
南阿蘇であか牛丼!あか牛レストランmouで阿蘇山を望む絶景ランチ
2025/09/20
阿蘇の雄大な景色を眺めながら、名物「あか牛丼」をゆったり味わえる。今回訪れたのは、南阿蘇村のプライベートヴィラ「DAHARA」の敷地内にある「あか牛レストランmou」さん。
阿蘇山の南側、阿蘇五岳を望む山の中腹にひっそりと佇む、まさに隠れ家のようなロケーション。阿蘇神社や阿蘇内牧温泉といった観光スポットが集まる北側では、週末や連休になると人気店に長い行列ができることも多いが、こちらでは日常を忘れて、穏やかな時間を過ごせるのが魅力。
地元・阿蘇のブランド牛「あか牛」を贅沢に使った丼を、落ち着いた店内や阿蘇山を望むテラス席からの絶景とともにいただける。観光途中のランチはもちろん、ドライブの目的地としてもおすすめの一軒だ。
少しわかりにくい?お店への道のり

今回訪れた「あか牛レストランmou」は、南阿蘇の静かな山の中腹にあるため、初めて行く方には少しわかりにくい場所にある。熊本県道28号(熊本高森線)から、案内板を頼りにゆるやかな坂道を上っていく。
入口に小さな看板はあるが、周囲に目立つ建物やお店はないので、カーナビを設定して向かうのがおすすめ。記事の最後に住所とマップを掲載しているので参考にしてほしい。

坂道を車で200mほど上ると、プライベートヴィラ「DAHARA」の入口が見えてくる。今回紹介するレストランは、この宿泊施設の敷地内にあるが、ヴィラに宿泊しない方でも利用することができる。

宿泊施設の一番奥に駐車場がある。奥に建つ茶色い建物の2階がレストランになっている。

駐車場からは、雄大な阿蘇山を眺めることがでる。到着した瞬間から特別な時間が始まるような気分だ。

「DAHARA」には6棟のプライベートヴィラと、共通の建物が1棟あり、その共通棟の2階にレストランがある、宿泊者はもちろん、食事のみでも利用することができる。

車を停めたら、早速建物の2階へ。階段を上ると、落ち着いた雰囲気の店内が出迎えてくれる。
あか牛丼「あか牛レストランmou」のメニュー

今回は、開放感あふれるテラス席に腰を下ろし、阿蘇山を眺めながら名物のあか牛丼をいただくことにした。
メニューを開くと、看板メニューのあか牛丼をはじめ、あか牛の旨みを存分に堪能できるステーキや、あか牛のミンチを使ったボロネーゼ、デザートメニューまでも幅広くそろっている。観光途中のランチはもちろん、カフェ使いとしても楽しめるラインナップだ。

あか牛丼は、基本のスタンダードのほかに、肉・ご飯・温玉がボリュームアップする「大」、さらには希少部位ミスジを贅沢に使った「贅沢あか牛丼」などもあって気になる。

今回は「あか牛丼(大)」と「贅沢あか牛丼(大)」をオーダーし、お肉をシェアしながら食べ比べることにした。
阿蘇山を眺めながら料理を待つ時間も、このお店ならではの贅沢なひととき。テラスを吹き抜ける風の心地よさに、思わず深呼吸したくなる。
- ▼あか牛丼「あか牛レストランmou」の主なメニュー
- ・あか牛丼:2,200円(税込)
- ・あか牛丼(大):2,650円(税込)
- ・贅沢あか牛丼:2,500円(税込)
- ・贅沢あか牛丼(大):2,950円(税込)
- ・あか牛のリブロースステーキ:5,300円(税込)
- ・mouボロネーゼ:1,300円(税込)
あか牛レストランmou「あか牛丼(大)」

テラス席に座って待っていると、ついに「あか牛丼(大)」が運ばれてきた。雄大な阿蘇山を背景に、名物あか牛丼が映える。

この「あか牛丼(大)」は、スタンダードなあか牛丼をベースに、ご飯が大盛になるだけでなく、赤身肉も贅沢に増量。さらに温玉は2個付きで、ボリューム感が全体的に増量。テーブルに置かれた瞬間、思わず「おお!」となるほどの迫力がある。

器いっぱいに敷き詰められたミディアムレアの赤身肉は、表面にほんのり焼き色が付き、中心は鮮やかなピンク色。しっとりとした肉の質感が、見るからに柔らかそうで、目でも楽しむことができる。

まずはそのまま一口。
食べると驚くほど柔らかく、赤身の旨みが口いっぱいに広がる。噛むほどにあか牛特有のうま味が引き立ち、「あか牛って、こんなにウマいのか?」という味わい。

続いて、温玉を崩していただく。
黄身がとろりと流れ出し、赤身肉やご飯を包み込む瞬間は、見ているだけで幸せな気持ちに。

黄身のまろやかさが加わることで、味に奥行きが増し、箸が止まらなくなる。本当に柔らかくてウマい。

さらに味噌ダレも試してみる。甘辛いタレが赤身肉にしっかりと絡み、風味がまたひと味変わる。そのまま味わうのも良し、温玉や味噌ダレで変化をつけるのも楽しく、増量したはずの「あか牛丼(大)」でも足らないくらいだ。

セットの汁ものは「牛すじのお吸い物」。
あっさりとした出汁に柔らかな牛すじが浮かぶ。こちらもウマい。ただの味噌汁で済まさないところにもこだわりを感じる。

小鉢にはあか牛のしぐれ煮。甘辛く煮付けられており、こちらもご飯が進む味わい。

昆布の佃煮にはワサビが添えられていて、舌をリセットしながら再び丼を味わうという贅沢なローテーション。阿蘇の自然を感じながら食べるあか牛丼は、ただのランチを超えた特別な"体験"にも浸ることができた。
あか牛レストランmou「贅沢あか牛丼(大)」

もう一杯は、シェアしながら食べ比べてみようと注文した「贅沢あか牛丼(大)」。器いっぱいに盛られたお肉のボリューム感は、スタンダードな「あか牛丼」に負けない迫力。視覚だけでも十分に食欲をそそられる。

この「贅沢あか牛丼」には、あか牛の中でも特に希少な部位・ミスジが贅沢に使われている。ミスジならではのサシの入り方が美しく、見るからにしっとりと柔らかそう。数量限定での提供なので、運良く出会えたらぜひ試してほしい。

スタンダードな丼と同じく、ご飯の上にはたっぷりの肉が敷き詰められ、中央には温玉が2個のっている。

ミスジは赤身と脂のバランスが絶妙で、ひと口噛むとじんわりと旨みが広がる。脂の甘さが口の中でふわっと溶け、しっかりとした赤身のコクを引き立ててくれるのが印象的。

まずは何もつけず、そのままで味わってみるのがおすすめ。赤身主体のスタンダードな「あか牛丼」と食べ比べると、肉の質感や脂の違いが際立ち、奥深さを感じることができた。
あか牛丼「あか牛レストランmou」店舗情報

南阿蘇の雄大な景色を眺めながらいただく「あか牛丼」は、ミディアムレアに焼かれた赤身肉は驚くほどやわらかく、噛むほどに旨みが広がる満足感あふれる一杯だった。
さらに「贅沢あか牛丼」も名前の通り特別感のある一杯で、ミスジを使ったお肉は、赤身の旨みと脂の甘みのバランスが絶妙で、スタンダードなあか牛丼との食べ比べも楽しめた。
阿蘇山を望むロケーションとともに味わうあか牛は、まさに阿蘇でしか体験できないごちそうだった。
- あか牛丼「あか牛レストランmou」の店舗情報
- 住所:阿蘇郡南阿蘇村久石1353-5 2F
- TEL:082-262-5123
- 営業時間:11:00~17:00
- 定休日:水・木曜
- 駐車場:無料駐車場あり