MENU
  • 街画コム
  • 成田うなぎの老舗店「菊屋」!蒲焼き・白焼きを両方味わう裏メニュー
成田うなぎの老舗店「菊屋」!蒲焼き・白焼きを両方味わう裏メニュー

成田うなぎの老舗店「菊屋」!蒲焼き・白焼きを両方味わう裏メニュー

2025/01/21

成田うなぎの老舗店「菊屋」さん。
寺紋に宮家の菊の御紋の使用を許された格式高い歴史を持つ成田山新勝寺から「菊屋」の屋号を拝領したという由緒正しいお店だ。

成田山表参道には絶大な人気を誇る「川豊(かわとよ)」さんや「駿河屋(するがや)」さんといった超有名うなぎ店があるなかで、「菊屋」さんも成田のうなぎを語る上では欠かせないお店のひとつだと言える。

今回は、そんな菊屋さんで蒲焼きと白焼きを一度に楽しめる裏メニューをいただいてきたので、定番のうな重から裏メニューの楽しみ方まで菊屋さんの魅力を詳しくご紹介したいと思う。成田でうなぎを味わいたい方は、ぜひ最後までご覧ください!

菊屋さんは、成田山表参道の中でもうなぎの名店が集うエリアに立地している。右手には「川豊」さん、左手には「近江屋」さんが軒を連ねており、つい足を止めたくなってしまううなぎ好きにはたまらないエリア。

店頭には、メニューや食品サンプルが掲示されているので、初めて訪れる方にも安心。特に、うなぎは他の飲食メニューに比べて高価なため、事前に価格を確認できるのは嬉しいポイントだと思う。

さらに、店頭にその日のうなぎの産地証明書が掲げられている。どこの産地のうなぎを使っているかが一目で分かるため、安心して食事を楽しむことができる。このような細やかな配慮が長年営業してきた老舗ならではの信頼感を感じさせる。

成田うなぎ「菊屋」メニュー

成田うなぎ「菊屋」メニュー

菊屋さんのメニューには、定番の「うな丼」や「うな重」があり、こだわりたい方には「国産うなぎ」と「輸入うなぎ」を選べる選択肢も用意されている。また、お吸い物も通常のものから、追加料金で肝吸いに変更することが可能。やはりうな重には肝吸いを合わせたい、という方も多いのではないだろうか。

成田うなぎ「菊屋」メニュー

うなぎメニューの中でも、特におすすめされているのが「国産鰻重」。このメニューが菊屋さんの看板メニューと言ってよいだろう。

成田うなぎ「菊屋」メニュー

アルコールも充実している。ビールやウイスキー、日本酒、焼酎など、うなぎに合うお酒がひと通り揃っているので、食事とともにゆっくりとお酒を楽しむことができる。

▼成田うなぎ「菊屋」の主なメニュー
・国産二段鰻丼(1.5尾):7,400円(税込)
・国産鰻重(1尾):4,950円(税込)
・国産鰻丼(半尾):3,300円(税込)

菊屋「国産鰻重(1尾)」

菊屋「国産鰻重(1尾)」

まずは、菊屋さんの定番メニュー「国産鰻重(1尾)」を紹介。お重の蓋には「大安好日」と書かれた文字が刻まれており、成田山参道沿いという場所柄もあって、どこか縁起の良さを感じさせてくれる。

菊屋「国産鰻重(1尾)」

いよいよお重の蓋をオープン。
ふっくらとしたうなぎの身が特徴的で、一目見ただけでクオリティの高さが伝わってくる。

菊屋「国産鰻重(1尾)」

菊屋さんのうなぎは、一般的なうなぎ屋さんとはひと味違う調理法が特徴。通常の蒲焼きは串打ちをして焼き上げるが、菊屋さんでは串打ちをせずに焼くのだそう。そのため、うなぎの身に串の穴が開いておらず、見た目がきれいで整っている印象を受ける。

菊屋「国産鰻重(1尾)」

箸を入れると、身の厚みが感じられ、ふっくらと柔らかい食感が手に伝わる。ひと口頬張ると、うなぎ本来の旨味が口いっぱいに広がる。タレは醤油の主張が強すぎず、ほのかな甘さと絶妙な焼き加減が相まって、とても上品な味わいだ。

菊屋「国産鰻重(1尾)」

うなぎの身をひっくり返してみると、関東の伝統である背開きで調理されていることが分かる。こちらは確認するまでもなく関東風だった。

菊屋「肝吸い」

追加料金で肝吸いをセットにすることも可能。うな重に肝吸いを合わせると、一層贅沢な気分に浸ることができる。肝吸いの優しい味わいは、うなぎの旨味を引き立てるほか、箸休めとしての役割を果たしてくれる。

菊屋「国産鰻重(1尾)」

菊屋さんのうなぎは、串打ちをしないという調理法ということもあって、一般的な蒲焼きとはどこか違う味わいが感じられる。外側は香ばしく焼き上げられているため、うなぎの脂が中にしっかりと閉じ込められており、食感と風味のコントラストが楽しめる。日本料理屋さんということで、うなぎ職人さんの技とは異なる仕事が感じられるうな重だ。

菊屋さんの「国産鰻重(1尾)」は、ふっくらと柔らかな鰻と甘めのタレ、そして串打ちをしない独自の調理法が融合した、特別感のある一品。参拝後に贅沢なうな重をしっかりと楽しむことができた。

菊屋「天丼」

菊屋「天丼」

成田を訪れる際、もし一緒に行く人が「うなぎが苦手」という場合でも安心してほしい。菊屋さんでは、うなぎ以外のメニューも美味しくいただける。その中でも「天丼」は、絶対に覚えておきたい一品だ。

3月の訪問の際には、春の旬であるフキノトウの天ぷらが天丼に入っていた。季節ごとに変わる旬の食材が楽しめるのも、日本料理屋さんならではの心遣いを感じさせられる。

菊屋「天丼」

からっとサクサクに仕上がった天ぷらは、まさに日本料理屋さんの仕事。実際にいただいてみて感じたのは、天丼が決して「脇役」ではないということ。

うなぎが主役のイメージが強い菊屋さんだが、この天丼も堂々とメインを張れる一品。うなぎ以外の選択肢を探している方にも、ぜひこの「天丼」をおすすめしたい。

菊屋「源平重(裏メニュー)」

菊屋「瓶ビール」

今回の訪問でぜひご紹介したいのが、メニューには載っていない裏メニュー「源平重」。まずは、食事の前に瓶ビールで乾杯。

菊屋「源平重(裏メニュー)」

最初に「肝焼き」が運ばれてきた。
キラキラと照りが美しい肝焼きは、うなぎのタレがしっかり絡み、香ばしい香りが漂う。一口食べると、濃厚な旨味とほろ苦さが広がり、ビールとの相性が抜群。これだけで幸せな気分になれる一品だ。

菊屋「源平重(裏メニュー)」

そうこうしている間に、今回の主役「鰻重」が運ばれてきた。ただし、今回のはただの鰻重ではない。実はメニューには載っていない裏メニュー「源平重」だ。

菊屋「源平重(裏メニュー)」

菊屋さんでは、蒲焼きと白焼きが両方味わえる「源平焼き」というメニューがあるので、これを鰻重でいただけないか?と確認したところ、快諾いただいたのが、この「源平重」。お重には蒲焼きと白焼きの両方がのっており、白焼き用の特製タレとわさびが付いてくる。

菊屋「源平重(裏メニュー)」

お重の蓋を開けて「源平重」とご対面。
手前のタレで味付けされた蒲焼きが源氏の赤、奥に控える白焼きが平家の白と言うことで、見た目のコントラストも美しい。なかなか他では見ることができない特別感のあるビジュアルだ。

菊屋「源平重(白焼き)」

まずは、白焼きからいただいてみる。
白焼きは蒲焼きと違ってタレの味がのらない分、うなぎそのものの旨味をストレートに楽しめる。

白焼きにわさびを少しのせたら特製タレをつけてひと口。驚くほど上品な味わいで、うなぎ本来の香りや旨味を感じることができる。菊屋さんでいただくうなぎは上品な印象があるが、白焼きをいただくと更なる上品さを感じることができる。

菊屋「源平重(蒲焼き)」

続いて蒲焼きをいただく。
こちらは定番のタレが絡んだ安定のウマさ。香ばしく焼き上げられた蒲焼きは、柔らかくふっくらとしていて、タレの甘みとうなぎの脂の旨味が口の中で絶妙に調和する。

今回は肝焼き、白焼き、蒲焼きと3つの味を楽しんで、贅沢な時間を過ごすことができた。メニューにない「源平重」を快く用意してくださった菊屋さんの柔軟な対応に感謝です。

源平重が気になった方は、ぜひ菊屋さんに立ち寄っていただき「源平重」をリクエストしてみてほしい。特別な一品が、成田での思い出をさらに彩ってくれることだろう。

成田うなぎ「菊屋」店舗情報

成田うなぎ「菊屋」店舗情報

成田山参道の老舗店「菊屋」さんでいただいた「源平重」は、メニューにあった「源平焼き」を思い付きで鰻重で準備してもらったのがきっかけで、蒲焼きと白焼きを一度に両方楽しむことができた。串打ちをしないという調理法で蒲焼き自体が上品に仕上がっていることもまた、蒲焼きと白焼きが一つのお重の中でうまく共存できたのかも知れない。

メニューに載っていない裏メニューになるので、リクエストしてみて対応していただけたらラッキーという感じで考えていただけたらと思う。

成田うなぎ「菊屋」の店舗情報
住所:千葉県成田市仲町385
TEL:0476-22-0236
営業時間:10:00~20:00
定休日:無休
駐車場:無し

関連記事

▼関連記事一覧
印旛沼漁協直営レストラン「水産センター」!宗吾うなぎ街道の人気店印旛沼漁協直営レストラン「水産センター」!宗吾うなぎ街道の人気店
成田「駿河屋(するがや)」!成田山表参道で1,2を争う超人気うなぎ店成田「駿河屋(するがや)」!成田山表参道で1,2を争う超人気うなぎ店
お食事処さざなみで「はかりめ丼」!富津産の魚介が食べられるお店お食事処さざなみで「はかりめ丼」!富津産の魚介が食べられるお店
柴又うなぎ「川千家(かわちや)」!葛飾柴又を代表する超老舗店柴又うなぎ「川千家(かわちや)」!葛飾柴又を代表する超老舗店
常磐線快速・特別快速の停車駅!2色の系統を路線図で徹底解説常磐線快速・特別快速の停車駅!2色の系統を路線図で徹底解説
成田うなぎ「川豊(かわとよ)本店」!成田山表参道で一番賑う名店成田うなぎ「川豊(かわとよ)本店」!成田山表参道で一番賑う名店" />
初めての鋸山登山!実は鋸山山頂への登山は無料・地獄のぞきは有料初めての鋸山登山!実は鋸山山頂への登山は無料・地獄のぞきは有料" />
うな丼発祥の地「牛久沼」湖畔でうなぎ!うなぎ街道の全4店舗を紹介うな丼発祥の地「牛久沼」湖畔でうなぎ!うなぎ街道の全4店舗を紹介
銚子の「入梅いわし」!いわし丼がウマいオススメ人気店はココ銚子の「入梅いわし」!いわし丼がウマいオススメ人気店はココ
常磐線グリーン車の料金一覧表!買い方・乗り方レポート常磐線グリーン車の料金一覧表!買い方・乗り方レポート
千葉・八街産「落花生」旬の時期は?新豆の人気品種はこれ!千葉・八街産「落花生」旬の時期は?新豆の人気品種はこれ!
千葉を代表する郷土料理「太巻き寿司」千葉を代表する郷土料理「太巻き寿司」