
やなのうなぎ観光荘岡谷本店!岡谷の有名店でうな重と信州サーモン
2022/09/01
「うなぎのまち岡谷」をPRする岡谷市の超人気店「やなのうなぎ観光荘 岡谷本店」。岡谷市の中心駅である岡谷駅からは遠く離れ、車でないとアクセスが難しい立地にも関わらず1時間待ちという人気ぶり。
今回は岡谷を代表するうなぎの人気店「やなのうなぎ観光荘 岡谷本店」に行ってきた。

岡谷は「うなぎのまち岡谷」として岡谷のうなぎ店をPRしている。浜松方面から天竜川を遡上して諏訪湖で育つうなぎは、江戸時代から庶民に食されてきた歴史があり、岡谷伝統の食文化ともいえる。

「やなのうなぎ観光荘 岡谷本店」には広大な駐車場があるが、さすがは人気店。休日の夕方になると、うなぎを求めてきたお客さんの車で埋まっていく。

駐車場から店舗入口へつながる通路は待合室にもなっている。

店内で整理券を発行して待つシステム。携帯を登録すると整理券の番号が近くなったら電話で呼んでくれるので、整理券を発行したら外出することも可能だ。
「やなのうなぎ観光荘 岡谷本店」のメニュー

ネギとわさびをタレと一緒に混ぜていただくオリジナルメニュー「やなまぶし丼」には「おすすめ」と書かれているが、やはり定番のうな重をいただきたいということで「うな重 松」を注文した。
うな重には竹、松、特があって、それぞれうなぎの量が2切、3切、4切となっている。

1回の食事で3通りの味が楽しめる「ひつまぶし」のほか、うなぎ以外のメニューで信州サーモンを使った「トロサーモンひつまぶし」というご当地メニューもあった。
- ▼「老郷本店」の主なメニュー
- ・うな丼(2切):2,580円
- ・うな重 竹(大2切):2,980円
- ・うな重 松(3切):3,920円
- ・特うな重 重(4切):4,850円
- ・やなまぶし丼 並:2,100円
- ・やなまぶし丼 上:3,180円
- ・やなまぶし丼 特上:4,350円
- ・トロサーモンひつまぶし:1,680円

メニューに観光荘の蒲焼について記載されていた。
まず、観光荘ではすべて生きたうなぎ「活鰻(かつまん)」を使用している。うなぎは背中から捌く関東風の「背開き」、仕上げは蒸さずに炭火で関西風の「地焼き」、岡谷主流の甘めのタレに浸して仕上げる。

うなぎを注文するとうなぎの骨せんべいが出てきた。うなぎのタレが絡まっていてウマい!車で来ていなければ、、、と後悔してしまうほどだ。

セルフと言われればそれまでだが、お茶を自分でいれるシステムも面白い。
やなのうなぎ観光荘 岡谷本店「うな重 松」

注文してから10分ほどでうな重が運ばれて来た。

重箱を開けてうなぎの蒲焼きとご対面。うなぎの身がデカい!ご飯の上に大きなうなぎが重なって盛られている。

焼きは蒸さない「関西」流ということで、蒸されて脂が染み出る関東のうな重とは見た目も異なる。

裂きは「関東」の背開きということだったので、思わず身をひっくり返して確認してしまった。ちゃんと「関東」の背開きで捌かれていた。

けっこう大きなうなぎなのに、身はふっくらとしている。そしてタレは甘め。関東よりも浜松で食べた時の味寄りで個人的には好みの味だ。

「うな重 松」には肝吸いが付いてくる。立派な肝だ。

野沢菜の漬物とキノコの和え物が何とも長野県らしい。こういうご当地らしいところも観光客にとってはうれしい。

ワサビの風味が効いた「わさびのたれ」が付いてきたので味変してみたが、個人的にはうなぎのタレの方が好みだった。
やなのうなぎ観光荘 岡谷本店「トロサーモンひつまぶし」

信州サーモンを使った「トロサーモンひつまぶし」。まずはそのまま、次はお好みの薬味と一緒に、最後は出汁を注いで一度で三つの味が楽しめる。

信州サーモンは漬け丼のような味付けがされていて、これがまた絶品!このメニューだけでも十分に商売できるんじゃないか?というレベルのクオリティでした。
「やなのうなぎ観光荘 岡谷本店」の店舗情報

お店から眺められる天竜川では、江戸時代より「簗(やな)」と呼ばれる仕掛けでうなぎを獲っていたそうで、屋号の由来のひとつとなっている。岡谷を代表するうなぎの人気店で市街地から離れていてもわざわざ食べに行きたいと思わせるクオリティだったと言える。
岡谷を訪れた際にはぜひ食べてもらいたいオススメ店だ。
- 「やなのうなぎ観光荘 岡谷本店」の店舗情報
- 住所:長野県岡谷市川岸東5-18-14
- TEL:0266-22-2041
- 営業時間:11:00~14:00 17:00~20:00
- 定休日:木曜