紅ズワイガニは今が旬!新湊漁港で昼セリを見学!
新湊漁港と言えば「昼セリ」!
もちろん新湊漁港でも、通常の魚市場で行われる早朝のセリも行われていますが、 見学するなら、「紅ズワイガニ」が見られる昼セリの見学がおすすめ!
紅色の絨毯のような美しい光景が床一面にひろがる「紅ズワイガニ」のセリが見たい! という事で、富山県射水市の新湊漁港昼セリに行ってきました。
新湊産「紅ズワイガニ」旬の時期は?漁期解禁は?
紅ズワイガニは水深450~2,500mの深海に生息する蟹で、深海には季節がない為、 資源保護のための禁漁期(6~8月)以外は、通年水揚げされています。
紅ズワイガニ漁が解禁される9月から漁期が終わる翌年5月末までのうち、 漁の最盛期は12月から翌年1月頃で、 この冬の時期が、鮮度低下が早い紅ズワイガニを最も美味しく いただける旬の時期とされています。
新湊漁港の昼セリを見学
昼セリが始まる15分前に新湊漁港に到着。
新湊漁港の昼セリが行われるのは、どうやらこの建物のようです。
市場の中をのぞいてみると、セリの準備で紅ズワイガニを並べている最中でした。
ココから先は関係者以外立入禁止!
早速、見学デッキがある2Fへ行ってみたいと思います。
「見学者は2階専用通路へ」と書かれた案内を見つけたので、 ココの階段をあがります。
階段をあがって扉の中に入ると、2階は1階を見下ろせる通路になっています。
紅ズワイガニを一杯ずつ、床に丁寧に並べていきます。
裏返しに並べていくのは、甲羅の中から水分が抜けて鮮度が落ちるのを防ぐ為だそうです。
新湊漁港の昼セリを見学するには注意事項があります。
セリ人と仲買人の取引の邪魔にならないよう注意事項を守って昼セリを見学しましょう。
ほぼカニを並べ終えました。
鮮やかな紅色をしたカニが床一面にひろがります。
いよいよ、昼セリ開始です!
端から順にセリにかけられます。
市場北側で紅ズワイガニのセリが始まった頃、 市場南側でも、様々な魚介類がセリにかけられています。
えんじ色の帽子をかぶった3人がセリ進行役。
黒の帽子に名札を付けているのが買い手です。
2F見学デッキの様子はこんな感じ。
観光バスが発着して、たくさんの観光客がセリを見学しています。
1ブロックごとにセリが行われます。
セリ人も買い手も真剣です。
1ブロック40杯をまとめて落札。
競り落とされたカニを、カゴに入れて運びます。
あっという間に昼セリが終了。
床一面にひろがった紅ズワイガニが全て落札されました。
市場南側に目を移すと、魚のセリが終了し、バイ貝のセリが始まっていました。
新湊漁港の向かいには、直売店や食堂があります。
こちらでは、新鮮なズワイガニや紅ズワイガニが購入できます。
新湊漁港「昼セリ」の豆知識
新湊漁港では、早朝と昼の1日2回、 通常の魚市場で行われる早朝のセリの他、「昼セリ」が行われます。
地元では「七時(などき)のセリ」と呼ばれる「昼セリ」は、午後13時から行われます。
港から漁場が近く、浜前漁場と言われる新湊漁港周辺は、 新鮮で様々な種類の魚介類がセリにかけられます。
昼セリを開催する新湊漁港は、 ズワイガニに比べ鮮度低下が早い紅ズワイガニを、 本当に新鮮な状態で出荷できる、最高の環境と言えます。
見学は無料です。
- ▼新湊漁港へのアクセス
- 住所:富山県射水市八幡町1-1100
- TEL:0766-84-1233(新湊きっときと市場)
- 昼セリ開始時間:13:00~
- 定休日:日・水曜日
- 駐車場:あり
昼セリの後は「新湊きっときと市場」がおすすめ
新湊漁港で競り落とされた魚介類は、 隣接する「新湊きっときと市場」で購入することができます。
新湊きっときと市場では、新湊の新鮮な魚介類をはじめ、お土産、グルメも取り揃えます。
ズワイガニよりも安価で流通する紅ズワイガニ。 小柄の紅ズワイガニが3杯1,000円で販売されています。
サイズ、身の詰まり具合などから、特に上質な紅ズワイガニには、 新湊ブランドの「赤タグ」が付きます。
- ▼新湊きっときと市場へのアクセス
- 住所:富山県射水市海王町1
- TEL:0766-84-1233
- 営業時間:9:00~17:00
- 定休日:年中無休
- 駐車場:470台(大型20台)