熱海で金目鯛ランチ!とくぞう熱海本店で有名店の金目鯛海鮮丼を紹介
2025/01/13
熱海旅行でランチに迷ったら、まず思い浮かぶのは海鮮丼だろう。特に伊豆ということで「金目鯛」は、ぜひ味わいたい一品だ。
今回訪問した「金目鯛とくぞう熱海本店」さんは、伊豆稲取漁港の網元として創業した老舗「徳造丸」が運営するお店で、金目鯛料理の有名店として知られている。この記事では「とくぞう熱海本店」さんでいただける金目鯛の海鮮丼の魅力をたっぷりとご紹介したいと思う。熱海で金目鯛ランチを検討中の方にぜひ参考にしていただきたい。
「金目鯛とくぞう熱海本店」さんは、熱海駅から熱海市街方面へと続くアーケード商店街「平和通り商店街」の中に立地する。この商店街は連日多くの観光客で賑わい、地元の名産品やお土産屋さんが軒を連ねる熱海観光のメインストリートのひとつ。店頭に大きく掲げられた「金目鯛専門店」の文字が目を引く。
「金目鯛とくぞう熱海本店」メニュー
早速、店内に入ると、入り口近くに設置された食券機が目に入る。大型でタッチパネル式の食券機では、商品の写真を見ながらメニューを選ぶことができるので初めて訪れる方でも安心して利用することができる。
メニューには金目鯛を中心とした多彩な料理がずらりと並ぶ。煮付け、海鮮丼、ひつまぶし、西京焼き、味噌焼きなど、金目鯛をあらゆる調理法で堪能できるラインナップ。その中でも、舟盛りに盛られた「金目鯛煮付けづくし膳」は、伊豆伝統の漁師料理を楽しめる一品として特に推されている。
しかし今回は、海鮮丼を楽しみたい気分だったので「金目鯛の紅白二色丼」をオーダー。食券機では現金だけでなく、クレジットカードやPayPayなどのキャッシュレス決済にも対応しているので、観光客にはありがたいサービスと言える。
金目鯛料理のバリエーションが豊富で、どのメニューにしようか迷ってしまう。次回訪れる際には、煮付けなど他のメニューにも挑戦してみたいと思わせてくれる。
- ▼「金目鯛とくぞう熱海本店」の主なメニュー
- ・金目鯛煮付けづくし膳:2,300円(税込)
- ・金目鯛の紅白二色丼:2,700円(税込)
- ・金目鯛ひつまぶし重:2,300円(税込)
- ・金目鯛の西京焼と味噌焼の味くらべ膳:2,300円(税込)
- ・漬けサーモンまぐろ丼:1,900円(税込)
- ・網元のシラスてんこ盛丼:1,800円(税込)
- ・静岡麦酒生ビール:700円(税込)
- ・静岡麦酒生ビール(乾杯2杯セット):1,300円(税込)
- ・伊豆みかんサイダー:450円(税込)
金目鯛とくぞう熱海本店「金目鯛の紅白二色丼」
まずはドリンクからスタート!
せっかく観光地に来たので、ご当地感を楽しめる「静岡麦酒生ビール」や「伊豆みかんサイダー」をオーダーすることにした。
特に「静岡麦酒生ビール」は、乾杯用の2杯セットだと少しお得になるのが嬉しいポイント。観光のテンションを上げつつ、地元の味を堪能するにはぴったりの選択だ。
本日のメイン「金目鯛の紅白二色丼」を受け取りに行く。こちらはセルフサービスのシステムで、番号が呼ばれたら受け取りカウンターへ。丼だけでなく小鉢やお吸い物がセットで提供されるので、見た目にも豪華な一品だ。
「金目鯛の紅白二色丼」は、刺身と漬けの2種類の金目鯛がのった贅沢な海鮮丼。さらに中央にはイクラが添えられ、彩り豊かで見た目にも美しい一杯となっている。
金目鯛のお刺身からいただく。
まず感じるのは程よい弾力。噛むたびに金目鯛特有の上品な甘みが広がる。
お刺身の下にあるご飯を見ると黄色をしている。ご飯の色が独特すぎて、思わず凝視してしまう。
この黄色いご飯は「黄飯(きめし)」と呼ばれるもので、東伊豆地方の伝統的な郷土料理とのこと。
くちなしの実で黄色く色付けされていて、東伊豆地方ではお祝いごとなど特別な日に振舞われていたみたいだ。金目鯛だけでなく、伊豆の文化を感じられる丼に仕上がっている。
続いて、金目鯛の漬けをいただく。
皮目の鮮やかな朱色と淡いオレンジ色をした透明感のある身が鮮度のよい証拠。しっかりとした味わいが口の中で広がり、刺身とはまた違った美味しさが楽しめる。
卓上には「徳造丸」専用のさしみ地醤油が用意されているので、これを試してみる。
地醤油に金目鯛の刺身を軽く浸していただく。
刺身醤油は、いわゆる普通の醤油よりも濃厚でとろみがあるイメージがあるが、こちらの刺身醤油はさらっとした味わい。あくまで主役は刺身で、魚の旨味を引き立てる役割に徹したいということか?
中央に盛られたイクラと一緒にいただいても美味しい。金目鯛と一緒にいただくとイクラの塩味が絶妙にマッチする珍しい組み合わせが楽しめる。
お吸い物には、つみれと海藻がたっぷり。優しい味わいで、口の中をさっぱりリセットしながら食事を進められる。
刺身、漬け、だし茶漬けで3度美味しいを味わえるようになっている。だし茶漬けの出汁の蓋を開けるとフワッと良い香りが広がる。
刺身と漬けを少しずつ残しておき、最後にだし茶漬けを楽しむ。丼にわさびを添え、たっぷりの出汁を注ぎ込むと、香り高いお茶漬けが完成する。
さらに、小鉢にある塩辛をお茶漬けに加えると、また違った深い味わいに。自分好みにアレンジしながら楽しめるのも楽しい。
お茶漬けとして最後まで堪能できる金目鯛の紅白二色丼は、贅沢さと満足感が詰まった一品だった。
観光地ということもあってお値段もそれなりという印象だが、金目鯛料理の有名店として知られているだけあってクオリティを考えれば十分に納得のいく内容。
欲を言えば、ご飯を大盛りにしておけばもっと満足感が得られたかも知れない。とはいえ、全体的に美味しく、熱海での特別なランチタイムを満喫することができた。
金目鯛とくぞう熱海本店「漬けサーモンまぐろ丼」
連れが注文した「漬けサーモンまぐろ丼」。ご当地グルメなんか関係ない!自分が好きなものを美味しく食べたいんだ!という方もいるだろう。そんなニーズにもしっかり応えてくれるのが「とくぞう熱海本店」さんだ。鮮やかなイクラ、サーモン、マグロが美しく盛り付けられ、観光地らしい特別感を味わうことができる。
熱海で行列ができている海鮮丼屋さんの多くは、地魚よりもサーモン、いくら、マグロ、カンパチ等の全国で広く流通しているネタを使用したいわゆる映え丼。漬けサーモンまぐろ丼は、そんな地魚にこだわらない今時の若年層にも満足度の高い一品となっている。
「金目鯛とくぞう熱海本店」店舗情報
今回は、金目鯛料理の「徳造丸」が運営する有名店「とくぞう熱海本店」で熱海でのランチをいただいた。刺身、漬け、だし茶漬けで3度美味しい「金目鯛の紅白二色丼」をいただいて地元ならではの味わいを堪能することができた。次回は金目鯛の煮付けを食べてみたいと思う。
熱海で金目鯛ランチを探しているなら、最もポピュラーなお店だと思うので、この記事を参考にしていただけると幸いだ。