特急「リレーかもめ」の停車駅!全停車パターンを路線図で徹底解説
2024/11/30
2022年9月、西九州新幹線「かもめ」が武雄温泉~長崎間で開業し、同時に博多~武雄温泉区間をつなぐ「特急リレーかもめ」の運行が始まった。武雄温泉駅では対面乗換方式(リレー方式)が採用されており、新幹線「かもめ」と在来線「特急リレーかもめ」や一部の「特急みどり」を同じホームでスムーズに乗り換えられるのが特徴だ。
特急「リレーかもめ」は、博多~長崎間を移動する人が主な利用者だと思われるが、途中駅での乗車や下車を目的とする利用者も少なくない。また、この列車にはいくつかの停車パターンがあり、以下のように多様な運行形態が存在する。
- ・基本の博多~武雄温泉間を運行
- ・特急「みどり(リレーかもめ)」もある
- ・二日市や江北は一部列車が停車
- ・朝(下り)と夜(上り)に門司港に発着
こうした多彩な停車パターンがあるため、少し分かりにくいと感じる人もいるだろう。そこで今回は、特急「リレーかもめ」の全停車パターンを分かりやすく整理し、路線図を使って徹底解説したいと思う。これから利用を検討している方に、ぜひ役立てていただきたいと思う。
特急「リレーかもめ」の停車駅
基本の博多~武雄温泉区間
特急「リレーかもめ」の基本運行区間は博多~武雄温泉。この区間をすべての列車が運行し、武雄温泉駅では西九州新幹線「かもめ」と対面乗換方式(リレー方式)で接続する。
特急「みどり(リレーかもめ)」もある
博多~佐世保間を運行する特急「みどり」の一部に特急「みどり(リレーかもめ)」と表示される列車がある。
この特急「みどり(リレーかもめ)」と表示された列車は、武雄温泉駅では新幹線ホームに停車して西九州新幹線「かもめ」と対面乗換方式(リレー方式)で接続する。
通常の特急「みどり」と特急「みどり(リレーかもめ)」は、武雄温泉駅で在来線ホームに停車するか、新幹線ホームに停車して西九州新幹線「かもめ」と対面乗換方式(リレー方式)で接続するかの違いがある。
二日市や江北は一部列車が停車
二日市や江北には、一部の特急「リレーかもめ」や「みどり(リレーかもめ)」が停車する。
博多から武雄温泉方面に向かう下り列車は朝の運行、武雄温泉から博多方面に向かう上り列車は夜の運行に二日市に停車する列車が設定されている。江北に停車する列車の方が多く設定されており、特急「みどり(リレーかもめ)」は、ほぼ全ての列車が二日市や江北に停車する。
朝(下り)と夜(上り)に門司港に発着
朝(下り)と夜(上り)に1本だけ門司港に発着する列車が運行しているただし、朝と夜では停車駅のパターンが異なるため、利用の際は時刻表の確認が必要だ。
特急「リレーかもめ」停車駅を路線図にまとめてみたので、全体像を把握するのに役立ててほしい。
特急「リレーかもめ」実際に乗ってみた
特急「リレーかもめ」に実際に乗ってみたので、博多駅から武雄温泉駅までの乗車体験を簡単に紹介したいと思う。
博多駅ホームのリレーかもめ
特急「リレーかもめ」が発着する博多駅4番線ホームで列車の入線を待つ。ホームの発車標には「リレーかもめ17号 長崎行き」と表示されており、さらに「武雄温泉で新幹線かもめ号長崎行きに接続」という補足情報も明示されている。
4番線ホームに列車が入線してきた。
特急「リレーかもめ」に使用されているのは787系のダークグレーの車両だ。九州を走る特急という雰囲気がある。
車両側面の行先表示板にも「長崎行き」と表示されてる。こちらにも「武雄温泉で新幹線に接続」と補足されており、案内の丁寧さを感じる。
特急「リレーかもめ」に乗車
博多駅から武雄温泉駅までの移動する。今回は自由席を利用することにした。
座席前には特急券や乗車券を入れるためのポケットが備え付けられている。乗務員さんによる検札時にスムーズに対応できる。ゆったりとした時間を過ごすことができた。
武雄温泉駅ホームで新幹線「かもめ」に接続
列車は定刻通りに武雄温泉駅に到着。
ホームに降り立つと、すぐ隣の線路には新幹線「かもめ」が停車しており、対面乗り換え方式の利便性を実感することができた。
特急「リレーかもめ」の停車駅まとめ
今回は、特急「リレーかもめ」の停車駅や運行パターンについて、路線図を使いながら詳しく紹介した。この列車は、博多から武雄温泉を経由して長崎や佐世保方面へのアクセスを支える重要な役割を果たしていた。最後に、調査を通じて特記すべきポイントを以下にまとめておきたいと思う。
- ・武雄温泉駅で新幹線とのスムーズな接続
- ・博多~武雄温泉間の運行が基本となる
- ・特急「みどり」のリレーかもめがある
- ・二日市や江北は停車する列車と通過する列車がある
- ・(下り)と夜(上り)に1本だけ門司港に発着する