福島円盤餃子の代表格「餃子の照井」飯坂本店で福島ご当地グルメを堪能

2024/08/18

福島のご当地グルメといえば、まず思い浮かぶのが「福島円盤餃子」。

JR福島駅前でいつも順番待ちが絶えない「餃子の照井」東口店が人気で福島円盤餃子の代表格のひとつとなっている。今回は、そのお店の本店がある飯坂温泉に行ってきたので、「餃子の照井」飯坂本店の福島円盤餃子を紹介したいと思う。

お店から少し離れたところに駐車場がある。最初に目に入る手前のスペースはすでに満車となっていたが、奥にも駐車スペースがあり、全体で約15台分の駐車が可能だそう。

開店の17時を過ぎて訪問すると店内はすでに満席。お店の前には順番待ちのお客さんであふれていた。

店頭に設置された受付表に名前と人数を記入して順番が来るのを待つシステムになっている。到着したらまずは受付表に名前を記入して順番待ちを始めよう。

「餃子の照井」飯坂本店のメニュー

飯坂本店のメニューは円盤餃子がメインとなっている。また、円盤餃子だけでなく、らーめんや一品料理も充実している。

円盤餃子は一皿（22個）と半皿（11個）から選ぶことができる。

壁には地元・福島ならではの特別メニューとして、坂下から直送された新鮮な「馬刺し」や、福島の郷土料理「いか人参」の表示が掲げられており、福島の食文化が味わえるラインナップとなっている。餃子と一緒にオーダーするとさらに食事の満足感がアップすることだろう。

餃子の照井「自家製いか人参」

福島の郷土料理として親しまれている「自家製いか人参」を注文。いか人参は、細切りにしたスルメイカとニンジンをタレに漬け込んだ一品。

福島の家庭では昔から親しまれてきた味で、ご飯のお供にはもちろん、お酒のつまみとしても相性抜群だ。

餃子の照井「円盤餃子（一皿：22個）」

そして、いよいよ円盤餃子が運ばれてくる。
まずは、注文した二皿のうちの一皿目が到着。こんがりとしたキツネ色の焼き色が、食欲を一層かき立てる。

餃子が円盤状にきれいに並べられ、外はパリッと、中はジューシーに焼き上げられているのが一目でわかる。

続いて二皿目の円盤餃子がテーブルに運ばれてきた。
フライパンに餃子を円盤状に並べ、ひっくり返してそのままお皿に移したこのスタイルは、フライパンで一度に多くの餃子を焼くためだったそう。

照井さんの餃子は焼き餃子よりも揚げ餃子に近い見た目をしている。まるで揚げたかのようなパリッとした食感が特徴だ。

香ばしくキツネ色の焼き色を付けた餃子。
こだわりの薄皮が特徴で、この薄皮がカリッとした食感を生み出すだけでなく、見た目にも美しいビジュアルを作り上げている。

外はカリカリ、中身はフワフワな餡の絶妙なバランスが、見た目だけでなく食感でも楽しませてくれる一品だ。

餃子の照井「らーめん」

そして、照井さんでぜひ試してほしいのが「らーめん」。

餃子が主役のお店なので、正直そんなに期待しないで注文したが、その予想は良い意味で裏切られた。ラーメン店として独立しても十分やっていけるクオリティだ。

福島県は喜多方ラーメンや白河ラーメンなど、全国的にも有名なラーメンの名店が多い土地柄、ラーメンをメニューに並べるなら期待を上回るクオリティが必須なのだろう。福島のラーメン文化の高さを再認識させてくれた。

餃子はラーメンのオプションとして注文することが多いが、こちらでは餃子が主役ということで、円盤餃子をもう一皿追加注文。

餃子を目当てに訪れたのに、ラーメンの美味しさに感動する。そんな予期せぬ楽しみがあるのも、照井さんの魅力の一つだ。

「餃子の照井」飯坂本店の店舗情報

最後に、今回訪れた「餃子の照井」飯坂本店は、福島円盤餃子の魅力を余すところなく堪能できる素晴らしいお店だった。

カリっと香ばしく焼き上げられた餃子の薄皮と、フワフワに詰まった具材のバランスが絶品。さらに、期待を超える美味しさのラーメンも味わうことができ、餃子専門店としてだけでなく、ラーメン店としても十分満足できる内容だった。

順番待ちをしている時には、人が反対（道路側）を向いて座っていたので気付かなかったが、店頭の待ちスペースが足湯になっていた。福島飯坂温泉街にあるお店ということで、足湯のサービスがあるのもおもしろい。

「餃子の照井」飯坂本店。福島を訪れた際には、ぜひ足を運んでみてください。

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