豊橋カレーうどんの王道「勢川本店」!創業100年を超える老舗店
2024/06/17
豊橋の新ご当地グルメとして近年注目を集める「豊橋カレーうどん」。その豊橋カレーうどんを味わうのに、まずチェックしなければならいのは「勢川本店」さんだろう。
勢川本店さんは、創業100年を超える老舗店で、愛知・東三河エリアで数多くのお弟子さんに暖簾分けされるほど地元で愛され続ける名店だ。今回は、豊橋カレーうどんの王道とも言える「勢川本店」さんを紹介したいと思う。
勢川本店は、JR豊橋駅東口から徒歩7,8分の距離にあり、豊橋駅から気軽に歩いて訪れることができる。お昼時を過ぎた14時頃でも、お店の前には順番待ちのお客さんが絶えない。
店頭ではメニューを食品サンプルで確認することができる。店内に設置されている順番待ちボードに名前を書き、お店の前で名前が呼ばれるを待つシステムになっている。ちなみにこの日の待ち時間は約20分程だった。
豊橋カレーうどん「勢川本店」のメニュー
メニューの最初のページに大きく「豊橋カレーうどん」が紹介されている。豊橋カレーうどんは、こちらのお店の看板メニューと捉えても良いだろう。
その他にメニューにある「そば味噌こんにゃく」や「どてやき」が気になる。三河の赤味噌を使ったご当地の味ということで、ビールのお供にそば味噌こんにゃくを注文することにした。
卓上には「豊橋カレーうどん」を紹介したものがあったので、料理が運ばれてくるまでの間に目を通してみる。
豊橋カレーうどんの五箇条というのがあって、結構さまざまなルールがある。その中でも、豊橋産ウズラ卵を使用するというルールが気になって調べてみたところ、なんと豊橋市はウズラ卵の生産量が日本一で、全国で約70%のシェアを占めている事が分かった。
続いて、豊橋カレーうどんの食べ方も紹介されている。最初にこの構造を認識しておかないと、本来の豊橋カレーうどんが楽しめなくなってしまう可能性がある。
- ▼豊橋カレーうどん「勢川本店」の主なメニュー
- ・豊橋カレーうどん:880円(税込)
- ・かけ:470円(税込)
- ・たぬき:480円(税込)
- ・月見:600円(税込)
- ・おかめ:650円(税込)
- ・カレー南ばん:700円(税込)
- ・みそけんちん:800円(税込)
- ・五目あんかけ:850円(税込)
- ・そば味噌こんにゃく:380円(税込)
- ・どてやき:380円(税込)
蕎麦前ならぬうどん前
結局、瓶ビールで豊橋カレーうどんが出来上がるのを待つことにした。
今回、蕎麦前ならぬうどん前に注文したのは「そば味噌こんにゃく」。そば味噌こんにゃくには、三河の赤味噌が使われており、この地方のご当地の味を楽しむことができた。
勢川本店「豊橋カレーうどん」
そしていよいよ本日のメインである「豊橋カレーうどん」が運ばれてくる。
ネギや福神漬けの他、カレーということで水が一緒についてきた。
カレーうどんには、ウズラの卵が3個に油揚げ、豚肉、ネギの具材が入っている。うどんの器にしては、やや平べったい形状なので、具材が沈まずにのっているように見える。
カレーがはねて服を汚さないように、紙エプロンがいただける。
まずはうどんからいただく。
豊橋カレーうどんの5箇条にもあるとおり、自家製麺のうどん。お出汁が効いた和のカレーうどんで、ピリッとした後味があるものの辛さは控えめで誰でも楽しめる味わい。
カレーとお出汁をしっかりと含んだお揚げさんがウマい!これはカレーうどんに欠かせない具材だ。
こちらも豊橋カレーうどんの5箇条にあるウズラの卵。豊橋がウズラ卵の一大産地であることを豊橋カレーうどんから教わることができた。
うどんは、一般的によく見るうどんと比較すると細めのうどんが使用されている。カレーがよく絡んで非常に良くマッチしていると思う。
うどんを食べ進めていくと、底にあるご飯が顔を出す。思っていたよりも早いご対面だ。
思っていたよりも早くご飯とご対面してしまったが、先に全ての具材を食べることにした。
ご飯の上にとろろがのっているので、底に盛られたご飯の型が崩れずに残っている。
ご飯を崩して、カレーと絡めながらいただこう。
取り皿に移して、鍋の〆のようにいただくこともできる。
器に薬味を投入して、豪快に掻っ食らうのもいいだろう。
名古屋のひつまぶしにもあるように、味変して楽しむのも愛知県界隈の食文化なのかも知れない。かなりのボリュームでお腹いっぱいになり、非常に満足することができた。ごちそうさまでした。
豊橋カレーうどん「勢川本店」の店舗情報
今回は「勢川本店」さんで、看板メニューでもある「豊橋カレーうどん」をいただきてきた。豊橋カレーうどんは、ご当地グルメによる地域おこしから生まれた、いわゆる「創作B級グルメ」なので、元祖や発祥といわれるお店は存在しない。そんな中で地元で非常に高い評価を受けている勢川本店さんは豊橋カレーうどんの王道とも言えるお店となっている。
これから豊橋に行く予定のある方は、ぜひ「勢川本店」さんで本場の豊橋カレーうどんを味わってみてほしい。また、愛知・東三河エリアで暖簾分けされたお店や支店では、各店ごとにオリジナルの豊橋カレーうどんを提供しているそうなので、食べ歩くのもおもしろそうだ。
- 豊橋カレーうどん「勢川本店」の店舗情報
- 住所:愛知県豊橋市松葉町3-88
- TEL:0532-54-0614
- 営業時間:11:00~19:30
- 定休日:月曜日・第3火曜日
- 駐車場:なし