台北「龍山寺」で台湾式おみくじ!無料だけどなかなか引けなくて大変
2024/02/29
台北最古の寺院「龍山寺」。
龍山寺は台北最強のパワースポットとして呼び名が高く、台北有数の観光名所となっている。
そんな龍山寺で挑戦してもらいたいのが「台湾式おみくじ」。無料ではあるがなかなか引けなくて大変な台湾式おみくじに挑戦してきたので、今回はその経験をもとに龍山寺のおみくじ引き方を紹介したいと思う。
龍山寺で台湾式おみくじに挑戦!
台湾でも日本の神社やお寺と同様に、参拝のあとにおみくじを引くのが一般的。龍山寺の後殿までお参りが済んだら、台湾式おみくじに挑戦してみよう。
まずは龍山寺でおみくじを引く手順を紹介したいと思う。
- 【1】神様にご挨拶して伺い事を唱える
- 【2】ポエ(杯)を投げて確認
- 【3】おみくじ棒を選んで引く
- 【4】再びポエ(杯)を投げて確認
- 【5】引出所で番号のおみくじを取り出す
【1】神様にご挨拶して伺い事を唱える
三宝仏(前殿)に戻ったら、まずは神様にご挨拶。名前、住所、生年月日などを神様に伝えよう。
ご挨拶が終わったら伺い事を唱える。願い事を叶えてもらうのではなく、神様にお伺いを立てて「神意」承るというイメージだ。
【2】ポエ(杯)を投げる
ポエ(杯)と呼ばれる三日月型の赤い木片を使って、おみくじを引いても良いかどうか神様に確認を行う。ポエは丸い面(表)と平たい面(裏)があり2つ1組で使用する。
ポエを床に落とすように投げる。表と裏の組み合わせ(聖杯)になれば、神様からお許しがいただけたということでおみくじを引くことができる。表と表(笑杯)、裏と裏(怒杯)の組み合わせの場合はやり直し。3回NGがでたら、そのお伺い事がNGということなので、内容を変えるか日を改めよう。
- 聖杯(表と裏)…伺い事に神様が同意してくれたということ。
- 笑杯(表と表)…伺い事に縁が無い。または内容不明。神様が笑っておられるということ。
- 怒杯(裏と裏)…神様がお許しにならない。怒っておられるということ。
【3】おみくじ棒を選んで引く
表と裏の組み合わせ(聖杯)が出たらおみくじ棒を引こう。おみくじ棒に書いてある番号がおみくじの番号となる。
【4】再びポエ(杯)を投げて確認
このおみくじ棒の番号で良いか、再びポエ(杯)を投げて神様に確認する。表と表、裏と裏の組み合わせの場合は、おみくじ棒を引きなおして、再びポエ(杯)を投げて確認。表と裏の組み合わせ(聖杯)になれば、おみくじ棒の番号が正しいということになる。
【5】引出所で番号のおみくじを取り出す
おみくじ棒の番号が正しいことが確認できたら、おみくじ引出所に行こう。
おみくじ棒の番号が書いてある引き出しを開けて、おみくじを一枚取り出そう。おみくじは中国語で書かれているので漢字から何となく意味が分かる場合もある。本殿右側の通路にある解説処に運が良ければ日本語がわかるスタッフさんがいるそうなので確認してみると良いだろう。
龍山寺で台湾式おみくじに再挑戦!
実は前回、神様からおみくじを引くのにお許しをいただけなかったのだが、成り行きで龍山寺を再訪問することになり、龍山寺のおみくじに再挑戦することができた。
今度はお伺い事を変えてポエ(杯)を投げる。表と裏の組み合わせ(聖杯)の目が出て、神様からお許しがいただけた!
前回は、いろいろと願い事をして欲張ってしまったため、今回は、仕事で結果が出せるようにとシンプルにお伺いを立てたのが神様に通じたのかも知れない。
今回は、引出所の引き出しを開けて、おみくじを一枚取り出すことができた。おみくじ左上に書いてある番号の下にある「上上」の部分が、日本のおみくじにある「大吉」「中吉」的なものとのこと。ちなみに龍山寺のおみくじは「大吉>上上>上>中下>下下>空白」という序列となっているそうだ。
中国語で書かれているが、漢字を見ると仕事で結果が出せそうな事が書いてある感じがする。
龍山寺のおみくじの内容を解説しているサイトがあったので下記を参考にすると良いだろう。
- 事業功勳暮與朝…事業は伸び、手柄を立てられる。
- 榮華物態不勝饒…心身ともに恩恵を浴びるだろう。
- 報君記取金雞鬪…しかし手柄をあせって人と争ってはいけない。
- 福祿聲名價自超…結果は自然と付いてくるのだ。
- 引用元:Amakuchi Otoko
龍山寺のおみくじまとめ
今回は台北最古の寺院「龍山寺(ロンシャンスー)」で台湾式おみくじに挑戦してみた。日本の神社やお寺のおみくじとはルールが異なり、無料ではあるが、日本のおみくじのように簡単には引かせてもらえなかった。幸い再挑戦することができ、何とかおみくじを引くことができたが、台湾式おみくじは根気が大切なことが分かった。これから龍山寺のおみくじを引く人の参考になれば幸いだ。