甲州古民家ほうとう完熟屋本店！塩山で味わう絶品ほうとう＆甲斐サーモン

2025/09/30

山梨の郷土料理といえばやっぱり「ほうとう」。
今回訪れたのは、塩山にある築120年以上の古民家を活用した「甲州古民家ほうとう 完熟屋 本店」さん。

こちらでは、農場直営だからこそ味わえる大きなかぼちゃや旬の野菜、自家製味噌を使ったほうとうをはじめ、甲斐サーモンなど地元食材を活かした料理が楽しめる。風情ある古民家の雰囲気に包まれながらいただく郷土料理は格別格別だ。

本記事では、塩山でいただいた絶品ほうとうや山梨ならではの料理を、写真とともにたっぷりご紹介したいと思う。

「甲州古民家ほうとう 完熟屋 本店」さんに到着。今回のお目当てはもちろん山梨の郷土料理「ほうとう」だが、まずはその佇まいに心を奪われる。

古民家を改装したお店は外観からして趣たっぷり。観光で訪れる人はもちろん、地元の方にとっても特別な食事処になっているのが伝わってくる。築120年を超える古民家でいただく郷土料理。そのシチュエーションだけでも、期待感がぐっと高まる。

塩山ほうとう「完熟屋本店」のメニュー

まずは、看板メニューである「ほうとう」のメニュー。完熟屋さんのほうとうは、「野菜ほうとう」「鶏肉ほうとう」「豚肉ほうとう」の３種類。自家製の甲州味噌で仕上げられるのが特徴だ。直営農家の新鮮野菜を使った天ぷらがセットになったメニューもおすすめだ。

夏場やさっぱり食べたい時におすすめなのが「おざら」。冷水で締めた幅広のほうとう麺を、しょうゆベースのつゆにつけていただくスタイルで、こちらも山梨の郷土料理。単品でも頼めますが、こちらも天ぷらが付いたセットがある。

ほうとうと並んで見逃せないのが山梨のブランドサーモン「甲斐サーモン」を使ったメニュー。甲斐サーモンは清流で育てられたニジマスで、定番の丼ぶりはもちろん、桶盛りで美しく盛り付けられたお刺身スタイルでもいただける。

完熟屋本店「豚肉ほうとう天ぷらセット」

ほうとう鍋であつあつの「豚肉ほうとう」が運ばれてくる。

ほうとうならではの幅広でもっちりとした平太麺。自家製の甲州味噌をベースにしたスープが麺によく絡む。

野菜もたっぷり入っていて、特に大きめにカットされたかぼちゃは存在感抜群。甘みが強く、ほくほくとした食感が味噌仕立てのスープとよく合う。ボリューミーな野菜の数々は、農場直営だからこそといえるだろう。

ほうとう鍋はあつあつのまま提供されるので、まずはお椀に取り分けて少しずついただく。かぼちゃや根菜、きのこなど、たくさんの具材から染み出した出汁の旨みがスープ全体に広がり、深みのある味わいが楽しめる。

スープはやや塩味が効いていて、これがまたクセになる美味しさ。絶妙なバランスに仕上がっている。

山菜やきのこもたっぷり。噛むごとに異なる食感と香りが広がり、ひとつの鍋で山の幸を存分に堪能できる。

セットの野菜天ぷらは、サツマイモ、シシトウ、レンコン、ニンジンの4種類。衣はサクッと軽やかに揚げられていて、素材の甘みや香りを引き立てている。天ぷらセットにすることで、満足感はさらにアップ。まさに心もお腹も満たされる贅沢なセットだ。

完熟屋本店「山梨グルメ」

馬もつ塩煮込み

「馬もつ」も山梨で親しまれているグルメのひとつ。完熟屋さんでは、その馬もつをあっさり塩味で煮込んだ「馬もつ塩煮込み」として提供されている。

じっくり煮込まれた馬もつは、臭みがなく柔らか。塩ベースのすっきりとしたスープは、味噌仕立てのほうとうとはまた違った味わい。

甲斐サーモン丼

連れが注文したのは「甲斐サーモン丼」。
目の前に運ばれてきた瞬間、鮮やかなオレンジ色の身が輝く。

山梨の海の幸ならぬ「川の幸」。
完熟屋さんでは「ほうとう」か「甲斐サーモン」か、どちらをオーダーするか本当に悩ましいところ。温かい郷土料理を味わうか、山梨ならではの清流の恵みを楽しむか、非常に悩ましいメニューだ。

塩山ほうとう「完熟屋本店」の店舗情報

甲州古民家ほうとう完熟屋本店さんは、築120年を超えるという趣ある古民家で、山梨の郷土料理をじっくり味わえる特別な一軒。看板メニューのほうとうはもちろん、馬もつ塩煮込みや甲斐サーモン丼など、ここでしか味わえない山梨グルメがそろっており、味も雰囲気も大満足できた。

落ち着いた古民家の空間でいただく料理は、どれも素材の良さと手作りの温もりを感じさせ、まさに心もお腹も満たされる時間。塩山を訪れるなら、立ち寄ってほしいおすすめのお店だといえるので、ぜひ立ち寄って山梨の食文化を満喫してみてほしい。

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