成田線「快速」の停車駅！成田エクスプレスとの違いと所要時間も解説

2025/12/14

横須賀・総武線快速と成田方面を結ぶ成田線「快速」。その利用にあたって知っておくべきは、「正確な停車駅」と「成田エクスプレスとの違い」ではないだろうか。

本記事では、成田線「快速」の最新停車駅一覧に加え、成田エクスプレスとの所要時間の違いや使い分けのポイントについても解説する。

これから成田・成田空港方面へ向かう方から、日常の通勤・通学まで、移動手段選びの参考にしてほしい。まずは成田線「快速」の基本からチェックしていこう。

成田線「快速」の停車駅と路線図（千葉～成田空港）

成田線「快速」の路線図（2025年3月改正時点）

まずは、路線図で停車駅のイメージを確認してほしい。
結論から言えば、「快速」という名称がついているが、成田線快速は千葉駅の隣にある「東千葉駅」を通過し、それ以外のすべての駅に停車する。

成田線「快速」の停車駅（2025年3月改正時点）

表の通り、千葉駅から成田空港駅までの区間における停車駅は以下の通り。
東千葉駅（千葉駅の次）のみ通過して、都賀駅から終点の成田空港駅までは各駅に停車していく。

※更新日：2025年12月

成田線「快速」の正体と全体像

成田線「快速」は、ほぼ各駅停車なのになぜ快速なのか？その理由は、この列車が東京方面から直通してくる点にある。

「快速」という種別名は、主に東京方面から千葉駅までの区間における「快速運転」を指していると理解すればよいだろう。千葉駅以東の成田線内においては、実質的に「各駅停車」とほぼ変わらない利便性がある。

唯一にして最大の注意点は「東千葉駅」には停まらないという点だ。もし東千葉駅へ向かう場合は、千葉駅で後続の「各駅停車（総武本線または成田線）」への乗り換えが必要となるため、十分に注意してほしい。

特急「成田エクスプレス（N'EX）」との違い

成田空港や成田方面へ向かう際、多くの人が比較検討するのが、特急「成田エクスプレス（N'EX）」だろう。同じルートを走るこの2つの列車だが、使い分けのポイントは非常にシンプルだ。決定的な違いは、「通過する駅の多さ」と「予算と時間のバランス」にある。

目的地による判断

まず、「停車駅」の観点から見てみよう。
成田エクスプレスは、原則として東京・千葉を出ると、空港第2ビルまでノンストップで運転する（※一部、朝夕のラッシュ時などに四街道・佐倉・成田へ停車する列車もあるが、日中は通過する）。つまり、都賀～成田区間の駅を利用する場合は成田線快速や各駅停車を利用することになる。

成田空港へ行く場合の判断（時間vsコスト）

次に、両方とも停車する「東京～成田空港」間での移動を比較してみよう。最大の判断基準は、「約30分の短縮に、特急料金を払う価値があるか」という点だ。

成田エクスプレスを利用すれば、東京駅から成田空港まで約1時間で到着し、全席指定のリクライニングシートで快適に過ごせる。しかし、その分コストは乗車券に加え、特急料金（チケットレス割引等を使っても1,000円～1,500円程度）が上乗せされる。

一方、成田線快速は時間はかかるが、乗車券（運賃）のみで移動できるため、コストパフォーマンスは圧倒的。

「荷物が多くて確実に座りたい」「急いでいる」なら成田エクスプレス。「時間はかかってもいいから安く済ませたい」「途中駅を利用する」なら成田線快速。自分の目的と予算に合わせて選ぶのが正解だ。

※2025年12月現在

成田線快速でグリーン車という選択肢

東京～成田空港間を約1時間30分かけて走る成田線快速。通勤電車と同じロングシートで過ごすには、少々長いと感じる方もいるだろう。そこでおすすめしたいのが、4号車・5号車に連結されている「2階建てグリーン車」だ。

別途「グリーン券」が必要になるが、成田エクスプレスを利用するよりもトータルの費用は安く抑えられる。リクライニングシートやテーブルも完備されているため、移動中にPC作業や食事をしたい人にとっては、比較的コストパフォーマンスの良い選択肢となる。

ただし、全席自由席であることや、料金体系（Suicaグリーン料金がお得）などいくつかの特徴がある。 グリーン車の詳しい買い方や乗り方、充電コンセントについては、以下の別記事で徹底解説している。 長時間の移動を少しでも快適にしたい方は、ぜひあわせてチェックしてほしい。

関連記事：成田線快速グリーン車の買い方・乗り方！料金や充電コンセントも紹介

成田線「快速」まとめ

本記事では、成田線「快速」の停車駅と、成田エクスプレスとの違いについて解説してきた。最後に、この記事の要点を整理しておこう。

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