松山城観光の所要時間公開!最寄り駅「大街道駅」からスタート
2019/04/19
松山タウンを代表する観光スポット「松山城」!
松山城は標高132mの勝山に築かれた山城で、山頂の本丸へは定番のロープウェイやリフトで楽々アクセスできる他、歩いて登れる4つの登城道も整備されています。
松山城を観光するにはどのくらいの所要時間がかかるの?ということで、最寄り駅「大街道駅」から定番コースを観光して約3時間ほどかかったので、どういったコースを観光したのか公開したいと思います。
松山城の最寄り駅は伊予鉄「大街道駅」
松山城は勝山の山頂にあるので、歩いて登ると30分くらいかかります。今回は城の東側から発着するロープウェイ・リフトを利用したいと思います。
松山城ロープウェイ・リフトのりばの最寄り駅(最寄り電停)は、松山市の繁華街「大街道商店街」のアーケード北側の入口に位置する伊予鉄「大街道駅」。
初めての松山城観光はここからスタートするのが良いと思います。
【12:01】最寄り駅「大街道駅」からスタート
大街道スクランブル交差点を北側に渡ると、松山城のロープウェイのりばへと続く商店街「ロープウェイ街」があります。
大街道スクランブル交差点からロープウェイ・リフトのりばまでの約500mには、松山グルメがいただけるお店やお土産屋さんが立ち並んでいます。
【12:07】ロープウェイ・リフトのりば到着
ロープウェイ・リフトのりばへは約6分で到着。山の麓側の駅は「東雲口駅」という駅名が付いています。
駅舎のなかで、ロープウェイ・リフトの乗車券を購入します。
山頂までの乗車券は、ロープウェイ、リフトどちらも同額です。片道券で大人:270円、往復券で大人:510円なので帰りもロープウェイかリフトに乗車するなら往復で購入しておくのがお得です。
天守閣の入口でチケットを購入する列に並びたくないので、今回は往復券と天守閣観覧券のセットを購入しました。
乗車券を購入したら、トイレを済ませて上に上がります。
リフト側は行列。天気が良い日は、明らかにリフトの方が人気です。
リフトは一人乗り。
リフトは回転率が早いので、行列がどんどん進みます。
東雲口駅から山頂の長者ヶ平駅までの所要時間は、ロープウェイで約3分(10分間隔で運行)、リフトで約6分です。
ロープウェイ内ではマドンナ車掌のガイドがあるので、これから松山城を観光するうえでの前情報を得る事ができます。
【12:26】東雲口駅からリフト乗車
東雲口駅からリフトに乗車しました。スキー場にありそうな1人乗りのリフトで約6分の空中散歩が楽しめます。
リフトでしばらく上がっていくと、遠くに松山城天守が見えてきました。
リフトの所要時間は約6分なので、あっという間に山頂の長者ヶ平駅が見えてきます。
まもなく到着。リフトを下りる準備をします。
【12:32】リフトで長者ヶ平駅に到着
長者ヶ平駅に到着しました。
ここから「天守まで徒歩10分」とのことです。
長者ヶ平駅から先は坂道を上がっていきます。
大きな石垣が見えてきました。
左側の櫓は重要文化財の「隠門続櫓」、右側が「巽櫓」です。
石垣に沿って進みます。
目の前に見える櫓は「太鼓櫓」。太鼓櫓の右手へ進みます。
左側が重要文化財の「戸無門」、右側が「筒井門」「筒井門櫓」です。筒井門は、松山城最大の門で、松山城を守る上で最も重要な櫓門となっています。
筒井門をくぐると、奥には「太鼓櫓」と「太鼓門西塀」。太鼓門西塀には石垣を登って来ようとする敵を攻撃する石落としが2か所設けられています。
重要文化財の「隠門」と「隠門続櫓」。筒井門の奥の石垣の陰に隠れたつくりになっており、筒井門に向かう敵を背後から攻撃できる設計となっています。「隠門」と「隠門続櫓」は築城当時から残る4棟に含まれます。
太鼓櫓と巽櫓からつながる「太鼓門」をくぐって本丸天守へと向かいます。
【12:45】松山城本丸広場に到着
太鼓門のむこうは松山城本丸広場。
奥には松山城天守がそびえ立っています。
本丸広場から見てもさらに高い天守台の上に建てられています。真近で見ると結構デカくて迫力があります。
ちなみに姫路城と同じ連立式天守という天守や隅櫓を渡櫓で結ぶ構成となっています。
【12:48】松山城天守閣観覧窓口
ここから先は天守閣観覧券が必要です。
下のロープウェイ乗り場で天守閣観覧券セットのチケットを購入しているので、窓口でチケットを渡します。
いよいよ天守台に突入します。
本壇虎口前から天守を望みます。
小天守と重要文化財の「一ノ門南櫓」の奥にそびえる天守閣が大迫力です。
重要文化財「一ノ門」、階段の上の重要文化財「二ノ門」をくぐります。
そして重要文化財「三ノ門」をくぐります。
三ノ門をくぐると、天守閣までの最後の守り「筋鉄門」。
筋鉄門をくぐると、天守広場。
天守広場から天守閣を見上げます。
【12:56】松山城天守入口
いよいよ天守入口から天守閣に入ります。
最寄り駅「大街道駅」から天守入口までの所要時間はだいたい60分くらいです。
天守の中に入ったらスリッパに履きかえて、靴を下駄箱に入れます。
初代城主「加藤嘉明」が使用していたとされる甲冑。
加藤嘉明は松山城を築城したほか、この地を「松山」と名付けた人物として知られています。
松山城内部は連立式天守を構成する天守や小天守、隅櫓、渡櫓全体が資料館のようになっていて、戦国時代から江戸時代にかけての松山城の歴史に関するものが展示されています。
日本刀の重さ体験ができます。実際に持ち上げてみるとずっしりと以外と重い。刀の重さが体感できて面白い。
隣には火縄銃体験コーナーもありました。「火縄銃を手に取って、狭間に構えてみましょう!」と書いてあったので、銃口を狭間に向けて構えてみました。
ちなみに、正方形の狭間は鉄砲用、長方形の狭間は弓矢用とのことです。
武器や甲冑、書の他、書も展示されています小天守の2階も見学できます。
2004~2006年に行われた松山城の修復工事時に天守の2階で発見された下見板の「侍の似顔絵」。
おなじく天守閣内に展示してある「上から見た侍」の絵は、紋の付いた「かみしも」を着用していることから、工事の作事奉行かも知れません。
甲冑を試着できる「甲冑装着体験コーナー」もあります。装着手順を見ながら甲冑を装着できます。
葵紋をバックに撮影できるセットが準備されているので記念撮影もできます。
木造の雰囲気が現存天守であることを感じさせてくれます。中央は畳の間、外側は廊下という構造になっています。
大天守2階は全体的に板の間になっていますが、こちらも畳が敷ける設計になっています。襖が入る敷居があるのも特徴です。
階段をのぼって最上階へ向かいます。お城の階段はかなり急な造りになっています。
【13:22】松山城天守「最上階」
松山城大天守の「最上階」へ到着。ここまでの所要時間は、大街道をスタートしてから1時間20分です。
松山城の天守は、廻縁がない外に出れないタイプ。窓がでかいので解放感があります。
窓の外に目を向けると、眼下には本丸広場と、その奥の松山市街を一望することが出来ます。
JR松山駅方面。遠く伊予灘を望みます。
【13:54】本丸広場の甘味処「城山荘」で休憩
本丸広場には「城山荘」という甘味処?お土産屋さん?があります。坊ちゃん団子やタルトなどの松山を代表する甘味の他、鍋焼きうどんやじゃこ天うどんなどの食事メニューもあります。
今回は坊ちゃん団子とタルトが付いた抹茶セット(650円)を注文。坊ちゃん団子は「うつぼ屋」、タルトは「六時屋」のもので、どちらも松山で有名なブランドです。
松山城見学後のひと休みにオススメのお店です。
【14:35】長者ヶ平駅からロープウェイで下山
行きは東雲口駅からリフトに乗車したので、帰りは長者ヶ平駅からロープウェイで下山することにしました。
ロープウェイ内はマドンナ車掌のガイド付き。東雲口駅までは約3分で下山できました。
【14:58】スタート地点「大街道スクランブル交差点」に到着
東雲口駅からロープウェイ街をプラプラ。
えひめ愛顔の観光物産館でお土産を買ったり、蛇口からみかんジュースを体験したりして、スタート地点「大街道スクランブル交差点」に到着しました。
松山城観光と所要時間まとめ
松山城ロープウェイ・リフトのりばの最寄り駅「大街道駅」がある、スタート地点「大街道スクランブル交差点」に戻ってきたのは【14:58】。
【12:01】にここをスタートしたので、実際の松山城観光の所要時間は2時間57分でした。
松山城には4つの登城道、天守を含めた21の重要文化財、「二之丸史跡」やそこから本丸に伸びる「登り石垣」などまだまだ見どころがたくさんありますが、今回は松山城の定番コースを観光ということで、松山城観光の定番コース所要時間は約3時間という事にしたいと思います。
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