![茨城のあじさい寺「雨引観音」!池の水面を埋め尽くすあじさいが絶景](img/entry00317_00.jpg)
茨城のあじさい寺「雨引観音」!池の水面を埋め尽くすあじさいが絶景
2020/07/15
茨城県屈指のあじさい寺「雨引観音(雨引山楽法寺)」。
期間限定で境内の池にあじさいの花を浮かべる「水中花」が、ネットでインスタ映えすると評判になっている、今注目の絶景スポットです。
雨引観音(雨引山楽法寺)の駐車場へ
![雨引観音(雨引山楽法寺)の駐車場へ](img/entry00317_01.jpg)
雨引観音(あまびきかんのん)は、雨引山の中腹に立地するので坂道をあがっていきます。
近年、人気急上昇中のスポットということもあり、駐車場まで1キロ以上の渋滞が発生。やはりスムーズにはいきません。
![雨引観音(雨引山楽法寺)の駐車場](img/entry00317_02.jpg)
駐車場に車を停められたのは、渋滞の最後尾に並び始めてから約40分後。駐車場は第一駐車場から第五駐車場まであって、計300台が停められます。
雨引観音(雨引山楽法寺)の山門の中へ
![雨引観音(雨引山楽法寺)の山門の中へ](img/entry00317_11.jpg)
第一駐車場に停められれば、山門はすぐ目の前です。山門のまわりには、すでにあじさいがいっぱい!小雨がぱらついているにもかかわらず山門にはたくさんの観光客がいます。雨が似合うあじさいの名所ならではですね!
![雨引観音(雨引山楽法寺)の石段](img/entry00317_12.jpg)
まるで鎌倉!
山門と中門をつなぐ石段の両サイドにはあじさいが咲き並びます。
![雨引観音(雨引山楽法寺)の石段](img/entry00317_13.jpg)
石段の両サイドには10種3000株のあじさいが植えられていて、満開を迎える梅雨時期には多くの観光客が訪れます。
![雨引観音(雨引山楽法寺)の石段](img/entry00317_14.jpg)
145段ある磴道の石段は、一段登るごとに「南無観世音菩薩」と唱えて登れば145段を登りきった時に厄が落ちると言い伝えられている事から「厄除けの石段」とも呼ばれています。
雨引観音(雨引山楽法寺)の仁王門
![雨引観音(雨引山楽法寺)の仁王門](img/entry00317_21.jpg)
石段を登り終えると朱塗りの立派な仁王門が建っています。
![雨引観音(雨引山楽法寺)の仁王門](img/entry00317_22.jpg)
現在の仁王門は江戸時代に再建されたもので、茨城県の指定文化財にも指定されています。仁王門の左右に安置する金剛力士立像は鎌倉時代に彫られたもので、関東地方で最も古いものだと言われています。
![雨引観音(雨引山楽法寺)の仁王門](img/entry00317_23.jpg)
仁王門の天井には天井画が描かれています。手前(外側)の天井には「竜」が描かれています。
![雨引観音(雨引山楽法寺)の仁王門](img/entry00317_24.jpg)
奥側(内側)の天井には「天女」が描かれています。
手水舎のあじさい
![手水舎のあじさい](img/entry00317_31.jpg)
仁王門をくぐると右手には、手水舎に浮かぶあじさいを撮る為の人だかりが出来ています。
![手水舎のあじさい](img/entry00317_32.jpg)
手水舎を取り囲んだ人達がひととおり撮り終えるのを待って手を清めます。
この先にある池に浮かぶあじさいが目的ですが、手水舎に浮かべたあじさいもキレイです。
![宿椎(やどしい)](img/entry00317_33.jpg)
手水舎から本堂に向かって石段を上がっていくと右手に「宿椎(やどしい)」と名付けられた巨木が目に入ります。
昔、お寺が火災に遭った時に本尊が仮の宿として避難したことが名前の由来とされています。
雨引観音(雨引山楽法寺)本堂
![雨引観音(雨引山楽法寺)本堂](img/entry00317_41.jpg)
石段を登り切ると、右側に本堂(観音堂)が見えます。
![雨引観音(雨引山楽法寺)本堂](img/entry00317_42.jpg)
現在の大本堂は江戸時代に建立されたものです。
![雨引観音(雨引山楽法寺)札守授与所](img/entry00317_43.jpg)
おみくじ掛けもあじさいと並んでいて絵になります。奥には、お守りを受ける「札守授与所」があります。
![雨引観音(雨引山楽法寺)多宝塔](img/entry00317_44.jpg)
本堂の隣には多宝塔が立っています。
雨引観音(雨引山楽法寺)ハートのあじさい
![雨引観音(雨引山楽法寺)のあじさい](img/entry00317_51.jpg)
本堂の左手に進んでいくと、人だかりができています。
![雨引観音(雨引山楽法寺)のあじさい](img/entry00317_52.jpg)
境内には池が点在していて、こちらにもあじさいの花が浮かんでいます。
![雨引観音(雨引山楽法寺)のあじさい](img/entry00317_53.jpg)
こちらの池ではあじさいがハート型に浮かべられています。やたらコントラストが高めなのでよく見てみると...
![雨引観音(雨引山楽法寺)のあじさい(造花)](img/entry00317_54.jpg)
ん?造花?
よく見ると造花?
ハート形のあじさいだけ何故か造花でした。
※ここ以外はすべて本物のあじさいでした。
雨引観音(雨引山楽法寺)弁天池のあじさい
![雨引観音(雨引山楽法寺)弁天池のあじさい](img/entry00317_61.jpg)
そして、こちらがメインの弁天池のあじさい。
約4,000ものあじさいの花が水面に浮かんでいます。
![雨引観音(雨引山楽法寺)弁天池のあじさい](img/entry00317_62.jpg)
境内で一番広い弁天池を埋め尽くす青、紫、白のあじさい。
梅雨空のもと、どんよりとしてしまう気持ちを淡くてやさしいカラーのあじさいが癒してくれます。
![雨引観音(雨引山楽法寺)弁天池のあじさい](img/entry00317_63.jpg)
雨引観音では、毎年6/10から7/20までの期間にあじさい祭が開催されます。弁天池にあじさいを浮かべるのは、2020年は7/1から実施されているとのことです。
![雨引観音(雨引山楽法寺)弁天池のあじさい](img/entry00317_64.jpg)
2018年に日華殿前の池にあじさいを浮かべたのが始まりで、ネット上で映えると話題になったこともあり、2019年からはさらに大きなこちらの弁天池にあじさいを浮かべるようになったです。
![雨引観音(雨引山楽法寺)弁天池のあじさい](img/entry00317_65.jpg)
弁天池の周りにはアヒルやカモがはなされていて、自由に遊んでいます。アヒルがあじさいを見ている顔がなんだか楽しそう。毎年、この季節が楽しみになりますね。
雨引観音(雨引山楽法寺)奥の院・日華殿
![雨引観音(雨引山楽法寺)千手観音・奥の院(客殿)](img/entry00317_71.jpg)
千手観音とその奥には奥の院(客殿)があります。
![雨引観音(雨引山楽法寺)日華殿](img/entry00317_72.jpg)
日華殿前の庭園にもあじさい。
渡り回廊がイイ感じです。
![雨引観音(雨引山楽法寺)日華殿の池](img/entry00317_73.jpg)
2018年に始めてあじさいを浮かべたのはこちらの池になります。
![雨引観音(雨引山楽法寺)くじゃく](img/entry00317_74.jpg)
偶然、くじゃくとすれ違った際にパシャリ!
奥の院(客殿)とあじさいをバックに孔雀を写真に収めることができました。
![雨引観音(雨引山楽法寺)から関東平野(真壁方面)一望](img/entry00317_75.jpg)
雨引山は関東平野(真壁方面)が一望できる絶景スポットでもあります。晴れた日は筑波山も見えるそうですよ。
雨引観音(雨引山楽法寺)
今回は、正直なところあじさい目当てでお出かけしましたが、雨引観音は由緒ある立派なお寺で見どころ満載でした。
毎年認知度が上がってきているので、今後さらに注目されていくのではないかと思います。雨の季節にしか楽しめない季節限定の絶景を見に出かけてみてはいかがでしょうか?
- 雨引観音(雨引山楽法寺)
- 住所:茨城県桜川市本木1
- TEL:0296-58-5009
- 駐車場:約300台