ところざわ醤油焼きそば発祥「新むさし」!所沢で長く愛されるお店
2023/07/09
明治18年創業の老舗店「新むさし」さん。
元々は精肉店だったという新むさしさんでは、豚肉をつかったメニューが中心となるが、地元のつながりから生まれた所沢のご当地グルメ「ところざわ醤油焼きそば」の1号店としても知られる。
今回は、所沢で古くから長く愛されるお店「新むさし」さんで1号店のところざわ醤油焼きそばをいただいてきたので紹介したいと思う。
店内に入るとサイン色紙が目に入る。
高田純次さん、具志堅用高さん、宮川大輔さん、藤田ニコルさんなどのサインが並ぶ、メディアにも多く取り上げられるお店だ。
ところざわ醤油焼きそばのポスターには「1号店」と書かれている。ところざわ醤油焼きそば三ヶ条というものがあるらしい。
- ▼ところざわ醤油焼きそば三ヶ条
- 其の一:所沢産の醤油を使うべし
- 其の二:所沢産の麺を使うべし
- 其の三:所沢産の野菜(一品~)を使うべし
ところざわ醤油焼きそば「新むさし」のメニュー
このあたりのご当地グルメである「肉汁つけうどん」や「しょうゆ焼きそば」などもメニューに並ぶが、豚肉を使った料理がメインで、メニュー上部には「とんかつ」「ひれかつ」「生姜焼き」などが並ぶ。
メニューのしょうゆ焼きそばの下には、共に町おこしとして開発した、深井醤油さんの醤油と、見澤食品さんの麺が使われていることが記載されている。
- ▼「新むさし」の主なメニュー
- ・とんかつ定食:900円(税込)
- ・ひれかつ定食:1,100円(税込)
- ・生姜焼き定食:900円(税込)
- ・メンチカツ定食:750円(税込)
- ・肉汁つけうどん:800円(税込)
- ・しょうゆ焼きそば:650円(税込)
新むさし「しょうゆ焼きそば」
ところざわ醤油焼きそばは、新むさしさんでは「しょうゆ焼きそば」というメニュー名で提供されている。しょうゆ焼きそばには、味噌汁がセットで付いてくる。
香ばしい醤油の香りを漂わせ、出来立て熱々のしょうゆ焼きそばの上で鰹節が踊っている。
具材は、豚肉と小松菜、ニンジンが入っている。麺は、よくある焼きそばの太さとなっているが、味付けはソースではなく醤油味。一般的なソース焼きそばとは違った色合いとなっている。
早速、いただいてみる。
醤油味の麺と、散りばめられた鰹節の風味で和風感が強い。隣接する東京都東村山市がご当地グルメとして展開する「東村山黒焼きそば」が「黒」なら、こちらは「所沢白焼きそば」として、一緒に売り出せば面白いのにとか思いながらあっという間に完食。ごちそうさまでした。
新むさし「肉汁つけうどん」
そして、肉汁つけうどん。
埼玉県や東京多摩地方のご当地グルメとなっている武蔵野うどんだ。武蔵野うどんは、所沢では「肉汁うどん」と呼ばれていることが多いような気がする。
武蔵野うどん専門店ではないので、自家製の手打ち麺とはいかないが、武蔵野うどんらしさは出せている。こちらも見澤食品さんの麺が使われているのかも知れない。
つけ汁の具材は、豚肉、茄子、玉ねぎが中心。お店としては、麺よりもつけ汁の方で他店との違いを出しているといえる。
「新むさし」店舗情報
ところざわ醤油焼きそばの1号店としてメディアで紹介されることも多いお店で、今回はご当地系のメニューをいただいてきたが、元々はとんかつ等のカツ系が得意なお店ということなので、次回はカツ系を食べてみたいと思う。元町交差点のすぐそばに立地する創業明治18年という超老舗ということなので、所沢のご当地グルメを語る上でも訪れておきたいお店だ。