休場日に注意!三崎港市場でマグロの競りを見学してきた
2018/12/24
日本有数の遠洋漁業の基地でマグロ漁港として知られる三崎港。
そのマグロで有名な三崎港市場でマグロの競り(正確には競りではなく入札)の様子を無料で見学することが出来ます。
三崎港のマグロの競りを見てみたい!という事で、神奈川県三浦市に行って三崎魚市場でデキる事をまとめてみました。
【デキる事1】マグロの競りを見学!
三崎魚市場見学のメインはやはりマグロ!
マグロのフロアは、たくさんの仲買人さんで活気付いています。
2Fの見学通路から1Fの市場を見下ろせる様になっています。
平日だからか、見学者は数組しかいませんでしたが、小学生等の社会科見学と重なると混み合うみたいです。
マグロは一本一本計量され、データは0.1kg単位で記載してマグロの体に貼られています。
その他、船の国籍、漁をした海名(漁業)等も記載されています。
ざっと見た感じ、マグロの重さは平均6~70kgくらいで、この日一番大きいマグロが132.6kg、一番小さいマグロが40.7kgでした。
切られたマグロの尾は、海水で解凍されます。
仲買人さん達は解凍した尾を、脂のつき方や釣られた時に生きていたか死んでいたか等を判断する材料にしています。
最高に脂がのった上質なマグロを求めて、仲買人さんの目は真剣です。
多くのマグロは、水揚げされる前にすでに買い手がついているそうで、三崎魚市場で競りにかけられるのは、三崎港で水揚げされたマグロの一部になります。
市場に並べられたマグロは一列で約25本。全部で6列あるので、この日の場内マグロの取引は全部で約150本です。
三崎港で取引されるマグロの大半はメバチマグロです。ミナミマグロには(インド鮪)の張り紙がしてあります。
マグロ船で釣り上げた時点で、エラや内臓を取り除き、超低温(マイナス60度)で冷凍されます。船上ですぐに急速冷凍されるので、新鮮さが保たれたまま三崎港に運ばれてきます。
太平洋、インド洋、大西洋などの世界中の海で漁を行う遠洋漁業なので、一回の航海が1年以上になる事もあるそうです。
【デキる事2】近海魚介類の競りを見学!
手前側の見学通路から下を覗いてみると、マグロ以外の三浦半島近海で獲れた魚介類の入札を行っています。
アジ、キンメダイ、スズキ、タコ、サザエなど地魚の取引きが見学できます。
ブリは、マグロのように尾の断面で脂のつき方が確認されています。
【デキる事3】三崎魚市場の食堂でマグロをいただく
魚市場の2Fには、三崎魚市場で働く人々の胃袋を満たす食堂「三崎食堂」があります。
三崎食堂は早朝から営業していて、ここで働く人はもちろん、一般の人もマグロを気軽にいただくことができます。
三崎食堂では、マグロはもちろん近海の新鮮な魚介類のメニューもたくさんあって、どれをいただくか本当に迷います。
マグロのカマ焼きも、定番メニューのひとつ。
メバチマグロのカマをオーブンでじっくり焼き上げた一品です。
- ▼三崎魚市場「三崎食堂」の主なメニュー
- ・三崎マグロ三昧定食:1,680円
- ・三崎マグロカマ塩焼き定食(小):1,480円
- ・三崎マグロカマ塩焼き定食(大):1,480円
- ▼三崎魚市場「三崎食堂」の店舗情報
- 住所:神奈川県三浦市三崎5-245-7 三浦市三崎水産物地方卸売市場2F
- TEL:046-880-1620
- 営業時間:6:00~20:00 [日]5:00~
- 定休日:水曜日
- 駐車場:有
三崎魚市場見学の注意点
三崎魚市場の休場日に注意
三崎港市場でマグロの競りを見学するのに一番注意すべき点は休場日!
当然、休場日は市場自体がお休みなので、マグロのセリを見学する事はできません。
市場の休場日は不定休で、マグロと近海の魚介類でも休場日が異なります。
三浦市公式HPの「三浦市三崎水産物地方卸売市場」ページから「市場カレンダー」をダウンロードすれば、休場日が確認できます。
三崎魚市場の見学時間に注意
マグロの競りは午前8時頃から始まります。
9時半頃には終盤をむかえるので、"午前8時から9時半頃まで"が見学に適した時間と言えます。
三崎魚市場でマグロは買えない
三崎魚市場は卸売市場なので、一般の人は当然競りに参加する事が出来ないのでマグロを落札する事はできません。市場周辺の直売店ならマグロの切り身を購入できます。