成田「駿河屋(するがや)」!成田山表参道で1,2を争う超人気うなぎ店
2024/04/11
成田山表参道で1,2を争う超人気うなぎ専門店「駿河屋(するがや)」さん。寛政10年(1798年)に旅籠屋として創業した歴史のある老舗店だ。
駿河屋さんでうなぎを味わうには、その人気故に長い待ち時間が避けられない。そのため、観光スケジュールを立てる際には待ち時間を考慮しておくことが重要になる。今回は駿河屋さんで提供されるうな重はもちろん、実際の待ち時間についても詳しく紹介し、開店前、お昼前、お昼過ぎなど、待ち時間の変動や待ち時間の使い方についても探ってみたいと思う。
開店前には順番待ち客でいっぱい
成田駅からのびる成田山表参道を歩いて、駿河屋さんのお店の前に到着。開店5分前にはすでにお店の前は順番待ち客でいっぱい。
整理券の発券は開店30分前から。
開店時間になったら整理券の番号順に案内される仕組みとなっている。
店内にある発券機で整理券を発券したら、番号が呼ばれるまでお店の外で待つ。自分の番号が呼ばれるまでの待ち時間は自由に成田観光が可能だ。
店先では、職人さんが鰻を捌いたり、鰻を焼いているところを見ることができる。
活きたうなぎを手際よく捌いていく。ちなみにこちらは関東の背開き。職人さんがそれぞれの工程を分担しており、奥では串打ちが行われていた。
まず白焼きにしてから蒸す。蒸されたらいよいよ焼き場で本焼きを行う。焼き場では、タレにつけては焼くを繰り返す。そして焼きあがったら重箱に盛り付ける。
整理券を発券してから約25分ほどで番号が呼ばれた。これなら開店30分前に発券した人と待ち時間は変わらない。
お店の入口付近に、駿河屋さんのうなぎのタレに使用されている「下総醤油(しもうさしょうゆ)」のタペストリーがかかっている。千葉県香取市の老舗醤油メーカーが醸造する醤油だ。
駿河屋(するがや)メニュー
メニューには3種類のうな重がある。
「うな重」「特上うな重」はうなぎの量の違いで、「本日の特選うな重」は使用されているうなぎが違う。
蒲焼きや白焼きでの注文も可能。鳥重という鶏肉のメニューもあるので、うなぎが苦手な人も安心だ。
鯉や川海老などの一品料理もメニューに並ぶ。一品料理をつまみに一杯やりながら、うなぎが焼きあがるのを待つのも楽しみの一つだろう。
- ▼「駿河屋(するがや)」の主なメニュー
- ・うな重:3,960円(税込)
- ・特上うな重:5,555円(税込)
- ・本日の特選うな重:6,600円(税込)
- ・鳥重:1,815円(税込)
- ・蒲焼:3,641円(税込)
- ・白焼:3,641円(税込)
一品料理で一杯
今回は2階席のお座敷。席には箸とお手拭きがセットされている。
ビールは生と瓶があって、生ビールは「白穂乃香(しろほのか)」というサッポロビールのプレミアムビール。やや濁りがあるビールの普通じゃない感にテンションがあがる。
続いて川海老唐揚げが運ばれてくる。
成田山表参道、印旛沼うなぎ街道沿いのうなぎ屋さんでよく見かける定番メニューだ。
川海老唐揚げは、カラっと揚っていて塩味がウマい。うなぎが焼きあがるまでの待ち時間を楽しめるだけの十分な量がある。
「肝焼き」がメニューに無かったので、店員さんに肝焼きが出来ないか聞いてみた。店員さんが親切にも下に聞きに行ってくれて準備してくれた。これはまさに裏メニューの一品だ。
肝焼きにビールでうな重を待つ。なんと幸せな時間だろう。
駿河屋「特上うな重」
そしていよいよ本日のメイン「特上うな重」が到着。待ちに待った瞬間だ。
朱塗りの重箱のフタを開ける。
香ばしい焼き色を付けたうなぎがギッチギチに詰まっていて、端の方が重箱に収まりきれずに折り返している。
汁物のお椀のフタもオープン。立派な肝が入った肝吸いだ。
それではいただきます!
重箱の中にギッチギチに詰まっている感じがたまらない。特上うな重には、一尾半のうなぎが使われているのでうなぎの量も多いが、ご飯も大盛にしたことによって、ご飯の嵩が増している部分もある。
うな重に箸を入れる。
うなぎの身が柔らかくてふっくらとしている。
フワフワっとしたやわらかな身に、しっかりと脂がのっている。タレは甘くもしょっぱくもなく、うなぎの旨味を邪魔しない上品な味。このようなクオリティのうな重にはなかなか出会えない。
お米がツヤッツヤ!
鰻のタレだけでいただいてもウマい!
うな重に付くお漬物。それぞれ食感の違った素材が楽しめた。
卓上の山椒にもこだわりを感じる。
普段はあまり山椒を使用しないが、色鮮やかな緑色に惹かれてかけてみることに。
山椒の香りがすごい。味変にもなって面白い、間違いなくいい山椒なんだろう。
大盛の特上うな重をペロッと完食!群を抜いてウマかった!たまの贅沢を満喫できて大満足だった。
駿河屋「本日の特選うな重」
連れが注文した「本日の特選うな重」。本日の特選うな重には二尾半のうなぎが使われていた。
「特上うな重」と「本日の特選うな重」を並べると、特上うな重の方が大きくて迫力があるが、高級なブランドうなぎは固くなるまで大きく育てない。2つのうな重を並べるとその違いがよくわかる。違いがわかる人が食べる選ばれたうなぎだ。
早い時間帯ほど待ち時間が短い
開店前に整理券を発券したら、2~30分ほどで呼ばれたが、お昼前には1時間待ちになっていた。
さらに去年来店した際の待ち時間は、お昼過ぎの1時半頃で3時間以上。早い時間帯ほど待ち時間が短いことがわかる。
成田うなぎ「駿河屋(するがや)」店舗情報
今回は、成田山表参道で1,2を争う超人気うなぎ店「駿河屋(するがや)」さんを紹介したがいかがだっただろうか?
駿河屋さんで提供されるうな重の実食レポートはもちろん、口コミサイトにはない実際の待ち時間や時間帯ごとの待ち時間の変動、待ち時間の使い方についても詳しく紹介してみたので、成田観光での参考にしていただけたら幸いだ。
- 成田うなぎ「駿河屋(するがや)」の店舗情報
- 住所:千葉県成田市仲町359
- TEL:0476-22-1133
- 営業時間:11:00~16:00 土日祝10:00~
- 定休日:木曜
- 駐車場:なし