あじさい寺「明月院」の見頃は6月下旬!見どころは明月院ブルーと?
2019/06/26
鎌倉三大あじさいの名所といわれる明月院、長谷寺、成就院の中でも、鎌倉で「あじさい寺」と言えば、北鎌倉の「明月院(めいげついん)」を指します。
今回は、この鎌倉を代表するあじさい寺「明月院」のあじさいの見頃を調べる為に、実際に北鎌倉まで行ってきました。
「明月院ブルー」とは?
明月院のあじさいは、95%以上を日本古来のあじさい「姫あじさい(ヒメアジサイ)」が占めます。
あじさいの花は、紫、ピンク、ブルーなど様々なカラーが綺麗なイメージですが、明月院の境内に植えられたあじさいはブルー一色に統一されています。
ブルー一色に統一された美しさは「明月院ブルー」と称され、見る人の心を惹きつけます。毎年、あじさいの見頃になると、「明月院ブルー」を一目見ようと多くの観光客が訪れます。
梅雨の時期に広がるグレーに染まった空の下で、いっそう鮮やかに咲き誇る「明月院ブルー」は必見です。
明月院のあじさい見頃は?
明月院のあじさいの開花は5月下旬ごろで、7月上旬ごろまで続きます。
開花してすぐの淡いブルーから始まり、日ごとに青さを増して深いブルーに変化していきます。
6月上旬の淡いブルーも魅力ですが、深いブルーに変化した6月中旬から下旬にかけてが「明月院ブルー」が最高の色合いを出す真の見頃といえます。
特に雨が降った後のあじさいは格別!明月院ブルーは、入場規制の行列覚悟でも見頃の時期に絶対見たい神秘的な美しさです。
あじさい寺「明月院」に行ってきた
正門から明月院ブルーが出迎えてくれます。中に入れば、さらにたくさんのあじさいが待っている事がわかっていても、ついついパシャり!
正門から敷地内に入って、総門(拝観口)までも明月院ブルーの道が続きます。拝観口で料金を払って中に入ります。
拝観口から中に入ると、道が2つに分かれます。左には、北条時頼公の墓所、月の広場や苔庭、茶室「月笑軒」があります。本堂や表参道へはまっすぐ行くのが最短です。
山門へ続く表参道「鎌倉石の参道」が「明月院ブルー」一番の見どころ。 ここが観光サイトやパンフレットなどでよく見る有名スポットで、鎌倉石の階段の両脇に植えられたあじさいが咲き乱れています。
観光サイトやパンフレットでは、人がいないショットが多いですが、この石段が明月院のあじさいのメインスポットなので、同じような写真を撮るには、朝一番に行くなどの何か工夫が必要です。
「鎌倉石の参道」をのぼって後ろを振り返るのもオススメ!参道を見下ろすと、一面を明月院ブルーが埋め尽くしています。
明月院「本堂の円窓(悟りの窓)」
山門をくぐり、頂上らしき開けた場所に着くと何やら行列が!どうやらここが円窓で有名な明月院の本堂。とりあえず並んでみます。
明月院本堂といえば円窓が有名ですね!明月院の円窓からは、奥庭園が望めます。あじさいの季節には、円窓の裏側にある菖蒲園も有料(別途拝観料500円)で特別公開されます。
悟りや真理、大宇宙などを円形で象徴的に表現したもので「悟りの窓」と呼ばれています。円窓から見える紅葉もあじさいに引けをとらない美しさで有名です。
明月院「枯山水(かれさんすい)庭園」
本堂の手前には、鎌倉では珍しいなかなか立派な枯山水庭園があります。枯山水とは水のない庭のことで、石や砂などにより山水の風景を表現しています。
中央の石をよく見るとカニがいます。磯をイメージした庭園を眺めると、ここが湘南である事を思い出す事ができました。
明月院「花想い地蔵」
明月院の開山堂前に置かれた、人の心を癒すお地蔵様「花想い地蔵」。膝の上には季節の花が生けられていて、お地蔵様表情に癒されます。
開山堂を正面にした時の死角に位置するので、うっかり見逃さないようにしたいです。
明月院あじさいの小路
表参道から外れても、渓谷道をはじめ、車道門へ通じる帰り道など境内の小路のほとんどがあじさいで埋め尽くされています。あじさいをゆっくり楽しむなら表参道を外れた小路がオススメです。
6月のあじさいシーズンは、人でごった返しますが、小路では北鎌倉の閑静な雰囲気を感じられてリラックスできます。
小路では「西洋アジサイ」に比べて、小ぶりな花がかわいらしい明月院のあじさい「姫あじさい(ヒメアジサイ)」をじっくり眺めることができました。
明月院へのアクセス
6月のみ、開門時間が異なります。駐車場がないのと、周辺の道が狭いので、電車で北鎌倉駅(徒歩7分)からアクセスするのが良いと思います。
- ▼「明月院」のアクセス情報
- 住所:神奈川県鎌倉市山ノ内189
- TEL:0467-24-3437
- 営業時間:8:30~17:00(6月) 9:00~16:00(通常)
- 最寄駅:北鎌倉駅(徒歩7分)
- 駐車場:なし