きりたんぽ専門店「元祖むらさき」で本場秋田大館のきりたんぽ鍋
2023/05/08
秋田を代表する郷土料理「きりたんぽ鍋」。
きりたんぽ鍋は秋田県各地で味わうことができるが、本場と言われる大館のお店で味わうのが一番だろう。そこで今回は、大館にあるきりたんぽ専門店「元祖むらさき」さんに足を運んでみることにした。
お店の入口は大通り沿いではなく、反対側となっていた。
きりたんぽ専門店「元祖むらさき」のメニュー
きりたんぽ専門店ということもあり、メニューのメインはきりたんぽ鍋となっている。きりたんぽ鍋は一人前2,580円。鍋用の追加具材もある。
「比内地鶏」をはじめ、「じゅんさい」や「とんぶり」、「あみたけ」「ハタハタ」など、秋田のご当地ものを用いた郷土料理も一品料理として味わうことができる。
その他、大館名物である曲げわっぱの器で食べられる「きりたんぽ丼」というメニューもある。きりたんぽ丼は松・竹・梅の3つのグレードから選択することもできる。定食のような形で提供されるので、おひとり様でも注文しやすいメニューとなっている。
- ▼「元祖むらさき」の主なメニュー
- ・きりたんぽ鍋(一人前):2,580円(税込)
- ・比内地鶏ステーキ:2,300円(税込)
- ・比内地鶏塩焼き:1,760円(税込)
- ・じゅんさい酢:680円(税込)
- ・とんぶり長芋:620円(税込)
- ・あみたけ:530円(税込)
- ・ハタハタずし:680円(税込)
- ・きりたんぽ丼セット(松):2,780円(税込)
- ・きりたんぽ丼セット(竹):2,580円(税込)
- ・きりたんぽ丼セット(梅):1,880円(税込)
元祖むらさき「一品料理」
まずは「ハタハタずし」。
こちらは伝統的な保存食「発酵ずし」で、握り寿司や押し寿司のようなご飯の上に魚をのせているものではない。
発酵による酸味、甘味、旨味、身の締まり具合も絶妙で、秋田ならではの味わいだ。
続いて「比内地鶏ステーキ」。
比内地鶏について、わざわざここで語るまでもないが、比内地鶏は日本三大地鶏のひとつに数えられるブランド地鶏だ。
味付けはステーキソースにレモンとバター。
むね肉、もも肉の2つの部位が楽しめるのがうれしい。
メインの「きりたんぽ鍋」を持ちながら、秋田の郷土料理を味わう最高のひとときだ。
元祖むらさき「きりたんぽ鍋」
大根とにんじんの「紅白なます」。こちらは「きりたんぽ鍋」の先付けだろう。
そしてメインの「きりたんぽ鍋」がはこばれてくる。すでに煮えていて、すぐに食べられる状態だ。
きりたんぽが見えなかったので、下からきりたんぽを掘り起こしてパシャリ!
きりたんぽが極太!
きりたんぽがデカすぎて鍋が小さく見える。
きりたんぽ鍋を取り皿に盛り付けてみる。
一人前はきりたんぽ一本に、比内地鶏、ネギ、セリ、舞茸、ささがきごぼうの具材が入る。取り皿に盛り付けると改めてきりたんぽの極太さがわかる。
取り皿のチョイスもよく、田舎の郷土料理というよりもハレの日のご馳走感がある。
きりたんぽ鍋は名称からきりたんぽが主役となってしまい、ついつい比内地鶏の存在を忘れてしまいがちだが、比内地鶏の存在を忘れてはならない。比内地鶏特有の弾力や旨味、そして染み出る濃厚なスープもきりたんぽ鍋の大きな特徴となる。最後の一滴まで完食。
これぞ王道といえる「きりたんぽ鍋」。
これからも本場大館の味を守っていただきたいと思った。ごちそうさまでした。
きりたんぽ専門店「元祖むらさき」の店舗情報
今回はメインとなる「きりたんぽ鍋」と郷土料理である一品料理「ハタハタずし」「比内地鶏ステーキ」をいただいてきた。
最寄り駅となるJR花輪線東大館駅や大館市中心部から徒歩圏内ではあるものの、距離は若干離れているが、本場大館のきりたんぽ鍋を食べるのにオススメできるお店だ。
元祖むらさき専用駐車場も完備。もちろん無料なので車での訪問も安心だ。
- きりたんぽ専門店「元祖むらさき」の店舗情報
- 住所:秋田県大館市幸町12-9
- TEL:0186-42-0741
- 営業時間:11:00~14:00 17:00~21:30
- 定休日:月曜日