北海道で「きびだんご」?北海道銘菓「日本一きびだんご」とは
「きびだんご」といえば、 「桃太郎」がお婆さんから貰ったきびだんごをイヌ、サル、キジに分け与えて家来にし、鬼ヶ島まで鬼を退治しに行く物語を まず思い浮かべます。
そのゆかりの地とされる岡山県の銘菓「吉備団子(きびだんご)」が全国的には有名です。
その「きびだんご」を名乗る商品が、北海道銘菓「日本一きびだんご」として北海道のお土産屋さんで販売されていたので、 北海道のきびだんごについていろいろ調べてみました。
北海道銘菓「日本一きびだんご」
「日本一きびだんご(にっぽんいちきびだんご)」は、北海道で広く販売されている駄菓子で、 岡山の銘菓として全国的に知られている「吉備団子(きびだんご)」とは、全く異なるお菓子です。
「事が起きる前に備え、団結して助け合う」から「起備団合」として発売され、 誕生当時は日持ちと腹持ちの良さから北海道開拓にあたった屯田兵の携帯食、 災害時用の非常食としても重宝され、やがて家庭で備蓄するようになり北海道全体に広まっていったようです。
北海道の「きびだんご」は、長方形で板状の茶色いもち飴を、オブラートで包んだお菓子です。
道民はきびだんごを北海道のものと信じている?
きびだんごは北海道のものと信じて疑わない道民も多いようです。
北海道の「きびだんご」は、「黍(キビ)団子」ではないどころか、そもそも板状の形をしており「団子」でもない。
桃太郎の時代に「日本一」といっても、北海道は「蝦夷地(日本人がアイヌの居住地を指して用いた言葉)」で そもそも日本ではなかったことからも、なんとも不思議な商品です。
実際に食べてみた感想としては、 独特の味わいと食感が特徴で、素朴な甘さと香ばしさをもつ飽きのこない味という感じです。
オブラートに包まれているので、手が汚れないところは岡山のきびだんごより優れているところかも知れません。
岡山の人は、北海道のきびだんごを見てどう思うのかなぁ