ワットポーの行き方と見どころ!服装と所要時間も徹底解説
バンコク3大寺院巡りで、最初に訪問するのにオススメは絶対に「ワットポー」。
ワットポーはバンコクで最も歴史の古い仏教寺院です。
バンコク市内からワットポーへの行き方から見どころ、気になる服装や所要時間などワットポー観光を徹底解説したいと思います。
バンコク市内からワットポーへの行き方
ワットポー周辺には最寄駅がない為、タクシー、トゥクトゥク、路線バス、水上バスあたりでアクセスするのが一般的です。
ワットポーへのアクセスは、ホテルから直接タクシーで行くのが時間・料金的にもオススメなのですが、せっかくのタイ旅行なので「鉄道+トゥクトゥク」や「鉄道+水上バス」でのアクセス方法を紹介します。
「鉄道+トゥクトゥク」でワットポーへアクセス
バンコクに観光で訪れる人の多くの人が、MRT(地下鉄)、BTS(スカイトレイン)沿線のホテルに滞在するかと思います。
MRT終点のフワランポーン駅と地下連絡通路で直結するバンコク中央駅(クルンテープ駅)を経由するのがオススメ!
今回は、バンコク中央駅前からトゥクトゥクに乗車してワットポーに行きます。
バンコク中央駅前では、トゥクトゥクが客待ちしているので、運転手さんとワットポーまでの料金交渉をします。
目的地を伝えると、金額を返してきます。2人の運転手さんに話しかけてみましたが、どちらも200バーツの返答。
結局、150バーツで交渉成立!
カタカナ英語でも十分に通じます。
ワットポーのいくつかある入口の中で、最も一般的なのは「タイ・ワン通り(Thai Wang Rd.)」。
トゥクトゥクは、伝えた行き先よりも手前で降ろされる事が多いので、必ず交渉時に入口まで行ってもらう様に伝えましょう。
「鉄道+水上バス」でワットポーへアクセス
カオサン通りやBTSシーロム線沿線からワットポーへアクセスするには、チャオプラヤー川の「チャオプラヤー・エクスプレス・ボート」で行く「鉄道+水上バス」も便利です。
水上バスへは、カオサン通り最寄りの「N13プラ・アルティット(Phra Arthit)」や、BTSシーロム線サパーンタクシン駅最寄りの「サートーン(Sathorn)」から乗船します。
ワットポー最寄りの降船口は「N8ター・ティアン(Tha Tien)」です。
「タクシー」でワットポーへアクセス
ワットポーへのアクセスは、ホテルからタクシーで行くのがシンプルで楽です。
渋滞している時間帯は、MRTやBTSなどで渋滞の外に出てからタクシーやトゥクトゥクを利用する方が早い場合もあります。
バンコク中央駅や近隣観光地からタクシーに乗る場合は、メーターを使ってくれるタクシーが少ないので、メーター使用で乗車したい場合は、ホテルからタクシーで直接行くのがイイと思います。
ワットポーの入場料と子供料金は?
ワットポーへの入口がある「タイ・ワン通り(Thai Wang Rd.)」沿いにはたくさんの人。通り沿いには屋台が並び、タクシーやトゥクトゥクが客待ちをしています。
ワットポーへ入場します。
入口の奥の「WAT PHO TICKET 100 BAHT →」の案内板どおり、右側にあるチケット売り場へ進みます。
この界隈には「今日は休み!」とウソをついて土産屋に連れていく悪徳トゥクトゥク運転手がいるそうで、 チケット売り場には「WAT PHO OPEN EVERY DAY」と毎日営業している事が明記されています。
ワットポーの入場料は100バーツ。子供料金の設定はありませんが、身長120cm以上で大人と同じ料金が必要になるようで「HIGHT OVER120CM. PLEASE BUY TICKET.」と表記されています。
ワットポーの入場券を購入。 入場券には、ミネラルウォーターの引換券が付いています。
ちなみに、タイ人の入場料は無料のようです。
入場券を買ったら、背面の「PLEASE TICKETS CHECKING」と書かれた入場ゲートに進みます。
ワットポーでの服装と注意点
ワットポーに限らず、タイの寺院で共通している事ですが、寺院内で肌を出して良いのはお坊さんのみです。
ガイドブックなどでも書いてあるとおり、ショートパンツ・タンクトップ・サンダルはNG。
実際に行って見てきた印象としては、膝や肩が隠れているかがボーダーライン。七分丈ズボン、スカート、半袖、クロックスはOKのようです。
ちなみにワットポーで服装を確認されるのは寝釈迦像の建物の入口のみで、服装がNGの場合は呼び止められ、無料の羽織りものを使用するように言われます。
地元の子供たちも暑いのに服装はしっかりしています。こちらは他国の文化を感じさせていただく立場なので、きちんとした服装を心掛けたいところです。
その他、仏殿や本堂内は靴や帽子もNGなので、脱いで入ります。仏像に立って拝観したり、足を向けて座ったりするのもNGです!
ワットポーの見どころ
ワットポーは、1788年(仏歴2331年)にラマ1世によって建てられたバンコク最古の寺院です。
ワットポーの見どころは「寝釈迦像」「本堂の座釈迦像」「ラーマ王4代の仏塔」「回廊の仏像」が有名ですが、タイの寺院の特徴である細かい装飾にも注目していきたいところです。
▼寝釈迦像
ワットポーで一番有名なのが、体長46m、高さ15mの巨大な「寝釈迦像」。
仏殿へは靴を脱いで入ります。
全身を金箔で覆われ、黄金に輝く姿とデカさに感動!
屋内の柱が邪魔して実際は正面から全体を拝む事はできません。
このデカさゆえに少々窮屈そうだな...と思ってしまいます。
足元からは寝釈迦像の全体が見れます。
壁や柱、天井の細かい描画も印象的です。
平らな足の裏に描かれた108の螺鈿細工(貝の真珠質の部分を磨いて利用したもの)に注目!
足の裏に描かれた螺鈿細工は、仏教の世界観を表現したもので、ひとつひとつ緻密に描かれています。
寝釈迦仏の背面には、托鉢が並んでいます。
108ある鉢の中に1枚ずつ硬貨を入れていくと煩悩がなくなるそうです。
寝釈迦仏の周りを一周できる作りになっていて、背後からは後頭部も見る事ができます。
枕にまで細かい装飾が施されています。
▼ラーマ王4代の仏塔
ラーマ1世から4世を祀る色鮮やかな仏塔は、緑の塔がラーマ1世、白の塔がラーマ2世、黄色の塔がラーマ3世、青の塔がラーマ4世を表しているそうです。
近くでじっくり見ると、びっしりと細かい装飾が印象的です。
▼本堂の座釈迦像
ワットポーの中央のある本堂では金箔で覆われた座釈迦像が安置されています。
タイ屈指の美しさを誇る座釈迦像は必見!
台座にはラーマ1世の遺骨が納められているそうです。
本堂内の壁には、釈迦の生涯が描かれています。
▼回廊の仏像
本堂を囲み、4つの礼拝堂をつないだ回廊には、タイ国内から寄進された数100体の黄金の仏像が並びます。
場所により、大きさや表情が少しずつ異なるので、意識して参拝するとイイと思います。
ワットポーの所要時間
バンコク三大寺院を巡るスケジュールを立てる時、気になるのは所要時間。
今回は、「寝釈迦像」「ラーマ王4代の仏塔」「本堂の座釈迦像」「回廊の仏像」の有名どころを写真をバシャバシャ撮りながら「4つの仏殿」などもじっくり廻ったので、所要時間は1時間半くらいでした。
よほどの仏教好きでもない限り、通常の所要時間は1時間くらいかなと思います。