常磐線快速・特別快速の停車駅!2色の系統を路線図で徹底解説
2022/02/18
常磐線の列車に乗車する時に「ブルーの快速」と「グリーンの快速」があるけど、どう違うの?と思ったことはないだろうか?
常磐線には「普通」「快速」「通勤快速」などの異なる列車種別のほか、「常磐快速線」「常磐緩行線」などの電車系統、さらに2色の快速列車があって何かと分かり辛い!ということで、今回は常磐線の路線図を作って「快速」「通勤快速」の停車駅を確認していきたいと思う。
常磐線(品川~取手間)の路線図と停車駅
常磐線(品川~取手間)の路線図
常磐線には複々線区間(北千住~取手)があって、各駅停車用の「緩行線」と、特急、中距離電車、快速用の「快速線」に分けられている。この複々線の「快速線」を走行するのが常磐線快速だ。
常磐線快速は上野駅や上野東京ラインを経由して品川駅へ乗り入れる。各駅停車は北千住から上野方面には行かずに地下に潜って地下鉄千代田線と相互直通運転している。
ブルーとグリーン2色の常磐線快速
常磐線快速のホームには「ブルーの快速」と「グリーンの快速」が発着する。発車案内板を見てもブルーとグリーン2色の快速があるのがわかる。
常磐線快速の「グリーンの快速」は電車特定区間(取手まで)、「ブルーの快速」は電車特定区間(取手以降)を超えて運転する中距離電車となっている。
グリーンの快速(快速電車)はE231系車両で運行している。我孫子から成田線(我孫子支線)を直通運転する列車もある。
常磐緩行線上を走行する電車(各駅停車)と区別するためにグリーンの快速は「快速電車」と呼ばれている。
ブルーの快速(中距離列車)はE531系車両で取手以降の土浦、水戸、勝田など遠くまで運転している。ブルーの快速(中距離列車)には「普通列車」と「特別快速」があること、グリーン車が連結していることも特徴だ。
この中距離列車が複々線区間では「快速線」を走行するので、「普通列車」なのに「快速電車」と停車駅が同じなのがややこしくしている。
常磐線2つの「快速」と「特別快速」の停車駅
常磐線「快速」「特別快速」停車駅
常磐線では取手までの「各駅停車」「快速電車」、取手以降も運転する「普通列車」「特別快速」の4つの列車種別の他、「特急」の設定がある。今回は特急以外の4種別の停車駅をまとめてみたいと思う。
停車駅 | 各駅停車 | 快速電車 | 普通列車 | 特別快速 |
---|---|---|---|---|
品川 | -- | ○ | ○ | ○ |
新橋 | -- | ○ | ○ | ○ |
東京 | -- | ○ | ○ | ○ |
上野 | -- | ○ | ○ | ○ |
日暮里 | -- | ○ | ○ | ○ |
三河島 | -- | ○ | ○ | × |
南千住 | -- | ○ | ○ | × |
北千住 | ○ | ○ | ○ | ○ |
綾瀬 | ○ | × | × | × |
亀有 | ○ | × | × | × |
金町 | ○ | × | × | × |
松戸 | ○ | ○ | ○ | ○ |
北松戸 | ○ | × | × | × |
馬橋 | ○ | × | × | × |
新松戸 | ○ | × | × | × |
北小金 | ○ | × | × | × |
南柏 | ○ | × | × | × |
柏 | ○ | ○ | ○ | ○ |
北柏 | ○ | × | × | × |
我孫子 | ○ | ○ | ○ | × |
天王台 | ○ | ○ | ○ | × |
取手 | ○ | ○ | ○ | ○ |
藤代 | -- | -- | ○ | ○ |
龍ヶ崎市 | -- | -- | ○ | ○ |
牛久 | -- | -- | ○ | ○ |
ひたち野うしく | -- | -- | ○ | ○ |
荒川沖 | -- | -- | ○ | ○ |
土浦 | -- | -- | ○ | ○ |
※更新日:2022年2月
常磐線「快速」「特別快速」まとめ
常磐線「快速」「特別快速」について、いろいろ調査した中で特記しておくべき事を最後にまとめておきたいと思う。
- ・常磐線には複々線区間「緩行線」と「快速線」がある
- ・「快速線」を走行するのが常磐線快速
- ・ブルーとグリーン2色の快速がある
- ・グリーンの快速は電車特定区間(取手まで)
- ・ブルーの快速は電車特定区間(取手以降)を超えて運転する
- ・中距離列車には「普通列車」と「特別快速」がある
- ・普通列車なのに快速電車と停車駅が同じ