので車で行くなら駐車場などの料金は別途かかります。

厳美渓観光の所要時間

厳美渓観光の所要時間は厳美渓の景観を見るだけなら30分もあれば十分です。 一関の中心部や平泉からのアクセスも容易なので、時間がなくても美しい景色を満喫できます。

厳美渓の名物でもある「空飛ぶ団子」を筆頭にだんごの食べ比べや、御覧場橋(吊り橋)、厳美渓周遊観光馬車、伊達政宗が自ら植えたと伝わる貞山桜などの見どころもあるので、これらを観光に含めるなら所要時間はそれなりにかかります。

厳美渓へのアクセス

バスでアクセス

厳美渓周辺に鉄道駅ありませんが、JR一ノ関駅からバスでアクセスする事ができます。 バスはJR一ノ関駅から一時間に一本の間隔で運行しています。

厳美渓の駐車場

厳美公園から一番近い駐車場

厳美公園沿いの道を挟んだ所に 「厳美渓駐車場(有料駐車場)」があります。

厳美渓周辺の無料駐車場

一関市役所厳美出張所や一関市立厳美公民館に隣接する 「市営無料駐車場」から厳美公園の入口まで450m(徒歩5分)の距離にあります。

にナビをセットするといいと思います。

食事・買い物で無料になる駐車場

だんご屋さん「いつくしだんご館」や、お土産屋さん「厳美渓レストハウス」で食事や買い物をすると駐車料金が無料になります。

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