
甲府駅ビル内で本格ほうとう「信玄」!一人でも入りやすい駅直結のお店
2025/08/20
甲府駅に着いたら、すぐに山梨の郷土料理「ほうとう」を食べたい!そんな人におすすめなのが、駅ビル「セレオ甲府」のレストランフロアにある「信玄」さん。
駅直結の立地なので、観光や出張の合間にも立ち寄りやすく、一人でも気軽に入れる雰囲気が魅力だ。さらに「桔梗信玄餅」で有名な「桔梗屋」が運営しているお店なので、安心して山梨らしい本格的なほうとうを楽しむことができる。
今回はその「信玄」さんを訪問し、名物の「信玄ほうとう」をいただいてきたので紹介したいと思う。
甲府駅ほうとう「郷土料理 信玄」のメニュー

まず目に飛び込んでくるのは、やはり看板メニュー「信玄ほうとう」。野菜の旨味が凝縮されたトロリとしたスープがウリらしい。さらに、ほうとうをつけ麺のようにいただく「おざら」も提供されている。

ほうとう以外にも、そばやうどん、ご飯ものがメニューに並ぶ。

郷土料理や甲州名物を楽しむこともできる。鮑の煮貝や鳥もつ煮、馬刺しといった山梨を代表する料理がメニューに揃っているので、ほうとうと一緒に注文すれば、山梨の食文化を存分に楽しむことができるだろう。
- ▼「郷土料理 信玄」の主なメニュー
- ・信玄ほうとう:1,320円(税込)
- ・おざら鮑の煮貝ごはんセット:1,200円(税込)
- ・天ぷらおざら:1,450円(税込)
- ・鮑の煮貝ほうとう定食:1,980円(税込)
- ・甲州名物鳥もつ煮:600円(税込)
- ・甲州名物けっとばし(馬刺し):1,150円(税込)
- ・甲州名物鮑の煮貝(ホール):2,090円(税込)
郷土料理 信玄「鮑の煮貝ほうとう定食」

今回いただいたのは、看板メニュー「信玄ほうとう」を中心に、山梨名物の鮑の煮貝を組み合わせた「鮑の煮貝ほうとう定食」。熱々のほうとう鍋に加え、鮑の煮貝ごはん、鮑の煮貝スライスがセットになった豪華な内容で、まさに山梨の味を一度に堪能できる定食だ。

ほうとうは鉄鍋で提供される。鍋の中には、たっぷりの野菜と味噌仕立てのスープ。中央には山菜がこんもりと添えられ、見た目からも食欲をそそる。

まずは麺からひと口。こちらの麺は、ほうとうらしい幅広でもっちりとした食感ながら、やや柔らかめに仕上げられているのが特徴。素朴で優しい食感がスープによくなじむ。

鍋の中でひときわ存在感を放つのが、ゴロっと大きなカボチャ。ホクホクとねっとりを合わせ持っており、口に含むと甘みが広がる。これぞほうとうの主役ともいえる具材だ。

麺に絡むのは、濃厚ながらも優しい味噌味のスープ。豚バラ肉や野菜の旨味がしっかり溶け出している。

鍋から直接食べると熱いので、お椀に移してからいただく。野菜の旨味が溶け込んだスープの最後には、煮干しの後味がすっと残る。ひと口ごとにじんわりと身体が温まるような深みがある。

具材はカボチャ、里芋、白菜、にんじん、山菜、えのきなどが入って具沢山。食べ応えがあり、野菜をしっかり食べている満足感がある。

セットの「鮑の煮貝ごはん」は、薄くスライスされた鮑の煮貝がご飯に混ぜ込まれている。ご飯の量はなかなかのボリューム。

「鮑の煮貝スライス」は単品で味わうことができる。しっかりと味付けがされていて旨い。

添えられているマヨネーズをつけてみると、意外にも相性が良い。クリーミーさが加わり、洋風のおつまみのようにも楽しめる。ただし、郷土料理としての素朴な魅力を味わうなら、やはりそのままいただくのがおすすめだ。
甲府駅ほうとう「信玄」の店舗情報

正直、駅ビルのレストランフロアということもあって、そこまで期待はしていなかったが、さすがは「桔梗信玄餅」で有名な「桔梗屋」が運営しているお店ということで、「ちゃんと旨い」ほうとうを味わうことができた。
アクセスの良さと郷土料理の本格感を兼ね備えた、穴場的なお店だといえる。観光や出張で時間が限られている人にこそ、ぜひ立ち寄っていただきたいと思う。