進撃の巨人の聖地!大山ダムに再現されたエレン達の銅像を見に行こう
2024/12/20
世界的な大ヒット漫画「進撃の巨人」。
その作者である諫山創(いさやまはじめ)先生の故郷、大分県日田市にある大山ダムが今、進撃の巨人ファンの間で話題になっている。
ダムの壁面をシガンシナ区の壁に見立て、物語のはじまりとなる衝撃的なシーン、超大型巨人を目の当たりにした幼少期のエレン・ミカサ・アルミンの等身大銅像が設置されている。
今回ついに大山ダムがある大分県日田市に行くことができたので、大山ダムの銅像やアクセス情報、見どころなどを紹介したいと思う。進撃の巨人ファンなら必ず訪れたくなる「進撃の聖地」をぜひチェックしてほしい。
大山ダム駐車場からエレン達の銅像までの道順
- アクセス情報
- 住所:大分県日田市大山町西大山2978-5
エレン達の銅像へは、大山ダム駐車場が無料で利用できるので、カーナビで大山ダム駐車場の住所をセットすると良いだろう。まずは、駐車場からエレン・ミカサ・アルミンの銅像までの行き方を紹介したいと思う。
大山ダム駐車場は、広々とした駐車スペースとなっている。駐車場に車を停めたら、早速エレン達の銅像を見に行こうと思う。
駐車場の正面には、橋がかかっている。橋の下を流れるのはダムの方向から流れてくる赤石川だ。
赤石川にかかる橋を渡り、対岸に向かう。
橋を渡った先には、車両進入禁止用の施錠されたフェンスがある。フェンスの左手に歩行者専用の小扉が設けられているので、こちらを通って進む。
小扉を抜けると、道が2つに分かれる。
左手がスロープ、右手は平らな道になっているが、こちらのルートは奥で階段をのぼる必要がある。
どちらを選んでも銅像に到着することができるので、今回は日陰になっている左手のスロープを選んだ。
スロープを進むと、いよいよダムの壁が目の前に。視界の先に、エレン達の銅像が見えてくる。
大山ダム下流広場に到着!道中は特に迷うこともなく、簡単にエレン達の銅像を見つけることができた。
大山ダム「エレン・ミカサ・アルミンの銅像」
記念撮影をしている人たちが一段落するのを待ち、ようやくエレン・ミカサ・アルミンの銅像とご対面!銅像のスケールと細部のリアルさに、思わずおお~と感嘆の声が漏れる。
エレン達が初めて巨人を目の当たりにしたあの場面。初めて巨人が襲ってきた、あの衝撃的なシーンが表情に至るまでリアルに再現されている。
突如現れた超大型巨人を目の前にして、立ち尽くすエレン、ミカサ、アルミン。このシーンを再現した銅像は、見た人にアニメや漫画の記憶を呼び起こし、物語の緊迫感を思い出させてくれる。
実際にこの場面に遭遇したら、誰もが言葉を無くして立ち尽くしてしまうだろう、、、そんな感情を抱かせるほどの臨場感だ。
実はこの3体の銅像は、大勢のファンの方々のクラウドファンディングによって建立されたもの。進撃の巨人の作者である諫山創(いさやまはじめ)先生の故郷である日田市大山町だからこそ実現した、ファンと地元が一体となったプロジェクトだ。
ダムの壁を進撃の巨人の世界観に見立てるという発想には、原作ファンの心をくすぐるユニークさがある。
銅像が設置された大山ダムの巨大な壁は、まさに作中の「ウォール・マリア」そのもの。エレンたちと同じ目線で壁を見上げると、物語の舞台であるシガンシナ区の壁を彷彿とさせる。あの壁の向こうから今にも超大型巨人が現れたらどうしよう?と、思わず想像してしまうほどだ。
さらに、スマホアプリ「進撃の巨人 in HITA」をインストールすれば、AR(拡張現実)機能を使って、ダムの壁面に超大型巨人が出現する仕掛けが楽しめる。ぜひエレンたちが体験した恐怖を、自分の目で追体験してみてほしい。
2020年11月に大山ダムに建立されたエレン・ミカサ・アルミンの銅像。周辺は整備された公園となっており、緑豊かな自然の中で進撃の巨人の世界観を楽しむことができる。
ファンでなくても楽しめるスポットとなっているが、特に進撃の巨人ファンにとっては、訪れる価値のある聖地と言えるだろう。
大山ダムの上から超大型巨人目線
- アクセス情報
- 住所:大分県日田市大山町西大山2008-1
次は、超大型巨人の目線からエレンたちを眺められるかどうか、大山ダムの壁の上に行ってみることにした。大山ダム駐車場から車で4分ほどあがったところにある大山ダム管理所の駐車場から壁の上へ直接行くことができる。
大山ダムの壁の上は、長い遊歩道のようになっている。右手にはダム湖である烏宿湖(うしゅくこ)が広がる。
壁の反対側を見下ろしてみると、ダムの下流側が一望できる。眼下には、さきほど訪れた大山ダム駐車場や、赤石川にかかる橋が見える。
そして、エレンたち3人の銅像を発見!壁の上から見下ろすと、3人の銅像がより小さく見える。まるで超大型巨人になって、壁の外側からシガンシナ区の中を見下ろしているかのようだ。
この情報は事前に見つけることができなかったが、実際に足を運んでみて大正解。銅像を下から見上げるだけではなく、こうして上から俯瞰する視点も非常に新鮮で、超大型巨人の圧倒的なスケールを体感することができた。
その他の見どころ
進撃の巨人の聖地である日田市には、大山ダムの銅像以外にも楽しめるスポットがたくさんある。今回は、その中でも特に見逃せない「進撃の巨人ミュージアム」と「リヴァイ兵士長像」を紹介しておきたいと思う。
進撃の巨人 in HITA ミュージアム
日田市内にある進撃の巨人ミュージアムのひとつが、道の駅「水辺の郷おおやま」敷地内にある「進撃の巨人 in HITA ミュージアム」。このミュージアムは、ファン必見の貴重な展示が盛りだくさんとなっている。
館内では、原作ファンなら一度は見たい貴重な原画や、諫山創先生が幼少期から青春期にかけて描いた作品をじっくり鑑賞することができる。また、諫山先生自らのコメントが添えられた作品キャプションや、「進撃の巨人」執筆時に使用されていた実際のデスクも展示されている。さらに、巨大オブジェや迫力ある展示など、進撃の巨人の世界にどっぷりと浸れる貴重なスポットとなっている。
- アクセス情報
- 住所:大分県日田市大山町西大山4106 道の駅「水辺の郷おおやま」内
- 公式URL:https://shingeki-hita.com/spot/017.html
進撃の巨人 in HITAミュージアム ANNEX
もうひとつの進撃の巨人ミュージアムが、サッポロビール九州日田工場敷地内にある「進撃の巨人 in HITA ミュージアム ANNEX」。別館という位置づけながら本館よりも広く、その規模や展示内容は非常に充実している。
ANNEXでは、進撃の巨人のコミック全巻から諫山先生が選りすぐったシーンが展示されており、それぞれにコメントが添えられている。また、漫画の世界に没入できる巨大デジタル展示「イマーシブコミック」は、光や映像を駆使して、進撃の巨人の世界を体感することができる。さらに、日田市でしか手に入らない「進撃の日田」グッズも販売されている。
- アクセス情報
- 住所:大分県日田市大字高瀬6979 サッポロビール九州日田工場内
- 公式URL:https://shingeki-hita.com/spot/022.html
日田駅南広場「リヴァイ兵士長像」
進撃の巨人のキャラクター銅像は、大山ダムのエレンたちの像だけではない。JR日田駅南広場には、ファンに絶大な人気を誇る「リヴァイ兵士長像」が設置されている。この像は、進撃の巨人の銅像プロジェクトの第2弾として、多くのファンのクラウドファンディングによって実現された。
リヴァイ兵士長の凛々しい立ち姿は、まさにファン垂涎。大山ダムの銅像とは異なり、駅前というアクセスの良さから、観光の合間にも立ち寄りやすいのがうれしい。進撃の巨人ファンなら、絶対に訪れたいスポットだ。
日田市には、大山ダムの銅像をはじめ、進撃の巨人の世界を楽しめるスポットが数多くあり、進撃の巨人ファンにとって、ここは間違いなく聖地と呼べる場所だった。ミュージアムで原作の魅力に触れ、限定グッズを手に入れ、リヴァイ兵士長像で記念撮影をしに、ぜひ、日田市を訪れて進撃の巨人の世界を満喫してほしい。