北京おすすめ観光スポット!確実におさえたいド定番だけに厳選
2020/08/06
中国4000年の歴史の中で数々の王朝の都として栄えてきた北京。
北京には、万里の長城や天安門広場などの中国を象徴するような建造物の他、いくつもの世界遺産があり、毎年たくさんの外国人観光客が訪れます。
北京動物園のパンダ、中国雑技が見れる劇場など、とにかく見どころがたくさんあるので、限られた時間で北京市内を観光するには、北京観光を満喫したと言えるド定番スポットを確実におさえたうえで効率的にまわりたいですよね!ということで、北京市内のおすすめ観光スポットを厳選しました。
万里の長城
中国で一番有名なユネスコ世界遺産の代表格「万里の長城」。
万里の長城は、総延長2万キロを超える世界最長の建造物で、万里の長城を観光したくて北京を旅行するひとも多いと思います。
この長い長い万里の長城の中でも、城壁の保存状態が良く観光客に人気の「八達嶺長城」は、北京市内から電車やバスで1時間ちょっとの距離にあるので、日帰りでの観光も可能です。
八達嶺長城の入口にあたる「居庸外鎮」から北側にのびる女坂ルート、南側にのびる男坂ルートの2つのルートがありますが、始めてなら北側の女坂ルートがオススメ!
女坂ルートは比較的緩やかだったり、写真を撮る時に順光になります。ちなみに多くのガイドブックでも女坂ルートがモデルコースになっています。
北京市内を発着する現地ツアーの利用が便利ですが、バスや電車を利用して自力で行く人はコチラも参考にしてみてください。
→北京から万里の長城(八達嶺)!バス・電車の行き帰りを徹底解説
故宮博物院(紫禁城)
明・清時代の約500年にわたって歴代皇帝が居城とした「紫禁城(現:故宮博物院)」。
紫禁城は、明朝3代皇帝「永楽帝」が南京から北京に遷都したときに建造されたもので、72万平方メートル(東京ドーム15個分)という広大なスケールに圧倒されます。
辛亥革命によって清王朝が滅んで中華民国が成立した後、紫禁城は「故宮(昔の宮殿)」となり、1925年には、博物館(故宮博物院)として一般公開され、1987年には、ユネスコ世界遺産に指定されています。
故宮博物院の見学者は1日8万人まで。
当日行ってもチケットが完売していることが多いのでネットでの事前購入やツアーを申し込むなどして事前に手配しておくのがオススメ!検問所が設置されていて、パスポートの提示が必要なのでしっかり確認して出かけましょう。
世界最大の木造建築群と言われるだけあって、とにかく広い!
故宮博物院には、中国王朝に伝わる数多くの文化財が収蔵されており、広い敷地内の建物を見ているとあっという間に一日が過ぎてしまいます。
天安門・天安門広場
かつての紫禁城の正門「天安門」。
正面中央に飾られた毛沢東の肖像画が印象的で、メディアなどでもよく目にする有名な外観です。
1949年に毛沢東が中華人民共和国の成立を宣言した場所としても知られ、中国を象徴するシンボルとも言えます。
天安門の入口を入ると、「故宮博物院(紫禁城)」へと続きます。
天安門の目の前には「天安門広場」が広がります。 「天安門広場」は、天安門と北京内城の正門「正陽門(前門)」の間に立地する広大な広場で、「人民英雄記念碑」や「国旗掲揚台」、毛沢東の棺を安置する「毛主席記念堂」、日本の国会議事堂にあたる「人民大会堂」、古代から現代までの重要な文物が展示されている「中国国家博物館」などの巨大な建物など見学しておきたいスポットがたくさんあります。
景山公園
景山公園の展望台からのぞむ故宮博物院(紫禁城)。展望台からは、故宮の全景、北京の街並みが一望できます。
統一されたオレンジ色の瓦屋根が並ぶ光景が絶景!改めて故宮のスケールの大きさを実感できます。
景山公園は、故宮の北門にあたる神武門のすぐ北側に立地するので、故宮観光の流れのまま景山公園を観光することができます。
景山は、紫禁城を取り囲む堀を掘削する際に出た残土を積み上げた人工の山で、頂上に立てられた建物(万春亭)が展望台になっています。高さは約45mで石段を歩いて登る事になります。
展望台からは北京市内を360度一望することができるので、故宮以外にも北京の様々なランドマークが見渡せます。
前門大街
前門大街は、紫禁城の南門である正陽門(通称「前門」)から大柵欄・鮮魚口にかけてお店が立ち並ぶ繁華街。
元々、明清時代から続く紫禁城正陽門の門前街で、北京オリンピックにむけた再開発によってレトロさを残しつつ新しくきれいになった街並みが広がります。
前門大街の入口にある牌楼のあたりからは、過去に運行されていた路面電車が再現されていてテーマパークのような活気があり「北京の浅草」とも言われています。
前門大街には、中国政府機関が認定した老舗店の称号「中華老字号」をもつ全聚徳、都一処などのレストランや、外国人観光客に向けたスターバックスコーヒー、ユニクロ、ZARA、H&Mなどのお店も並びます。
前門大街から見える大きな門は、正陽門(前門)の南側にある正陽門前楼。高さ38mの巨大な門と、その後ろにあるさらに巨大な42mの正陽門(前門)も必見です。
王府井大街
巨大な百貨店やショッピングモール、飲食店が立ち並ぶ北京最大の繁華街「王府井大街」。南北約1600メートルにわたる繁華街で、メインストリートは歩行者天国になっています。
王府井では、中国政府機関が認定した老舗店の称号「中華老字号」をもつ全聚徳、東来順、狗不理といった北京グルメも堪能できます。
王府井は元の時代から商業エリアとして栄え始め、清王朝時代には皇族や貴族の邸宅が多くあったそうです。
王府(皇族の屋敷)の井戸があったというのが「王府井」の名前の由来で、実際にかつて井戸があったとされる場所には、王府井の歴史や由来が刻まれたマンホール型の記念碑が設置されています。
北京動物園・大熊猫館
中国と言えばパンダ!ということで、北京旅行の定番スポットにもなっている「北京動物園」。北京動物園は、中国で一番歴史が古い動物園で、中国で最も動物の種類が多い動物園です。
パンダが飼育・公開されているのは「大熊猫館」。大熊猫館に入場するには入場券とは別料金が必要です。
北京動物園と大熊猫館の入園料が含まれたセットの入園券は、別々に買うよりも若干安めに設定されています。
パンダは暑さに弱いので、夏の暑い日は室内の亜運熊猫館でしか見学できないことが多いみたいです。
北京動物園の開園は朝7時半から、大熊猫館の開園はその30分後の8時からと、かなり朝早くからやってます。パンダは午後には寝てしまうので、午前中の訪問がオススメです。
中国雑技・朝陽劇場
北京トップレベルの中国雑技を観賞できる劇場「朝陽劇場」。雑技は伝統的な中国版のサーカスで、北京市内では国内トップクラスの雑技を見ることができます。
同じ人間とは思えない人間技を超えたアクロバティックな技、手に汗握るパフォーマンスに会場は盛り上がり。やはり生で見る迫力は別格で、目の前で披露される凄技の連続に大満足!北京に行ったら必ず立ち寄りたいスポットです。
朝陽劇場は地下鉄「呼家楼駅」から徒歩1分とアクセスも抜群に良いので、是非、観光プランに組み込んで本場の雑技を見ていただきたいです。
天壇公園
天壇公園は、明・清代の歴代皇帝が天の声を聞き、五穀豊穣・天下泰平の祈りを捧げた祈願所で、ユネスコ世界遺産にも登録されています。
皇帝が豊作の祈りを捧げた祭壇がある「祈年殿」は、天壇を象徴する建物。天を意味する藍色の瑠璃瓦が敷かれた3層からなる円形の独自なフォルムが印象的で園内で最も古い建物だと言われています。
祭祀の道具を運んだ廊下「七十二長廊」は、その名の通り長さが七十二間あるというのが名前の由来。
現在は、市民の憩いの場となっており、地元の人々が集まって雑談をしたりゲームをしたりしてそれぞれの時間を過ごします。
「皇穹宇」は、先帝の位牌を安置した建物で、天に属するとされていました。
大理石でできた巨大な祭壇「圜丘壇」。
天壇公園の聖地とされ、毎年、冬至の日に皇帝が天に向かって天下泰平を祈願した場所だと言われています。
中央の丸い石板「天心石」の上に立って声を出すと周囲にこだまして天の声に聞こえるそうで、天に通じる大地の中心とされていたそうです。
かつては皇帝のみが立つことを許されていましたが、現在は公園として一般公開されているので、天と通じてみてはいかがでしょうか?
北京オリンピック公園
2008年、首都北京で開催された北京オピンピックのメイン会場は、現在、「北京オリンピック公園」として多くの観光客で賑わう観光スポットになっています。
北京オリンピック開会式が行われた「北京国家スタジアム」は、通称:鳥の巣の名で親しまれました。夜の闇に赤く燃え上がるようなライトアップは必見です。
「北京国家スタジアム」の隣に立地する「北京国家水泳センター(通称:水立方)」も外せません。
我々日本人にとって北京オリンピックで一番印象に残っているのは、アテネ五輪の「超~気持ちいい!」に続いて北京五輪でも2大会連続、さらに世界新記録での金メダルを勝ち取った水泳北島康介元選手のインタビュー時の名言「何も言えねえ」だと思います。
日本中に感動を与えてくれた名言「何も言えねえ」が生まれた舞台がここ「北京国家水泳センター」です。
そして北京オリンピックを象徴するシンボルとなった「北京オリンピックタワー」のイルミネーションも素敵です。北京オリンピック公園の観光は絶対に夜がオススメです。