休日おでかけパスで宇都宮!範囲外に乗り越しできる?グリーン車は?
2023/01/16
東京近郊の休日のおでかけに便利なJR東日本のおトクなきっぷ「休日おでかけパス」。休日おでかけパスは、JR普通列車(快速含む)のフリーエリア内、りんかい線全線、東京モノレール線全線が乗り降り自由になるおトクなきっぷだ。
今回は「休日おでかけパス」範囲外である「宇都宮」まで行きたい場合に乗り越し清算が可能か?どのくらいおトクになるのか?また、グリーン車には乗れるのか?などについて調査してみた。
休日おでかけパス範囲外の乗り越し清算
休日おでかけパスには「フリーエリア」というのがあり「宇都宮」はフリーエリア範囲外となる。
JR宇都宮線上のフリーエリア範囲最北は「自治医大」となるので、東京方面から「休日おでかけパス」を利用して「宇都宮」に行く場合、自治医大までの運賃は休日おでかけパス、自治医大から宇都宮までの運賃は乗り越し清算を行う。実際に宇都宮駅の自動精算機で清算することはできなかったが、改札横の窓口で駅員さんに自治医大から宇都宮までの運賃330円を清算してもらった。
休日おでかけパスはどのくらいおトク?
問題は「休日おでかけパス」を利用して宇都宮に行った場合に、通常運賃と比べてどのくらいおトクになるかが気になるところだろう。ということで、「休日おでかけパス+清算」で宇都宮に行った場合にどのくらい運賃がおトクになるのか比較してみたいと思う。
休日おでかけパスは「当日に限り有効」というルールがあるので、「休日おでかけパス」+「自治医大から宇都宮の運賃」の合計を上回る距離を往復で利用するか片道で利用するかということになる。
当日中に往復で利用するなら「休日おでかけパス(大人):2,720円」+「自治医大から宇都宮の運賃×往復:660円」=3,380円となるので、その半分である1,690円以上の区間を往復すればおトクと言える。ちなみに宇都宮まで1,690円の区間と言えば、宇都宮線上なら「赤羽→宇都宮:1,690円」、京浜東北線でも「川口→宇都宮:1,690円」となるので、東京都区内から往復するなら元が取れる計算になる。
片道で利用するなら「休日おでかけパス(大人):2,720円」+「自治医大から宇都宮の運賃:330円」=3,050円となるので、かなり遠方から乗車しなければ元を取ることができないが、それでも「成田空港→宇都宮:3,080円」、「大月→宇都宮:3,080円」、「久里浜→宇都宮:3,080円」、「小田原→宇都宮:3,410円」、「君津→宇都宮:3,410円」など、おトクになる区間が存在した。
- 川口→宇都宮:1,690円(往復0円おトク)
- 赤羽→宇都宮:1,690円(往復0円おトク)
- 東京→宇都宮:1,980円(往復580円おトク)
- 新宿→宇都宮:1,980円(往復580円おトク)
- 土浦→宇都宮:1,980円(往復580円おトク)
- 横浜→宇都宮:2,310円(往復1,240円おトク)
- 八王子→宇都宮:2,310円(往復1,240円おトク)
- 神保原→宇都宮:2,310円(往復1,240円おトク)
- 羽田空港第1ターミナル→宇都宮:2,480円(往復1,580円おトク)
- 奥多摩→宇都宮:2,640円(往復+1,900円おトク)
- 成田空港→宇都宮:3,080円(往復2,780円おトク)
- 大月→宇都宮:3,080円(往復2,780円おトク)
- 久里浜→宇都宮:3,080円(往復2,780円おトク)
- 小田原→宇都宮:3,410円(往復3,440円おトク)
- 君津→宇都宮:3,410円(往復3,440円おトク)
休日おでかけパス範囲外までグリーン車を利用
休日おでかけパスと「普通列車用グリーン券」で普通列車のグリーン車に乗車することが可能だ。
問題は、休日おでかけパスの「フリーエリア」範囲外までグリーン車を利用することができるかということになるので、新宿駅のみどりの窓口で聞いてみたところ、休日おでかけパスの範囲外に行く場合はフリーエリア最後の駅から下車駅までの運賃を別途お支払いすれば良いとのことで、あと清算でも問題ないとのことだった。
しかし、グリーン券については乗車前の事前料金と車内での販売料金が異なるので事前に購入しておくのがオススメだ。
休日おでかけパスは当日に限り乗り降り自由なので、もちろん乗車区間の「普通列車用グリーン券」を購入すれば何度でも普通列車のグリーン車に乗車することができる。
休日おでかけパスで宇都宮まとめ
今回はJR東日本のおトクなきっぷ「休日おでかけパス」を使って、フリーエリア範囲外である「宇都宮」まで行きたい!ということを前提に、乗り越し清算が可能か?どのくらいおトクになるのか?また、グリーン車には乗れるのか?などについて調査してみたが、いかがだっただろうか?乗り越し清算やグリーン車の利用も可能で、利用する区間によっては往復利用で最大3,440円おトクということなので、多くの人にとって休日おでかけパスを使わない手はないだろう。
宇都宮に限らず、首都圏で休日おでかけパスのフリーエリア内を移動する場合は一度「休日おでかけパス」を使ったらおトクにならないか?を計算してみると良いだろう。