
初めての榛名山登山!榛名富士の絶景「硯岩」と最高峰「掃部ヶ岳」
2021/11/10
「赤城山」「妙義山」と並んで上毛三山の一つに数えられる名山「榛名山(はるなさん)」。
榛名山は榛名湖を中心とする外輪山の総称で、その最高峰である「掃部ヶ岳(かもんがだけ)」は登ることで榛名山登頂と言えることや、コース途中の「硯岩」からは榛名山の象徴ともいえる「榛名湖」「榛名富士」を見下ろすことができることから登山初心者にも人気です。

今回は高崎市営無料駐車場からスタートして、掃部ヶ岳登山口~硯岩~掃部ヶ岳山頂のルートで榛名山登山を紹介したいと思います。
高崎市営無料駐車場からスタート

榛名湖畔には何箇所か無料駐車場があります。今回は掃部ヶ岳登山口からも近い高崎市営無料駐車場からスタートします。
高崎市営無料駐車場は約100台駐車可能。紅葉が見頃の10月下旬でも充分に空きがありました。

高崎市営無料駐車場からは県道28号線を進みます。駐車場から掃部ヶ岳登山口は300mくらいです。

駐車場から徒歩3~4分で掃部ヶ岳登山口に到着。

「掃部ヶ岳登山口」「硯岩登山口」の標識が設置されています。親切に「掃部(かもん)ヶ岳(だけ)」とふりがなが振ってありました。
掃部ヶ岳登山口から硯岩分岐

ここから入山します。掃部ヶ岳登山口は「榛名湖荘」という宿泊施設を目印にすると分かりやすいと思います。

「クマの出没に注意してください」と早速クマ注意の警告!榛名山では度々クマの目撃があるので熊鈴は必携です。

登山道では赤やオレンジ色のテープをよく見かけます。基本的には登山道の目印として取り付けられていますが、自分が目指している方向と一致したものなのかをしっかり確認しながら進みましょう。

「掃部ヶ岳1.2km」の道標。
「榛名湖(吾妻荘)0.1km」の「吾妻荘」とは掃部ヶ岳登山口にあった「榛名湖荘」という宿泊施設のことで、過去に国民宿舎「吾妻荘」だった時の名残となります。

また「熊出没注意」の警告!熊鈴や熊撃退スプレーの持参、できれば単独登山も避けておきたい。

このあたりから徐々に傾斜がついてきます。

紅葉が見頃の時期ということもあって登山者が多い印象。

さらに傾斜が急になりますが、階段が整備されているので迷うことなく先に進めます。

階段を上ったところが掃部ヶ岳と硯岩の分岐地点。

階段を上り終えると、目の前には掃部ヶ岳と硯岩分岐の道標が建ててあります。
硯岩分岐地点から硯岩

硯岩分岐地点から掃部ヶ岳登山道を一旦離れて、硯岩に寄り道します。硯岩へは道標に0.1kmと書いてあります。

硯岩方面も登山道が整備されています。

たった0.1km(100m)とナメていると結構キツい。

視界が開けてくると硯岩です。

硯岩が見えて来ました。
榛名山「硯岩」到着

硯岩に到着!ここまでの所要時間は約18分。すでに先客がいます。紅葉が見頃な時期ということもあって絶景スポットである「硯岩」は混んでいます。

硯岩の標高は1,251m。
硯岩の奥から景色を撮影したいので順番を待ちます。

硯岩の奥から見た榛名湖と榛名富士の絶景!
榛名湖水面には風で波が立っていますが、逆さ榛名富士がかすかに見えます。

硯岩から崖下を覗いてみます。
クライミングスポットでもあるんですね。

すぐにここを離れるのはもったいないので、少し離れたところで休憩。

硯岩の看板と榛名富士を一緒に写真に収める事ができました。

最後に広角レンズ!眼下には榛名富士と榛名湖を中心とした大パノラマが広がります。
硯岩分岐地点から二つ目の分岐点

硯岩からの絶景を楽しんだら硯岩分岐地点まで戻って、掃部ヶ岳の山頂へ向かいます。

硯岩分岐地点からしばらくは山の傾斜に沿って進みます。

しばらく進むとクマ笹ゾーンに入っていきます。クマ笹ゾーンにできた獣道を進みます。

クマ笹の下はちゃんと登山道が整備されています。

傾斜が急になり、クマ笹の中の階段が続きます。

この区間はほぼクマ笹階段。傾斜が急なので呼吸を整えながら進みます。

クマ笹階段ですれ違う時にできたであろう獣道を度々見かけます。

クマ笹の中に階段が整備されているおかげで迷うことなく登ることができます。

クマ笹階段の先に二つ目の分岐点が見えてきます。
二つ目の分岐点から掃部ヶ岳山頂

二つ目の分岐点の左手の登山道は下山する時に来た道と違うルートで下りることができます。

また「熊出没注意」の警告!クマ笹の茂みが多いので熊と出会ってしまっても不思議ではないと感じます。

登山者が多い時期を狙うのも熊と出会わない為の対策と言えます。

視界がだんだん開けてきます。

掃部ヶ岳登山道の絶景スポットが見えてきます。

掃部ヶ岳登山道の絶景スポットからは硯岩とは違った角度から榛名富士と榛名湖を見下ろすことができます。

絶景スポットはそんなに広くないので休憩には適しません。

絶景スポットまで来れば掃部ヶ岳山頂までもう少し。

掃部ヶ岳の尾根的な登山道を進みます。

掃部ヶ岳山頂が見えてきました。
掃部ヶ岳山頂

掃部ヶ岳山頂に到着。山頂は決して広くはないですが、休憩や簡単な食事をとるくらいのスペースはあります。

掃部ヶ岳1,449mの看板。掃部ヶ岳から先も杏ヶ岳方面への登山道が続くようです。

榛名山の最高峰「掃部ヶ岳」からの眺望は格別!何層にも重なった遠くの山々が見渡せます。写真では分かりにくいですが掃部ヶ岳山頂からは遠く富士山を望むことができました。

近くの山の紅葉もキレイ!榛名山の紅葉ベストシーズンと晴天が重なったことに感謝です!

掃部ヶ岳登山口から硯岩に寄り道して掃部ヶ岳山頂までの気になる所要時間は1時間14分(硯岩に16分滞在)でした。
掃部ヶ岳下山

掃部ヶ岳山頂を満喫したので下山します。来た道と同じルートで下山します。

クマ笹の階段を下りてクマ笹ゾーンまで戻ってきました。

硯岩分岐地点から掃部ヶ岳登山口までは0.5km。

掃部ヶ岳登山口まで戻ってきました。掃部ヶ岳山頂からの所要時間は約34分でした。

高崎市営無料駐車場に到着。これにて榛名山「掃部ヶ岳」の登山終了です。お疲れ様でした!