意外と知られていない?新幹線の学割(学生割引)
新幹線の切符をなんとか安く手に入れることが出来ないかネットで調べていると、たびたび学生割引(以下「学割」)の事が書いてありますが、分かりやすいサイトがなかったので詳しくまとめてみました。
新幹線の学割で割り引いてもらえる金額はいくら?
新幹線を利用するには列車に乗車する「乗車券(運賃)」と、新幹線に乗る為の「特急券(特急料金)」が必要になります。
学割は、その「乗車券」と「特急券」のうち『乗車券』に対して2割の割引が適用されるサービスです。
学割の対象となるのは新幹線の切符のうち「乗車券」のみで、「特急券」には学割は適用されません。
東海道新幹線の学割
▼東京・品川⇔新大阪間で「のぞみ指定席」を利用の場合
【一般】
乗車券8,510円 + 特急指定席5,540円 = 合計14,050円
【学割】
乗車券6,800円 + 特急指定席5,540円 = 合計12,340円
東北新幹線の学割
▼東京⇔新青森間で「はやて指定席」を利用の場合
【一般】
乗車券9,870円 + 特急指定席6,500円 = 合計16,370円
【学割】
乗車券7,890円 + 特急指定席6,500円 = 合計14,390円
※通常期料金での計算です。繁忙期・閑散期は料金が異なりますので詳しくは「みどりの窓口」や各鉄道会社のWEBページ等で必ずご確認下さい。
新幹線の学割が適用できる条件
- ▼学割のサービス対象条件
- ・中学・高校・大学・専修・各種学校などJRから指定を受けたの学校の学生・生徒に該当するひと
- ・片道100㎞を超える区間を利用するひと
上記の条件をすべて満たしている人のみ学割の対象となります。
新幹線の学割を受ける手順
- 1. 学校から「学生・生徒旅客運賃割引証」を発行してもらい、必要事項を記入する。
- 2. 切符購入時に駅の窓口に提出する。
新幹線の学割を受ける時の注意点
学生証を見せるだけでは学割は受けれない事には注意が必要です。
一部、学生証のみで学割を受ける事ができたという声もありますが、基本的には「学生・生徒旅客運賃割引証」を駅の窓口で掲示しないと学割を受ける事はできません。
夏・冬休みなどの長期休暇中は学生課などの業務がお休みになるところもあるので、 「学生・生徒旅客運賃割引証」の発行は早めにしておく事が望ましいです。
小学生は対象外なことにも注意が必要です。
新幹線の学割と併せて利用できる往復割引
学割は往復割引と重ねて利用可能です。
片道のJR線営業キロ(運賃計算キロ)が600㎞を超える区間を往復する場合は往復割引が適用されます。
往路・復路ともに運賃が1割引となり、「学割」を適用する場合は往復割引適用後の価格から、さらに2割引となります。