
荻窪ラーメンの代表格!老舗「春木屋荻窪本店」で味わう王道の中華そば
2025/10/14
荻窪ラーメンを代表するお店と言えば荻窪の超人気店「春木屋」。春木屋さんは、戦後の荻窪で屋台からスタートされたお店で、現在では、流行り廃りに振り回されることのない確固たる地位を築かれている。
東京ラーメンといえばここ!東京ラーメンの王道!と言われることも多いお店で、豚骨ラーメンがスタンダードな地域出身の友人が東京ラーメンが食べたいと言ったら必ず選択肢上位に挙がるようなお店だ。
今回は、昔ながらの東京ラーメンを語る上で絶対に外せないお店「春木屋」さんを紹介したいと思う。

いつからか春木屋荻窪本店には券売機が導入されるようになった。券売機で購入したら店員さんが出てきたので購入した食券を手渡す。

以前の券売機は現金も使用できていたが、2024年8月頃から春木屋荻窪本店はキャッシュレス店となり、現金での支払い不可となっているので来店の際は注意が必要だ。
荻窪ラーメン「春木屋荻窪本店」のメニュー
メニューは全体的に少々お高めな印象。
なかなか強気な価格設定とも思えるが、いつ来店しても満席で、お客さんが絶える事なく来店する事を考えると適正価格なのだと言える。
- ▼荻窪ラーメン「春木屋荻窪本店」の主なメニュー
- ・中華そば:950円(税込)
- ・中華そば(大盛):1,150円(税込)
- ・わんたん麺:1,350円(税込)
- ・ちゃーしゅー麺:1,450円(税込)
- ・わんたんスープ:950円(税込)
- ・味噌中華そば(季節限定):1,150円(税込)
- ・味付玉子:150円(税込)
- ・肉ごはん:230円(税込)
荻窪ラーメン春木屋の「中華そば」

まずはビールで一息。
瓶ビールとともに運ばれてくるのは、キンキンに冷えたグラス。グラスには「荻窪中華そば 春木屋 since1949」のロゴが入っており、老舗の風格を感じさせる。

人気メニューは「わんたん麺」だが、今回は改めて基本の「中華そば」を注文。ビールを飲みながら待っていると、湯気とともに中華そばが登場。
表面を覆う脂の膜がスープの熱を閉じ込めて、本来は濃いめの醤油色なはずのが美しく澄んで見える。その輝きながら透き通った特徴あるスープからは、魚介の香りと表面の脂が芳ばしく香る。

まずはスープから。レンゲを口に運ぶと「熱いっ!」。
表面の脂が熱を逃がさないため、スープの温度は想像以上。慎重にもう一口。醤油のコクと魚介ダシの風味が重なり合い、パンチがありながら後味はすっきり。脂っこさを感じさせず、醤油の旨みと香ばしい香りが絶妙なバランスを保っている。

中太のちぢれ麺は、やや固めの茹で加減。表面にスープと脂がよく絡み、すすった瞬間に香ばしさと魚介の旨みが広がる。もっちりとした食感とのどごしが心地よく、箸が止まらなくなる。

三角形にカットされた海苔は、春木屋さんの象徴的な存在。この見た目だけで「春木屋の中華そばだ!」とわかる人も少なくないだろう。

その海苔で麺を包んで一口。
海苔の香りとスープの旨みが合わさり、別の味わいに変化する。三角海苔の楽しみ方は、人それぞれだろう。

チャーシューは厚みのあるモモ肉。しっかりと肉感が残り、醤油スープとの相性も抜群。脂の少ない部位だからこそ、スープの熱に溶け出さずに香ばしさを引き立ててくれる。
初めて荻窪ラーメンを食べたとき、「あっさり系の醤油ラーメンかな」と思っていたが、実際に口にした瞬間、その予想を良い意味で裏切るインパクトに驚かされた。 久々にいただいた今回も、やはり春木屋さんの中華そばはウマい!と再確認することができた。
荻窪ラーメン春木屋の「わんたん麺」

前回いただいた「中華そば」が想像以上のクオリティだったのでリピート。今回は、春木屋さん一番人気の「わんたん麺」をいただく。
「中華そば」同様に表面に脂のまくがある。
ガツンとパンチのあるスープは、来店する度にちゃんとウマくて、ひと口目から春木屋ワールドに引き込まれる。メインのわんたんは思ってたよりもたくさん入っていて、いちいち数えては無いが10個位入っていたような気がする。
わんたんは皮が極薄でピロピロとした食感が良い。皮いっぱいに含んだスープの風味が合わさってウマい!正直、値段設定は少々高めだと思うが満足度も高かった。
荻窪ラーメン春木屋の「つけ麺(夏季限定)」

前回、メニューを見て結構気になっていた季節限定メニュー「つけ麺」を注文。つけ麺は、4月から11月頃までの季節限定メニューとなっている。

大盛を注文!
つけ麺は最初に麺から運ばれてきた。つけ麺で大盛を注文すると、大抵のお店で丼ぶりに山盛りで提供されるが、こちらのお店では大きなお皿に平に盛られていた。

続いてつけ麺のつけ汁が運ばれてくる。黒いつけ汁に刻みチャーシューとネギの具材が入る。

早速いただいてみると、ちゃんと春木屋さんのスープの味がする!つけ汁はほぼ常温で熱くないのでがっついて食べられる。

麺をつけ汁にしっかりと浸していただく。中華そばのスープと比べて酸味が強いつけ汁。中太で縮れた麺にしっかりとつけ汁が絡んでウマい!次回来店する際には、中華そばを注文するか?つけ麺を注文するか?非常に悩まされそうだ。
荻窪ラーメン春木屋の「味噌中華そば(冬季限定)」

前回の夏季限定メニュー「つけ麺」に続き、今回は冬季限定メニュー「味噌中華そば」を注文。春木屋さんの中華そばらしく油膜熱々スープがベースになっている。

野菜たっぷりで具沢山。麺は中華そばと同じものが使用されている。スープをしっかりと絡めたこの麺がまたウマい!魚介系の味を感じるスープは味噌味になっても春木屋さんを感じる。

さらに「肉ごはん」も注文。醤油味の効いたホロホロチャーシューにはこんにゃくも入っている。単純に中華そばを大盛にするよりも満足できるトッピングかも知れない。
荻窪ラーメン「春木屋荻窪本店」の店舗情報

いつも春木屋ワールドに引き込まれてしまい、もう何度来店しているかわからない。ぜひ来店して昔ながらの東京ラーメンを堪能していただきたいと思う。

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