「青春18きっぷ」初心者の為の7つの基礎知識
「青春18きっぷ」って料金は格安でたいへんお得な切符ですが、 はじめて18きっぷを利用する方にとっては、利用方法が特殊で迷ってしまいますよね。
「青春18きっぷ」をはじめて利用する初心者の方が、 まず最初に知っておくべき基礎中の基本知識を簡単に7つの項目にまとめてみました。
こちらでまとめた7項目で基本を押さえた上で、 一旦、近距離で18きっぷに慣れてから本番で利用すると失敗がなくてよいかと思います。
JR線全国どこまでも「1日2,370円」
「青春18きっぷ」とは、普通列車を使ってJR全線が1日2,370円で乗り放題になる切符です。
時間はたっぷりあるけど、お金はないって人にぴったりの切符です。
「青春18きっぷ」の切符の値段は、1枚11,850円でご利用期間内に5回利用できます。
1人で5日乗ってもいいし、5人で一緒に1日乗ることもできます。
なので「1日2,370円」乗り放題の切符の5枚つづりと考えてほぼ間違いないですが、 18きっぷは回数券のように切り離すことが出来ないので、複数人で移動する場合は、 一緒に行動しなければなりません。
もちろん大人でもOK「青春18きっぷ」に年齢制限はない
「青春」「18」という切符のネーミングから、
「若者向けの切符じゃないの?」
「どうせ18才までしか使えないんでしょ?」
とか思って損している方はいませんか?
「青春18きっぷ」の利用に年齢制限は一切なく、 誰でも購入し利用することができます。
逆に子供用の「青春18きっぷ」はありませんのでご注意ください。 「青春18きっぷ」は子供も大人も同額です。
青春18きっぷは期間限定で販売される切符
「青春18きっぷ」は期間限定の切符なので、利用期間が限られます。 「青春18きっぷ」は年中使えるわけではないので注意が必要です。
- ■発売期間とご利用期間
- ▼夏季
- 発売期間 :2014年7月1日~8月31日
- 利用期間 :2014年7月20日~9月10日
- ▼冬季
- 発売期間 :2014年12月1日~12月31日
- 利用期間 :2014年12月10日~2015年1月10日
- ▼春季
- 発売期間:2015年2月20日~3月31日
- 利用期間:2015年3月1日~4月10日
期間内の自由な日に5回利用できるので、5回分を連続して使う必要はありません。
但し、余った分を次の利用期間に繰り越すことは出来ません。
「青春18きっぷ」は発売期間と利用期間がずれていますので、 購入しても利用期間までは使用できません。
販売期間を過ぎれば、利用期間でも購入できません。
青春18きっぷで乗れる列車は普通列車だけ
「青春18きっぷ」で乗れる列車は普通列車だけです。
ここで初心者が勘違いしがちなのが、 ここでの普通列車とは各駅停車を指すわけではない事です。
「快速列車」も普通列車扱いなので、「青春18きっぷ」で快速列車にも乗ることができます。
「ホリデー快速」や「ムーンライト」も快速列車なので、もちろん利用可能です。
快速列車で指定席があるものについては、追加で指定席券を購入すれば利用可能です。
その他、「湘南新宿ライングリーン車」など普通列車のグリーン車へも、別途グリーン券を購入すれば併用して利用できます。
青春18きっぷで乗れるのはJR線だけ
「青春18きっぷ」で乗れる列車はJR線だけです。
JR線の列車に乗っていても、 知らないうちにいつの間にか列車が他社線を走り、 車掌さんに別運賃を請求される場合があります。
例えば、名古屋から鳥羽へ向かう快速「みえ」や、 大館から盛岡へ向かう花輪線など、 第三セクターの他社線の区間を経由する路線では、 その一定の区間のみ別運賃となってしまいます。
「青春18きっぷ」は「みどりの窓口」で買える
「青春18きっぷ」はJR各社の駅の「みどりの窓口」で販売しています。
駅にある「指定券の購入できる券売機」でも購入することができます。
操作方法は駅ごとの設定によっても異なりますが、 「おトクなきっぷ」のボタンから辿っていくと「青春18きっぷ」まで辿りつけると思います。
みどりの窓口がある駅でも、窓口が混雑していることも多いので、指定席券売機を活用するとよいです。
1回でも使ってしまったら払い戻しはできない
「青春18きっぷ」の払いもどしは、利用期間内で尚且つ未使用の状態に限ります。
1回でも使ってしまったら、たとえ余っていても残りを払い戻すことはできません。
これが結構落とし穴になることもあります。 5回使うつもりで18きっぷを購入したものの、 予定が変わってしまい利用期間内に使い切れなかった場合は、 お得な切符を購入したつもりが、かえって高くついてしまうかも知れません。
18きっぷを購入する時は、全部使い切ることを前提にしっかり計画を立てて ムダにならないようにしましょう。