
特急つがるの停車駅を路線図で確認!秋田~青森の料金・自由席は?
2025/07/27
秋田~青森駅間を結ぶ特急列車「つがる」。
上り列車は秋田駅から青森駅へ、下り列車は青森駅から秋田駅へ、「奥羽本線」の各都市を経由して走行する。
特急つがるの停車駅は?在来線との料金はどのくらい違うの?ということで、今回は「特急つがる」に実際に乗車して調査してきた。
特急つがるの停車駅を路線図で確認
特急つがるの路線図

特急つがるは、奥羽本線経由で秋田~青森駅間を結ぶ。
秋田駅を出発すると、秋田県の「八郎潟」「森岳」「東能代」「二ツ井」「鷹ノ巣」「大館」、青森県に入って「碇ケ関」「大鰐温泉」「弘前」「浪岡」「新青森」に停車し「青森」に至る。
特急つがるの停車駅を快速列車の停車駅とも比較できるように一覧表に並べてまとめた。
| 快速 | 特急つがる | |
|---|---|---|
| 秋田 | ○ | ○ |
| 土崎 | ○ | -- |
| 上飯島 | ○ | -- |
| 追分 | ○ | -- |
| 大久保 | ○ | -- |
| 羽後飯塚 | ○ | -- |
| 井川さくら | ○ | -- |
| 八郎潟 | ○ | ○ |
| 鯉川 | -- | -- |
| 鹿渡 | -- | -- |
| 森岳 | ○ | ○ |
| 北金岡 | -- | -- |
| 東能代 | ○ | ○ |
| 鶴形 | -- | -- |
| 富根 | -- | -- |
| 二ツ井 | ○ | ○ |
| 前山 | -- | -- |
| 鷹ノ巣 | ○ | ○ |
| 糠沢 | -- | -- |
| 早口 | ○ | -- |
| 下川沿 | -- | -- |
| 大館 | ○ | ○ |
| 白沢 | -- | -- |
| 陣場 | -- | -- |
| 津軽湯の沢 | -- | -- |
| 碇ケ関 | ○ | ○ |
| 長峰 | -- | -- |
| 大鰐温泉 | ○ | ○ |
| 石川 | -- | -- |
| 弘前 | ○ | ○ |
| 撫牛子 | -- | -- |
| 川部 | ○ | -- |
| 北常盤 | ○ | -- |
| 浪岡 | ○ | ○ |
| 大釈迦 | -- | -- |
| 鶴ケ坂 | -- | -- |
| 津軽新城 | ○ | -- |
| 新青森 | ○ | ○ |
| 青森 | ○ | ○ |
※2025年07月現在
特急つがるの料金
特急つがる(秋田~青森方面)の料金一覧表

特急つがる(秋田~青森方面)の主な停車駅ごとの運賃をまとめてみた。特急つがるには「普通車(自由席)」「普通車(指定席)」「グリーン車(指定席)」の3タイプの運賃がある。
普通車(自由席)の運賃は、乗車券と特急料金の合計になる。
普通車(指定席)を利用する場合は、乗車券、特急料金に加えて530円(閑散期は330円)の指定席料金が必要となる。
また、グリーン車(指定席)に乗車する場合は、乗車券、特急料金、そしてグリーン指定席料金を合算した金額が運賃となる。
※2022年春のグリーン料金改定に対応。
| 普通車 自由席 |
普通車 指定席 |
グリーン車 指定席 |
|
|---|---|---|---|
| 秋田 ~八郎潟 |
510円 +520円 計1,030円 |
510円 +1,050円 計1,560円 |
510円 +1,820円 計2,330円 |
| 秋田 ~東能代 |
990円 +950円 計1,940円 |
990円 +1,480円 計2,470円 |
990円 +2,250円 計3,240円 |
| 秋田 ~鷹ノ巣 |
1,520円 +950円 計2,470円 |
1,520円 +1,480円 計3,000円 |
1,520円 +2,250円 計3,770円 |
| 秋田 ~大館 |
1,980円 +1,360円 計3,340円 |
1,980円 +1,890円 計3,870円 |
1,980円 +4,160円 計6,140円 |
| 秋田 ~弘前 |
2,640円 +1,360円 計4,000円 |
2,640円 +1,890円 計4,530円 |
2,640円 +4,160円 計6,140円 |
| 秋田 ~新青森・青森 |
3,410円 +1,760円 計5,170円 |
3,410円 +2,290円 計5,700円 |
3,410円 +4,560円 計7,970円 |
| 普通車 自由席 |
普通車 指定席 |
グリーン車 指定席 |
|
|---|---|---|---|
| 東能代 ~鷹ノ巣 |
510円 +520円 計1,030円 |
510円 +1,050円 計1,560円 |
510円 +1,820円 計2,330円 |
| 東能代 ~大館 |
860円 +520円 計1,380円 |
860円 +850円 計1,710円 |
860円 +1,820円 計2,680円 |
| 東能代 ~弘前 |
1,690円 +950円 計2,640円 |
1,690円 +1,280円 計2,970円 |
1,690円 +2,250円 計3,940円 |
| 東能代 ~青森 |
2,310円 +1,360円 計3,670円 |
2,310円 +1,690円 計4,000円 |
2,310円 +4,160円 計6,470円 |
| 普通車 自由席 |
普通車 指定席 |
グリーン車 指定席 |
|
|---|---|---|---|
| 大館 ~弘前 |
770円 +520円 計1,290円 |
770円 +850円 計1,620円 |
770円 +1,820円 計2,590円 |
| 大館 ~青森 |
1,520円 +950円 計2,470円 |
1,520円 +1,280円 計2,800円 |
1,520円 +2,250円 計3,770円 |
※2025年07月現在
特急つがる(青森~秋田方面)の料金一覧表
特急つがる(青森~秋田方面)の主な停車駅ごとの運賃をまとめてみた。
※2022年春のグリーン料金改定に対応。
| 普通車 自由席 |
普通車 指定席 |
グリーン車 指定席 |
|
|---|---|---|---|
| 青森 ~弘前 |
680円 +520円 計1,200円 |
680円 +850円 計1,530円 |
680円 +1,820円 計2,500円 |
| 青森 ~大館 |
1,520円 +950円 計2,470円 |
1,520円 +1,280円 計2,800円 |
1,520円 +2,250円 計3,770円 |
| 青森 ~鷹ノ巣 |
1,690円 +950円 計2,640円 |
1,690円 +1,280円 計2,970円 |
1,690円 +2,250円 計3,940円 |
| 青森 ~東能代 |
2,310円 +1,360円 計3,670円 |
2,310円 +1,690円 計4,000円 |
2,310円 +4,160円 計6,470円 |
| 青森 ~八郎潟 |
2,640円 +1,760円 計4,400円 |
2,640円 +2,090円 計4,730円 |
2,640円 +4,560円 計7,200円 |
| 青森 ~秋田 |
3,410円 +1,760円 計5,170円 |
3,410円 +2,290円 計5,700円 |
3,410円 +4,560円 計7,970円 |
| 普通車 自由席 |
普通車 指定席 |
グリーン車 指定席 |
|
|---|---|---|---|
| 弘前 ~大館 |
770円 +520円 計1,290円 |
770円 +850円 計1,620円 |
770円 +1,820円 計2,590円 |
| 弘前 ~東能代 |
1,690円 +950円 計2,640円 |
1,690円 +1,280円 計2,970円 |
1,690円 +2,250円 計3,940円 |
| 弘前 ~秋田 |
2,640円 +1,360円 計4,000円 |
2,640円 +1,890円 計4,530円 |
2,640円 +4,160円 計6,800円 |
| 普通車 自由席 |
普通車 指定席 |
グリーン車 指定席 |
|
|---|---|---|---|
| 大館 ~東能代 |
860円 +520円 計1,380円 |
860円 +850円 計1,710円 |
860円 +1,820円 計2,680円 |
| 大館 ~秋田 |
1,980円 +1,360円 計3,340円 |
1,980円 +1,890円 計3,870円 |
1,980円 +4,160円 計6,140円 |
※2025年07月現在
特急つがるの車両編成と自由席

特急つがるは4両編成で1編成につき2両分(青森側)の自由席が設定されている。
特急つがる(4両編成)
4両編成のうち2両分が自由席なので、編成の半分が自由席となっている。
- 1グ/指
- 2指
- 3自
- 4自
←秋田 青森→
特急つがるの自由席車内・シート

特急つがるの車両(E751系)の内装は、正面のドアの面は木目調。天井には間接照明、もちろん荷物棚もある。

特急つがるの自由席シート。
座席はパープル系の配色、リクライニング機能や座席背面テーブルも付いている。
特急つがるのグリーン車

特急つがるにはグリーン車の設定されている。
秋田側の先頭車両にある1号車の先頭側半分がグリーン車(グリーン席)となっている。
具体的には、1号車の前半分がグリーン車であり、後ろ半分が指定席となっている。そのため、1号車の後部ドアから乗車し、指定席エリアを通ってグリーン席に座ることができる。
特急つがるに乗ってみた
特急つがる「普通車(自由席)」

青森県の弘前駅から秋田県の大館駅まで特急つがる「普通車(自由席)」に乗ってみた。

今回、乗車するのは特急つがる6号秋田行。奥羽本線の大館・秋田方面のホームで特急つがるの到着を待つ。

ホームの上部に特急つがるの乗車口が表示されていた。自由席は3号車と4号車となる。

特急つがる6号秋田行が奥羽本線大館・秋田方面ホームに入線してきた。
特急つがるは、東北新幹線(新青森)や秋田新幹線(秋田)からのリレー特急的な役割も果たしている。GW初日ということもあって弘前駅ではスーツケースを手に取った乗客が多く降りていった。

ときおり花をつけたリンゴ畑が目を引く。
特急つがるの車窓には四季折々の風景が美しい津軽平野が広がる。リンゴの花の咲く季節には、特急つがるの旅がますます魅力的に感じられるだろう。

弘前駅を出発して最初の停車駅「大鰐温泉駅」に到着。大鰐温泉駅周辺には津軽の奥座敷として古くから親しまれてきた温泉街が広がる。

座席背面テーブルを手前に出して、弘前駅で買っておいた少し遅めのお昼ご飯をいただく。周りを気にすることなく食事がとれるのも特急列車の魅力のひとつだ。

大鰐温泉駅を出発すると、特急つがるは次の停車駅「碇ヶ関駅」に向けて走り出す。

大館駅に到着。
老朽化が進んでいた大館駅舎は建て替え中で2023年5月現在は仮駅舎で営業中だった。
※2023年10月29日から新駅舎が供用開始
自由席特急券は車内でも購入可能

特急「つがる」の自由席特急券は、駅の窓口や券売機だけでなく、乗車後に車内でも購入することが可能。今回は新しくなったばかりの大館駅から、実際に特急つがるに乗車し、車内で自由席特急券を購入してみた。

乗車したのは、奥羽本線を青森方面へ向かう特急つがる41号。大館駅の弘前・青森方面ホームにゆっくりと入線してくる姿は、特急らしい落ち着きと風格があり、旅の高揚感を引き立ててくれる。

大館市内には無人駅も多く、特急券を事前に購入できないケースも少なくないだろう。今回は、自由席にそのまま乗車し、車内で乗務員さんから直接特急券を購入するという流れを体験してみた。

乗車後は自由席の空いている席に座り、車窓の景色を楽しみながら乗務員さんが来るのを待つ。進行方向右側の車窓からは、秋田杉を使用した世界最大級の大きさの木造ドーム「大館樹海ドーム」が見えてくる。

しばらくすると、後方の車両から乗務員さんが巡回してきた。やはり他にも車内で特急券を購入する乗客は少なくない。一人ひとり順番に丁寧に対応されていた。自分の番が来ると、行き先を伝えてその場で自由席特急券を購入。スムーズに発券していただいた。

今回は大館駅から浪岡駅まで、短い区間ではあったが快適に特急つがるの自由席を利用することができた。特急券を事前に用意できなかった場合も、こうして車内で対応してもらえるので安心だ。秋田~青森間を旅する際は、ぜひこの方法も参考にしてみてほしい。
特急つがる停車駅・料金・自由席まとめ

特急つがるの停車駅や料金、さらに自由席について、詳しく調査して実際に乗車してきた経験を踏まえて、特筆すべき事項を最後にまとめておきたいと思う。これから特急つがるを利用する予定の方や鉄道旅行に興味のある方に役立つ情報となれば幸いだ。
- ・特急つがるは秋田~青森駅間を結ぶ特急列車
- ・奥羽本線経由で秋田~青森駅間を結ぶ
- ・秋田~青森駅間を1日3往復運転する
- ・特急つがる1,3,5号は青森行(下り)
- ・特急つがる2,4,6号は秋田行(上り)
- ・指定席の料金は基本は自由席にプラス520円
- ・指定席の料金は閑散期には200円引きの320円
- ・車両は4両編成で半分が自由席
- ・1号車の先頭半分がグリーン車(グリーン席)
- ・自由席特急券は車内でも購入可能

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