横須賀線・総武線快速グリーン車の料金は?乗り方徹底解説
東京~久里浜間と、東京~千葉間を直通運転する「横須賀・総武線快速」。
横須賀線・総武線快速の普通列車にも、湘南新宿ライン(東海道線・宇都宮線・高崎線)や常磐線のような2階建ての車両「グリーン車」が連結されています。
今回、横須賀線・総武線快速のグリーン車に乗って来たので、乗車レポートしたいと思います。
横須賀線・総武線快速グリーン車の料金一覧
横須賀線・総武線快速のグリーン車(普通列車に連結する自由席)の料金は、乗車券+570円から利用できます。
料金は「乗車距離」、「平日・休日」、「事前料金・車内料金」などの条件によって大きく変わるので、 横須賀線・総武線快速グリーン車の料金一覧表を作る事にしました。
※2022年春にグリーン料金の一部改定が発表されています。
▼横須賀線・総武線快速グリーン車の料金一覧表
(2014年4月1日からの発売価格)
事前料金 | 車内料金 | |||
営業キロ | 平日 | ホリデー | 平日 | ホリデー |
50km まで |
770円 | 570円 | 1,030円 | 830円 |
51km 以上 |
980円 | 780円 | 1,240円 | 1,040円 |
▼「乗車距離」で料金が異なる
横須賀線・総武線快速グリーン車は、乗車駅から目的地までの距離で料金が異なります。
具体的には乗車距離50キロを境に、グリーン車の料金は、210円ほど割り増しになります。
乗車キロ(乗車区間の距離)が50キロを超えると料金が割り増しになるということなので、横須賀線・総武線快速の主な駅から料金が変わる駅一覧表を作ることにしました。
▼横須賀線・総武線快速の営業距離一覧表
乗車駅 | 50キロ未満 境目の駅 |
営業キロ | 50キロ超え | 営業キロ |
久里浜 | 横浜 | 41.6km | 新川崎 | 53.8km |
横須賀 | 武蔵小杉 | 48.5km | 西大井 | 54.9km |
逗子 | 品川 | 48.1km | 新橋 | 53.0km |
大船 | 馬喰町 | 48.8km | 錦糸町 | 51.3km |
横浜 | 市川 | 44.2km | 船橋 | 52.0km |
品川 | 千葉 | 46.0km | - | -km |
東京 | 四街道 | 46.9km | 佐倉 | 55.3km |
東京 | 鎌取 | 48.0km | 誉田 | 51.8km |
東京 | 八幡宿 | 48.6km | 五井 | 52.3km |
▼「平日・休日」で料金が異なる
横須賀線・総武線快速グリーン車は「平日・休日」で料金が異なります。
JR東日本でいう「休日」とは、土日祝と年末年始(12/29~1/3)の事で、乗車日が「休日料金」なら「平日料金」と比較すると200円ほど安くなります。
さらに、平日に比べて休日の利用はグリーン席自体が空いている為、ゆったりできてオススメです。
▼「事前料金・車内料金」で料金が異なる
横須賀線・総武線快速グリーン券には「事前料金」と「車内料金」があります。
みどりの窓口や自動券売機、ホーム券売機で購入する場合を「事前料金」、電車に乗車した後に、車内で購入する場合を「車内料金」といい、グリーン券を乗車した後に車内で購入する「車内料金」の場合は料金が260円上乗せになります。
少しでも安くグリーン車に乗車したい場合は、前もって「みどりの窓口」か横須賀線・総武線快速グリーン車が発着するホームの「自動券売機」でグリーン券をあらかじめ購入しておく事をおすすめします。
横須賀線・総武線快速グリーン車(グリーン券)の買い方
横須賀線・総武線快速の普通・快速列車(自由席)のグリーン券には、SuicaなどのICカードにグリーン券情報を記録する「Suicaグリーン券」と、切符に印字された「磁気グリーン券」の2種類があります。
ホーム券売機でも販売していますが、ホーム券売機では、現金やクレジットカードが使用できないなど、機械によって使い勝手が違うので、初めて利用する場合は、みどりの窓口等であらかじめ購入しておくのが安心です。
横須賀線・総武線快速グリーン車は何両目?どんな車両?
横須賀線・総武線快速の快速・通勤快速には、すべての車両にグリーン車が連結されています。そのほとんどが、通称「スカ色」と呼ばれる青/クリーム色の帯が巻かれたE217系(15両編成)で運転されています。
基本は4,5号車に、2階建てのグリーン車両が連結されています。ちなみに、横須賀・久里浜方面が1号車です。
E217系グリーン車も、E531系の車両と同様に中央部が2階建てになっていて、アッパーデッキ(階上席)・ロアーデッキ(階下席)と、両端の平屋部分のノーマルデッキ(平屋席)の座席があります。
横須賀線・総武線快速グリーン車(グリーン席)の乗り方
普通・快速列車(自由席)は、空いている座席であれば、どこに座ってもOKな反面、座席が満席でも、乗車するだけでグリーン料金が必要です。
座席に座ったら「Suicaグリーン券」を座席上部にある読み取り部にタッチするか、乗務員(グリーンアテンダント)さんの車内改札で「磁気グリーン券」を確認してもらいます。
「Suicaグリーン券」タッチならランプが赤から緑に変わるので、車内改札はスルーされます。「磁気グリーン券」の場合は、座席上部にある読み取り部にタッチしても何も起こらないので、車内改札後に、座席上部のランプが赤から緑に変わります。
席を移動する場合は、「Suicaグリーン券」なら移動先の席で再タッチ。「磁気グリーン券」なら乗務員さんに直接伝えれば対応してもらえます。
横須賀線・総武線快速グリーン車のその他の豆知識
▼横須賀線・総武線快速グリーン車の回数券・定期券の併用
以前あったグリーン回数券は、全て廃止されているので、現在は、普通列車グリーン車関連の回数券はありません。
その代わりに、事前料金やグリーン定期券等で料金を値下げしているそうです。
▼横須賀線・総武線快速グリーン車で定期券・18切符を併用
横須賀線・総武線快速のグリーン車は普通列車なので、「定期券」や「青春18きっぷ」を乗車券として併用する事が可能です。「定期券」や「青春18きっぷ」にグリーン券をプラスすれば、グリーン車に乗車することができます。