南武線「快速」の停車駅をチェック!快速運転は昼間と平日夜だけ?
2023/03/18
神奈川県の川崎駅と東京都の立川駅をつなぐ「JR南武線」。2015年以降は南武線の全区間で快速運転するようになった。
南武線「快速」の停車駅は?
快速運転は昼間と平日夜だけ?
快速に乗るとどのくらい所要時間が短縮できる?
など南武線快速には疑問がいっぱい!!
という事で、南武線「快速」の停車駅をはじめとしたいろいろな疑問を確認していきたいと思う。
南武線「快速」の停車駅
南武線の路線図
JR南武線は、起点の川崎駅(神奈川県川崎市)から武蔵小杉駅、武蔵溝ノ口駅、登戸駅、府中本町駅等を経由して立川駅(東京都立川市)に至る路線。
渋谷や新宿などの東京都心ターミナル駅から放射線状に広がる各路線を結ぶ役割も持っている。
上り(立川~川崎方面)列車は、ほとんどの列車が終点の川崎行なのに対して、下り(川崎~立川方面)列車は、途中駅の登戸行や稲城長沼行などの設定があるので、川崎駅から離れるほど列車の運行本数が少なくなるといえる。
南武線「快速」の停車駅は?
2011年に川崎~登戸間で快速運転開始。
その後、2014年のダイヤ改正で川崎~稲城長沼まで延長し、翌年2015年のダイヤ改正以降は川崎~立川までの全区間で快速運転している。
- ▼川崎→立川(下り)
- 川崎→鹿島田→武蔵小杉→武蔵中原→武蔵新城→武蔵溝ノ口→登戸→稲田堤→稲城長沼→府中本町→分倍河原→立川
- ▼立川→川崎(上り)
- 立川→分倍河原→府中本町→稲城長沼→稲田堤→登戸→武蔵溝ノ口→武蔵新城→武蔵中原→武蔵小杉→鹿島田→川崎
※2023年03月現在
各駅停車 | 快速 | |
川崎 | ○ | ○ |
尻手 | ○ | -- |
矢向 | ○ | -- |
鹿島田 | ○ | ○ |
平間 | ○ | -- |
向河原 | ○ | -- |
武蔵小杉 | ○ | ○ |
武蔵中原 | ○ | ○ |
武蔵新城 | ○ | ○ |
武蔵溝ノ口 | ○ | ○ |
津田山 | ○ | -- |
久地 | ○ | -- |
宿河原 | ○ | -- |
登戸 | ○ | ○ |
中野島 | ○ | -- |
稲田堤 | ○ | ○ |
矢野口 | ○ | -- |
稲城長沼 | ○ | ○ |
南多摩 | ○ | -- |
府中本町 | ○ | ○ |
分倍河原 | ○ | ○ |
西府 | ○ | -- |
谷保 | ○ | -- |
矢川 | ○ | -- |
西国立 | ○ | -- |
立川 | ○ | ○ |
※2023年03月現在
南武線快速は、他線との乗換駅を中心に停車する設定になっている。
ちなみに南武支線では快速運転の設定はない。
快速運転は昼間と平日夜だけ
南武線快速は、平日は昼間と夜、土曜休日は昼間のみの運転で、平日は30分間隔、土曜休日は20分間隔で快速列車が運行されています。
2022年3月のダイヤ改正では土休日の快速を運転する時間帯が拡大されて利便性が向上している。
- ▼平日:登戸駅下り(立川方面)
- 10時から16時台:12本
- 18時から19時台:4本
- ▼土曜・休日:登戸駅下り(立川方面)
- 9時から15時台:20本
- ▼平日:登戸駅上り(川崎方面)
- 10時から16時台:12本
- 18時から19時台:4本
- ▼土曜・休日:登戸駅上り(川崎方面)
- 10時から16時台:20本
※2023年03月現在
平日夜は事実上の通勤快速
平日夜に設定された快速は、事実上の通勤快速とも言える設定で行先や発駅が異なる。
下り列車は全て川崎→稲城長沼行で、終点となる稲城長沼では、各駅停車の立川行きと接続しする。上り列車は全て登戸発の川崎行となる。
昼間の快速と途中の停車駅が同じということもあり、通勤快速ではなく快速として運行しているのだと思う。
曜日や時間帯ごとに快速の待ち合わせ駅が異なる
南武線の駅で各駅停車と待ち合わせが出来る駅は、下りは武蔵中原、武蔵溝ノ口、稲城長沼、上りは稲城長沼、登戸、武蔵中原と、上下線で待ち合わせ駅が異なる。
平日の昼間と夜、休日でも各駅停車と待ち合わせをする駅が異なるので注意が必要だ。
快速に乗るとどのくらい所要時間が短縮できるか?
そもそも快速に乗るのと各駅停車に乗るのでは、どのくらい所要時間が違うの?とか、次に発着する快速を待った方が良いの?とか、疑問に思うことがあると思う。
平日のダイヤから各時間帯の平均所要時間を算出したので、参考にしていただけたらと思う。
- ▼平日:昼上り(立川→川崎)
- 快速:平均41分
- 各停:平均55分
- ※登戸で1本前の各駅停車を追い越す
- ▼平日:夜上り(登戸→川崎)
- 快速:平均29分
- 各停:平均21分
- ※武蔵中原で1本前の各駅停車を追い越す
- ▼平日:昼下り(川崎→立川)
- 快速:平均42分
- 各停:平均57分
- ※稲城長沼で1本前の各駅停車を追い越す
- ▼平日:夜下り(川崎→稲城長沼)
- 快速:平均30分
- 各停:平均42分
- ※武蔵溝ノ口で1本前の各駅停車を追い越す
- ※稲城長沼で2本前の各駅停車に追い付く
※2023年03月現在
川崎~立川の南武線全区間で快速に乗車した場合、各駅停車に乗車した場合よりも約15分ほど所要時間が短縮できる。また、各駅停車を追い越す駅よりも目的地が先の駅の場合は一本待っても良いことがわかった。
南武線「快速」まとめ
南武線「快速」について、いろいろ調査した中で特記しておくべき事を最後にまとめておきたいと思う。
- ・川崎~立川の全区間で快速運転している
- ・他線との全ての乗換駅で停車する
- ・南武支線では快速運転の設定はない
- ・平日は昼間と夜、土曜休日は昼間のみの運転
- ・平日は30分間隔、土曜休日は20分間隔で運行
- ・平日夜に設定された快速は行先や発駅が異なる
- ・上下線で待ち合わせ駅が異なる
- ・平日の昼間と夜、休日でも待ち合わせ駅が異なる
- ・川崎~立川で各駅停車よりも約15分ほど所要時間が短縮できる