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青森の煮干しラーメン「ひらこ屋」!初訪問なら定番の「こいくち煮干」

青森の煮干しラーメン「ひらこ屋」!初訪問なら定番の「こいくち煮干」

2026/08/09

青森でラーメンを食べるなら、外せないのが煮干しラーメンである。県内には煮干しを効かせた一杯を出す店が数多くあるが、その筆頭に挙げたいのが「ひらこ屋」である。

今回、実際に足を運んで食べてきた。券売機の前で最初に悩むのが、メニューの選択肢である。こいくち、バラそば、具ダク、さらには限定メニューまで並んでおり、初訪問ではどれを選ぶべきか迷ってしまうだろう。

本記事では、食券の買い方から席待ちの流れ、「こいくち煮干」の実食、サイドメニューの「すじこめし」まで写真とあわせて紹介する。

青森煮干しラーメンの筆頭「ひらこ屋」

ひらこ屋の外観

青森市内には、煮干しラーメンを看板に掲げる店が何軒もある。そんな中、青森で煮干しラーメンを一杯だけ食べるならどこかと問われたとき、最初に名前を挙げたいのがひらこ屋である。

ひらこ屋の入口(行列2名)

訪問したのは休日の14時過ぎ。ピーク時間を過ぎているのに、入口には先客が2名並んでいた。行列といっても2名で、待ち時間は12分ほど。人気店ではあるが、時間帯さえ選べば長時間待たされることはないようだ。

食券を買ってから席に着くまで

ひらこ屋の食券機

ひらこ屋は食券制である。
入口を入ってすぐのところに券売機が置かれており、まずはここで食券を購入する。券売機の前で初めてメニューを見ると、その種類の多さに迷ってしまうかもしれない。初訪問なら定番の「こいくち煮干」を軸に考えておくといい。

購入した食券と席待ちの番号札

食券を買うと、そのまま店員が席へ案内してくれる。ただし満席のときは番号札を受け取り、順番が来るまで待つことになる。この日は休日ということもあり、店内は満席。番号が呼ばれたら席へ移動し、店員さんに食券を手渡した。

ラーメンの説明

テーブルには、各ラーメンの特徴を紹介した説明書きが用意されていた。注文を済ませたあとではあるが、これから出てくる一杯がどういうものなのか、目を通しておくと待ち時間の楽しみになる。

定番「こいくち煮干」を実食

ひらこ屋の「こいくち煮干」

運ばれてきた一杯を見て、まず意外に感じたのがスープの色である。煮干しラーメンといえばグレーがかった色を思い浮かべるが、ひらこ屋のこいくち煮干は茶褐色をしていた。しっかりと濁っており、丼の中の麺は一切見えない。表面に油は浮いておらず、代わりに全体がわずかに泡立っている。

スープ:煮干しが真正面から来る

ひらこ屋の「こいくち煮干」レンゲですくったスープリフト

一口飲むと、煮干しが真正面から来る。出汁として控えめに効かせているのではなく、煮干しそのものを味わわせにきている。

ただし、これだけ濃度がありながら苦みやえぐみはさほど強くない。それでも煮干し特有の風味が苦手な人はいるだろうが、その点は店側も心得ていて、こいくちとは別に「あっさり」が用意されている。

そしてもうひとつ意外だったのが、塩気をあまり感じないことだ。濃厚イコールしょっぱい、という先入観は、この一杯には当てはまらない。

ひらこ屋の「こいくち煮干」煮干しスープアップ

アップで見ると、濁りの強さがよくわかる。しかし、見た目ほど重い口当たりではない。ドロドロとした粘度もなければ、煮干しの粉によるざらつきもない。濃いのに、飲み口はなめらかである。

麺:一体感があるストレート麺

ひらこ屋の「こいくち煮干」麺リフト

麺はストレート。濃度のあるスープによく合っており、すすったときに一体感がある。

チャーシュー:肉々しい一枚

ひらこ屋の「こいくち煮干」チャーシューリフト

部位まではわからないが、しっかりと肉の味がする、肉々しい一枚である。極端に分厚いわけではなく、味付けもシンプル。柔らかく、パサつきもない。スープの主張が強いぶん、この控えめな味付けがちょうどよく感じられた。

濃いのに食後にのどが渇かない

そして食べ終えたあと、のどが渇かない気づく。
これだけ煮干しを効かせた濃いスープであれば、食後に塩分で水が欲しくなるのが普通である。実際、濃厚系のラーメンを食べたあとは、店を出てすぐ自販機を探すことも珍しくない。

しかし、ひらこ屋のこいくち煮干は違った。店を出たあとも、水を求めるような感覚はなかった。スープを飲んでいる最中に塩気をあまり感じなかったことと、おそらくつながっている。煮干しの濃さと塩分の濃さは、必ずしも同じではないということなのだろう。

濃厚な煮干しラーメンは好きだが食後の塩分が気になる、という人にも勧められる一杯だと感じた。

一緒に頼みたい「すじこめし」

すじこめし

ひらこ屋にはサイドメニューも用意されている。ラーメンだけでも十分な一杯ではあるが、青森らしさを感じられるものをひとつ、ということで「すじこめし」を頼んだ。

運ばれてきたのは、ご飯の上に筋子をのせた一品である。器は茶碗ほどのサイズで、脇には海苔が添えられている。ラーメンと一緒に頼んでも重すぎない、ちょうどいい量だ。

この海苔は、ご飯と筋子を巻いて、おにぎりのようにして食べられるほどのサイズ。添え物というより、食べ方そのものを提案されているような一枚である。

すじこめしのご飯の中にも筋子

筋子はご飯の上にのっているだけかと思いきや、ご飯の中にも仕込まれていた。

筋子の塩気がご飯によく合い、箸が止まらない。最強のご飯のお供と言っていい。海苔で巻いて食べれば一口で頬張れそうだ。

そして、ここでラーメンとの対比が面白い。こいくち煮干のスープは煮干しの濃さで押してくる一方、塩気そのものはさほど強くなかった。そのあとにすじこめしを食べると、筋子の塩気がはっきりと立つ。同じ卓の上で、まったく違う方向の旨さを味わえるわけである。

濃厚な煮干しラーメンに、筋子ののったご飯。青森で食べるからこその組み合わせである。

2回目以降に狙いたい一杯

ひらこ屋の「こいくちバラそば」

連れが別のメニューを頼んだので、こちらもあわせて紹介しておく。

まず「こいくちバラそば」は、チャーシューが丼を覆うどころか、縁からはみ出している。

使われているのは2種類。丼全体を覆う豚バラチャーシューと、中央にハムのような薄さで、薔薇のように盛り付けられている。豚バラの「バラ」と、盛り付けの「薔薇」。狙ったものかどうかはわからないが、名前と見た目が重なっているのが面白い。

こいくちのスープはそのままに、チャーシューで完全に印象を変えた一杯である。

ひらこ屋の「具ダクこいくち煮干」

続いて「具ダクこいくち煮干」。
こちらは名前のとおり、具材を増量した一杯だ。味玉が加わり、刻み玉ねぎがのる。チャーシューはピンクのものと茶色のものが入っており、見た目にも2種類の違いがはっきりわかる。

刻み玉ねぎは、煮干しの濃いスープに対して食感と香りの変化をつける役割を果たしていそうだ。同じこいくちのスープでも、食べ進めたときの印象はかなり変わるはずである。

まとめ

ひらこ屋のお店と駐車場

青森で煮干しラーメンを食べるなら、ひらこ屋は最初に名前を挙げたい店である。

初訪問で頼むべきは、定番の「こいくち煮干」。茶褐色に濁ったスープは煮干しを真正面から感じさせながら、塩気そのものは強くない。煮干しの風味そのものが不安なら「あっさり」という選択肢もある。

サイドには「すじこめし」を。海苔で巻けば、おにぎりのようにして食べられる。筋子の塩気が、ラーメンとはまったく違う方向から満足感を足してくれる。

二杯目以降は、チャーシューで攻める「こいくちバラそば」か、具材を増やした「具ダクこいくち煮干」。まずは基本形を知っておくと、次の選択が楽しくなる。

食券を買ってから席に着くという流れさえ頭に入れておけば、初訪問でも戸惑うことはない。青森を訪れるなら、旅程に組み込む価値のある一杯である。

青森煮干しラーメン「ひらこ屋」の店舗情報
住所:青森県青森市新城山田588-16
TEL:017-787-0057
営業時間:8:00~16:00
定休日:火曜日
駐車場:無料駐車場あり

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