川越のご当地グルメとして知名度急上昇中「太麺焼きそば」

子供たちのおやつとして愛されてきた、川越に広まる昔懐かしい味「太麺焼きそば」が、 川越のご当地グルメとして知名度急上昇中です。
太麺焼きそばのルーツを調べて、川越に行ったら食べるべきお店をチョイスしてみました。

蓮馨寺境内の「太麺焼きそば」

川越太麺焼きそばのルーツを調べると、川越市内にある蓮馨寺(れんけいじ)の境内にあった焼きそばの屋台が発祥の様で、太麺を使った焼きそばが人気となり、近隣の駄菓子屋さんや食堂でも太麺を使った焼きそばが広まったそうです。

「まことや 蓮馨寺店」の太麺焼きそば

川越太麺焼きそばのルーツである、蓮馨寺境内の太麺焼きそばを復元させたお店です。 蓮馨寺の鐘堂に隣接していて、お店の前にテーブルセットが置いてあるので、境内で食べる事ができます。 地元民が散歩がてらにフラッと立ち寄るようなお店です。

文字通り太い麺で、ソースの色もやや濃いめ。青ノリと紅ショウガで他店よりも見た目が色鮮やかに感じます。 モチモチ太麺とソースのバランスが良く、食べ応えがあって美味しい。 祭りの屋台で食べる焼きそばよりも格上です。

川越商店街を挟んだすぐ近くに本店があり、そちらは焼きそばのメニューも豊富で店内でいただけます。

駄菓子屋の「太麺焼きそば」

最初に抑えておきたいのは、やはり駄菓子屋系の「太麺焼きそば」。 川越城本丸御殿周辺には、駄菓子屋で食べられる太麺焼きそばの代表的なお店が2件あります。

「やきそばのみどりや」の太麺焼きそば

老夫婦がのんびり切り盛りする駄菓子店。 駄菓子が並ぶお店の奥にあるテーブル席とカウンター席で太麺焼きそばを味わえます。 観光エリアからは少し外れますが、川越の太麺焼きそばを代表するお店の一つです。

太麺焼きそばは名前通り、うどんの様な太麺。ソースの色も薄めなので、一見、焼きうどんにも見えます。 具はキャベツ中心で、挽き肉が少々、麺はモチモチ、ソースの味は薄めながらも甘みが美味しく麺になじんでます。 子供からお年寄りまで幅広い年代の方々に愛されてる素朴な焼きそばです。

「小峰商店」の太麺焼きそば

川越城本丸御殿、三芳野神社と隣接するお店なので散策がてら立ち寄れます。 お店の奥は駄菓子屋になっていて、地元の子供達、子供連れの親子がお菓子を買いに来ます。

コチラの太麺は細かく短めで、具はキャベツのみ。肉は入っていないので見た目はシンプルです。 ソースの味は薄味ながらピリっとした感じの焼きそばです。卓上にあるソースなどの調味料で味を調整できます。

元祖「太麺焼きそば」を謳うお店

川越の太麺焼きそばのルーツからは外れるかも知れませんが、焼きそばに太麺を使った元祖を謳うお店がありました。 川越ラーメンや紫いも餃子などがウリのお店です。

川越太麺焼きそばのまとめ

太麺焼きそばは、ネーミング通り一般的な焼きそばよりも麺に太麺を用いているのが特徴です。 実際に食べ歩いた印象としては、どのお店も割り箸と同じくらいの太さの麺で、麺の食感はモチモチ、具はシンプルでキャベツ中心で肉はほぼ入っていません。ソースの味は薄めに仕上げてあり、物足らない場合は卓上のソースで味を整えるといった感じです。

ワンコインでお釣りがくる安さと、量の多さも魅力のひとつ。 いろんなお店の焼きそばを食べ比べたくなる小江戸川越の懐かしの味です。

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