台北一番人気の小籠包「鼎泰豊(ディンタイフォン)新生店」王道はココ
2024/02/21
台湾と言えば小籠包!
小籠包と言えば鼎泰豊!
というくらい、台湾名物「小籠包」の超有名店「鼎泰豊(ディンタイフォン)」。
鼎泰豊は「世界三大小籠包」に数えられ、さらにミシュランガイド台北2018~2023の6年連続で「ビブグルマン認定」を受けている世界的にも人気のあるレストランだ。
本店はテイクアウト・デリバリー専門店として営業しているため、今回は本店の役割をはたしている台北一番人気の小籠包「鼎泰豊(ディンタイフォン)新生店」に行ってきた。
「鼎泰豊(ディンタイフォン)新生店」の順番待ち
鼎泰豊新生店に到着。
やはり超人気店だけあって、お店の前にはたくさんの人が順番待ちをしている。平日昼にもかかわらず、この賑わいに期待感が高まる。
待ち時間は70分。
仕事のお昼休みだったら小籠包にありつけない待ち時間、、、。混雑時は店舗入口の横にある受付カウンターで整理券をもらって順番待ちするシステムとなっている。
まずは受付カウンターのスタッフさんから順番待ちの整理券を受け取ろう。スタッフさんは私が日本人かどうか尋ね、日本語の整理券を手渡してくれた。驚くべきサービスだ!
順番待ちの整理券には整理券番号や待ち時間が表示されており、QRコードからはスマートフォンでメニューや残り待ち時間を確認することもできる。待ち時間が約50~70分と書かれており、一時間くらいの余裕がありそうなので、近くの観光スポット「永康街」を散策しに行くことにした。
ちなみに永康街の入口付近に「鼎泰豊信義店(本店)」がある。今回来店した新生店がオープンしてから、こちらの本店はテイクアウト・デリバリー専門店となっている。
順番待ちの整理券を受け取ってから48分。整理券に記載されていた待ち時間よりも若干早く入店することができた。
受付カウンターのスタッフさんに整理券を手渡したらいよいよ鼎泰豊新生店に入店だ!
店内1階では、点心師さんが作る小籠包の制作工程を見学することができる。
「鼎泰豊(ディンタイフォン)新生店」のメニュー
卓上にメニューが設置されているが、基本はQRコードをスマートフォンで読み込んでWEB上で注文するスタイル。
オススメのメニューには「いいね」ボタンのようなアイコンが付いており、小籠包に関しては全5種類のうち3種類にアイコンが付いていた。ちなみに気になる小籠包のお値段は、この日の両替レートが0.2035(10,000円→NT$2,035)だったので、小籠包:10個(NT$250)は日本円で1,228.5円となる。
WEB注文ページは日本語表記で、料理の写真と金額を確認しながら注文することができた。注文内容の確認画面もあって親切な設計だ。
- ▼「鼎泰豊(ディンタイフォン)新生店」の主なメニュー
- ・小籠包(5個):NT$125
- ・小籠包(10個):NT$250
- ・サンラータン:NT$110
- ・牛肉麺(肉なし):NT$140
- ・えびチャーハン:NT$270
- ・きゅうりのピリ辛漬け(冷菜):NT$100
- ・賞味期限18日の台湾ビール(600ml):NT$190
賞味期限18日の台湾ビール
「賞味期限18日の台湾ビール」を注文。
こちらは加熱処理をしていない生ビールで賞味期限が18日しかないため、提供しているお店が限られる。メニューで見かけたら絶対に注文したい一品だ。
日本のビールと比べると色がやや薄く、苦味が少なくて水のようにゴクゴク飲める。普通の台湾ビールよりも味わいが豊かなのも特徴。「ONLY 18 DAYS」と書かれているのが目印だ。
きゅうりのピリ辛漬け(冷菜)がすぐに運ばれてくる。誰だこれ頼んだの!台湾ビールのあてに最高じゃないか。
鼎泰豊新生店「小籠包」
席のお皿の上にはお箸とレンゲ、針生姜がセットされている。右手で箸、左手にレンゲのスタイルで持ちやすいように配慮されている。
「小籠包の美味しい召し上がり方」を事前にチェック!予習は大切だ。醤油と酢は1対3、最初の1個は何もつけない、2個目からは事前に作ったタレを付けて食べる、とのことだ。
最初に「小籠包:5個入り」が運ばれてきた。
鼎泰豊の小籠包は点心師さんによってひとつひとつ手作りで包みあげられている。
小籠包の薄皮が破れないように箸で優しく持ち上げて、そっとレンゲに落としたら、まずは見て楽しみたい。美しく折り込まれたひだが全部で18ある。手作りの皮は中に閉じ込められたスープが透けてみえるほど薄いのが見てわかる。
薄皮に箸で小さな穴を開けると肉汁がレンゲ内に溢れ出る。温度に気を付けながらスープを味わってみる。
ウマっ!
溢れ出た肉汁だけでもう全てを感じることができた。これが本場台北の小籠包か、、、!これが鼎泰豊の小籠包か、、、!
次々と小籠包が運ばれてくる。
「小籠包:10個入り」には5個入りには無い密度からくる迫力とさらなる期待感がある。
5個入りと比べて10個入りはなんだか狭そう。モタモタしようものなら一瞬で無くなってしまいそう。
小籠包のお供「針生姜」。
その針生姜が入った小皿に醤油1に酢3のタレを作る。
とんこつラーメン店や牛丼屋さんで提供している紅生姜よりもさらに細かく、まさに針のように繊細。
スープの温度を確認したうえで一口でいただく!溢れ出る肉汁!中に込められた餡の旨味!まさに絶品!小籠包!台湾ビール!小籠包!台湾ビール!のローテーションを心行くまで満喫することができた。
鼎泰豊新生店のその他メニュー
鼎泰豊(ディンタイフォン)で小籠包ともう一品外せないのが「えびチャーハン」。チャーハンにはぷりっぷりの海老がたっぷり入っている。
続いてサンラータン。日本ではサンラータン麺の方がなじみがあるかも知れないが、台湾や中国では麺ではなくスープとしていただくのが一般的となっている。
サンラータンはラーメンのどんぶりサイズの器にたっぷりと入っていて複数人でシェアできる量がある。酸っぱいと辛いが絶妙に効いた中に旨味もある。
台湾でポピュラーな料理のひとつ「牛肉麺(ニューローメン)」。牛肉麺は牛肉の旨味が染みこんでいて味わい深い。
中華麺ではなく小麦粉の白い麺が使用されているのも牛肉麺の特徴のひとつだ。
「鼎泰豊(ディンタイフォン)新生店」店舗情報
今回は「鼎泰豊(ディンタイフォン)新生店」で台湾名物の「小籠包」を味わってきた。鼎泰豊は東京でも店舗展開しているが、本場である台湾で本物の小籠包を楽しむことができ、そのほかのメニューもどれもハイレベルだった。
賞味期限18日の台湾ビールも堪能でき、非常に満足のいく台北ランチだった。まだまだ食べてみたいメニューがたくさんあったので、また訪問してみたいと思う。
- 「鼎泰豊(ディンタイフォン)新生店」の店舗情報
- 住所:台湾台北市信義路二段277号
- TEL:02-23952395
- 営業時間:11:00~20:30 土日祝10:00~
- 定休日:なし