帰りが難しい?プトラジャヤ駅からピンクモスクへの行き方と見どころ
2018/12/22
クアラルンプール旅行で絶対行きたい観光スポットの一つ「ピンクモスク」。
ピンクモスクの最寄り駅である「プトラジャヤ&サイバージャヤ(Putrajaya&Cyberjaya)駅」までは鉄道を使って簡単にアクセスできるけど、駅からピンクモスクへはどう行ったらいいの?という人の為にプトラジャヤ駅からピンクモスクの行き方とピンクモスクの見どころを紹介したいと思います。
プトラジャヤ駅からピンクモスク!公共機関はバスかタクシー
プトラジャヤ駅からピンクモスクまで最短で行くなら待ち時間不要のタクシーです。タクシーのりば、バスのりばは駅改札のひとつ下のフロア(1F)になります。
駅の改札を出たら右側(西側)に向かい、突き当り右手の階段を下りると地上階はタクシーのりばになっています。タクシーのりばの案内板はコインロッカーのうしろに隠れてしまってますが、階段を下りたところにあります。
プトラジャヤでもタクシーを利用するには基本交渉制になりますが、プトラジャヤ駅のタクシーのりばは受付で目的地や利用時間を決めて料金を支払う、またはメータータクシーに乗車する仕組みです。
メーター制でタクシーに乗車したら「遠回りされてぼられた!」という書き込みがあったので、今回はバスでピンクモスクに向かいたいと思います。
プトラジャヤの交通の中心「プトラジャヤセントラル」
改札から右手の突き当り左側の階段を下りると下はバスターミナルになっています。ここはプトラジャヤセントラル(PUTRAJAYA SENTRAL)という名称どおりプトラジャヤ市内の各地へアクセスする交通の中心として機能しています。
プトラジャヤセントラルにはピンクモスクを始めとしたプトラジャヤ観光のツアーバスが発着しています。一見、ピンクモスク行きの路線バスに見えなくもないので確認が必要です。ちなみにプトラジャヤ観光ツアーバスは現地時間でAM10:00出発です。
大きく「PUTRAJAYA SENTRAL」と書かれたところが案内所?になっているので、ピンクモスク行きのバス停を確認します。
案内所で「プラットフォーム11に発着するL15のバス」だと教えてもらったので、プラットフォーム11の前でバスを待つことにしました。L15の案内板にも「MASJID PUTRA」とピンクモスクの名称が書かれているのでここで待てば良さそうですが、バスの時刻表が無く30分間隔で運行しているとの情報でしたが、なかなかバスが来ないのでだんだん心配になってきます。
全くバスが来る気配がないどころか誰も並んでないので、2Fに行ってバスターミナルをパシャり!綺麗に整備されたバスターミナルで、発着するバスの車両も綺麗です。
ようやくL15のバスが到着すると、わっと人が集まってきます。参考までにデジカメのタイムスタンプを確認すると、私がバスターミナルに到着したのが現地時間で10:48、L15のバスがバスターミナルに到着したのが11:23だったので35分待ったことになります。時刻表が無かったので実際よりもかなり待った感じがしました。
バスの運賃は1.5RM。乗客が乗り切ったらすぐに出発します。バスの車内も綺麗。私たちの他に2組の日本人観光客がいました。L15のバスが到着したのが11:23、ピンクモスクに隣接するプトラ・スクエアの停留所に到着したのが11:43だったので、バスでの所要時間は20分くらいでした。
プトラジャヤ駅からピンクモスクへのバスのルート
バスのルートは結構迂回ルートになりますが、プトラジャヤのメインロードを走るので官庁街を車窓からみることができました。観光ならそんなに悪くないと思います。
最寄りバス停からピンクモスクへの行き方
プトラスクエアでバスを降りると、すぐ目の前にピンクモスクが見えます。圧倒的な存在感なのでピンクモスクまで迷うことは無いと思います。プトラジャヤで一番人が集まっています。
南側にはプトラジャヤ湖が望めます。プトラジャヤは本当に綺麗に整備された街です。
エントランスがすでにデカい!正面からピンクモスクに入ろうとすると、警備員に止められたのでお祈りの時間と重なってしまったのかと思いました。外国人観光客用の入口は正面右手にあり少々わかりにくい為、勘違いして中に入れずに帰ってしまう人もいるんじゃないかと思います。
ピンクモスク観光の見どころ
正面右手の入口を入ると受付の行列を発見!取りあえず並んでみます。
並んでいるからこそじっくりとピンクモスクの外観を見ることができます。
受付に並んでいたので、チケットを購入するのかと思いきや、なんと入場料は無料!タダで見学できます。女性は肌を隠さないと入場出来ないのでここでローブ(チャドル)を借りて着用します。ローブも無料で貸し出してもらえます。
マレー語で「MASJID PUTRA」、英語で「PUTRA MOSQUE」と表記されています。バラ色がかった花崗岩を使用して建設されているので、日本語の旅行記事では通称「ピンクモスク」と呼ばれています。
中庭からピンクモスク正面をパシャリ!一度に15,000人の崇拝者を収容することができる巨大モスクと言うだけあり、ネットで見ていた印象よりもデカい!
ピンクモスクのミナレット。ミナレットも淡いピンク色をしています。
モスク中央のドーム型をした屋根が特徴的。よく見るとドーム表面や窓にも装飾が施されています。
ピンクモスク内部を見学
靴をぬいでモスクの内部を見学します。
ムスリムでなくてもモスク内の見学はできますが、見学できる範囲は赤いロープの中のみに限られます。
礼拝堂の中はまるで宮殿のよう。内部も全体がかわいいピンクで統一されています。
ステンドグラスから差し込む陽の光が神秘的。
2Fは女性専用の礼拝フロアになっています。
絨毯もピンクでイスラムっぽい柄がかわいい!この規模だと結構なお値段するんだろうなー。
天井が高くて開放的。学校の体育館の様にも見えますが、広さというか規模感は全然違います。
キラキラ要素もあって女子好みそうなデザインです。
ピンクモスク礼拝堂の中央に特別に入れてもらえた!
モスクの警備の人?にこっそり「From?」と聞かれたので「from Japan!」と答えました。すると、たくさん観光客がいる中で、自分たちともう一組の日本人観光客だけが礼拝堂の中央に特別に入れてもらえました。
この後に訪れたシルバーモスクでもそうだったのですが、ありがたい事に日本人だと答えただけで何かと優遇してもらえた感じがしました。
上を見上げればピンクモスクのドーム部分を内側から見ることが出来ます。繊細なデザインがピンクで描かれていてカワイイ!
メッカのカーバ神殿の方角を示すミフラーブ(壁のくぼみ)。イスラム教は、神仏像や絵画等を信仰の対象とする偶像崇拝を厳しく禁止している為、ピンクモスクにも祭壇やお供え物は一切ありません。
ピンクモスク側から中庭と正門。反対側から見てもデカい!
ピカピカに磨かれた花崗岩がピンクでキレイ!ピンクモスクの回廊も見どころのひとつです。
正門の向こうのプトラスクエアには中央のマレーシアの国旗と13の州旗が見えます。
フードコートや遊覧船のりばが隣接
ピンクモスクの横というか下というか難しいですが、バスを降りたところの近くにある階段を下りるとフードコートや遊覧船のりばがあります。
階段を下りるとまずはフードコート。ピンクモスク周辺には他に飲食店がないので、ここのフードコートはごった返しています。
そしてピンクモスク観光の目玉のひとつ「プトラジャヤ湖クルーズ」。午前中はリーズナブルなショートコースの設定があります。しかしピンクモスクを順光で撮りたいなら午後のクルーズがオススメです。
難しいのはピンクモスクからの帰り方
難しいのはピンクモスクからプトラジャヤ駅への帰り方。プトラジャヤ駅からピンクモスクへの行き方を調べて行く人は多くても、帰り方まで調べておく人は少ないんじゃないかと思います。
ピンクモスクやプトラスクエア界隈は観光バスだらけで流しのタクシーを拾うのはかなり難しいと思います。バス停らしきものも見当たらないので、路線バスがどこに停まるかもわかりにくいです。
ピンクモスクからプトラジャヤ駅へのバスのルート
ちなみにバスが停車するのはここ!プトラスクエアほ反対側にも停まりますが、行きにバスを利用した場合は下りたところから乗車するのが確実だと思います。
プトラジャヤ駅へアクセスする「L11」の他に「D16」「J05」などのバスも停車するので「L11」の表示を確認して乗車しましょう。