
月島もんじゃ「蔵」!安定の人気店で王道もんじゃと名物メニューを堪能
2025/12/07
東京の下町グルメといえば「月島もんじゃ」。
月島もんじゃストリートには数多のお店が軒を連ねているが、その中でも1,2を争う人気店がある。それが「もんじゃ蔵(くら)」さんだ。
ベビースターをトッピングした王道かつシンプルなもんじゃから、具材たっぷりのスペシャルもんじゃ、特製のホワイトソースを使ったオリジナルの「クリームもんじゃ」まで、絶品もんじゃが幅広い世代に愛され続ける人気店である。
本記事では、観光で月島を訪れる方、初めて本場のもんじゃを食べる方、そして「どの店に入ればいいか迷っている…」という方の参考になるよう、蔵のメニュー・順番待ちの様子・実際に食べたもんじゃの焼き方や味わいを、写真付きで詳しくお届けしたいと思う。

月島駅を降りたら「月島もんじゃストリート」へ。月島もんじゃストリートを歩いていると、ひときわ人が集まっている場所が見えてくる。ここが今回のお目当て「もんじゃ蔵」さんだ。

入口にはウェイティングリスト(順番待ちの記名表)が設置されている。ここに名前を書いて待つスタイルだ。
やはり人気店、すんなりとは入れない。

お店の前には入店待ちのお客さんがズラリ。自分の名前が呼ばれるのを待つのもまた、人気店ならではのスパイスと言えるだろう。
月島もんじゃ「蔵」のメニュー

無事に入店したら、早速メニューをチェック。鉄板焼き、もんじゃ、お好み焼き、蔵オリジナルの「クリームもんじゃ」「ドリアもんじゃ」、一品料理、デザートまで、とにかくラインナップが豊富。

もちろん、定番のもんじゃメニューもずらりと並ぶ。キャベツ、桜海老、切いかをベースとした「もんじゃ」に、ベビースターや明太子などの定番、カレーやキムチなどをトッピングしたの変わり種もあり、どれにするか本当に迷う。

何を食べようか迷ったら、お店のおすすめに従うのが鉄則。 具材がたっぷりと入った「蔵スペシャルもんじゃ」は、間違いなく満足度が高そうだ。

メニューの裏面には、「もんじゃの焼き方」が丁寧に説明されており、観光客でも安心。初めての人や、焼き方に自信がない人でも安心できる配慮が嬉しい。
- ▼もんじゃ蔵「もんじゃの焼き方」
- ①器を水平に持って具とキャベツをスプーンでかき出す
- ②具材をヘラで刻みながら炒める
- ③土手(わっか)を作る(すき間がないようにするといいよ)
- ④ダシを数回に分けて入れる(スプーンで軽くまぜて)
- ⑤ダシにとろみが出たらまぜて広げてできあがり!
もんじゃ蔵「ベビースターコーンもんじゃ」

まずはビールで喉を潤す。
冷えた瓶ビールとグラス、そしてもんじゃ用のコテ。この三点セットが揃えば準備は万端だ。

一品目は、もんじゃのルーツである駄菓子屋感覚が楽しめる「ベビースターコーンもんじゃ」を注文。運ばれてきた丼ぶりには、たっぷりのダシに浸かった刻みキャベツ、揚げ玉、桜海老、切いか、コーン。 ベビースターラーメンは、後乗せサクサクが楽しめるよう別の器で提供される。

もんじゃは基本、自分で焼くのがデフォルトだが、店員さんに焼いてもらうこともできる。今回は店員さんにお願いして、プロの手際をじっくり観察させてもらうことにした。まずは、丼ぶりから切いかと桜海老だけを先に鉄板へ落とし、炒めて香りを出す。これが旨味のベースになるのだろう。

続いて、残りの具材とキャベツをスプーンでかき出す。

二本のヘラを器用に使って、具材を細かく刻みながらリズミカルに炒めていく。具材を炒めたら、ダシを流し込むための土手を作る。

ダシが流れ出ないようにすき間なく作った土手の中にダシを流しこむ。

決壊しないようにダシを流しこんだら、焦げ付かないようヘラでまぜる。水分がある程度飛び、とろみが出てきたところで、土手を一気に崩して混ぜ合わせる。

全体が馴染んだら、鉄板一面に薄く広げる。

最後に、別添えのベビースターをパラパラと広げれば完成だ!

早速、小さなコテですくい上げて一口。 熱々のもんじゃに、ベビースターの食感と塩気がアクセントになって最高にウマい。

食べ進めるうちに、鉄板の熱で表面に焼き色がついてくる。ここからがもんじゃの真骨頂だ。

端の方をコテで強めに押し付け、はがしてみると……。見てほしい、この完璧なきつね色の焼き目!

香ばしい「おこげ」の部分をアテに、ビールを流し込む。至福のひとときだ。
具材のオールスター「蔵スペシャルもんじゃ」

2品目は、奮発して「蔵スペシャルもんじゃ」をオーダー。 丼ぶりから溢れんばかりの具材! 基本の刻みキャベツ、揚げ玉、桜海老、切いかに加え、イカ、タコ、海老、コーン、明太子、餅、カニ、ほたて、あさり、そして麺まで入っている。

こちらも店員さんにお願いして焼いてもらう。 まずは鉄板を綺麗に掃除し、油を引き直してリセット。

手順は先ほどと同じ。まずは旨味の素となる干し物から炒める。

続いて、山盛りの具材を投入。

具材の量と種類が段違いなので、店員さんのヘラさばきもより力強く、時間をかけてしっかり炒めていく。

具材を炒めたら、先ほどよりもひとまわり大きな土手を作る。

ひとまわり大きな土手にダシを流し込む。

グツグツと煮立てて、水分を飛ばしていく。

魚介のダシが全体に回り、香りが立ち込めてくる。焦げないように絶妙な手際で混ぜていく。

全体に火が通たっら、鉄板一面に広げて完成!

プリプリのエビをコテですくい上げる。 明太子のツブツブが全体に絡んでいて、見た目だけで食欲をそそる。

火が通って表面に焼き色がつくに従って、魚介の旨味が凝縮されていく。

溶けた餅のとろみも相まって、食べごたえも抜群。海鮮の旨味がダイレクトに伝わる贅沢な味わいだ。

たまらずビールをおかわり。 スペシャルなもんじゃには、プレミアムなビールがよく似合う。エビスビールで乾杯し直しだ。

後半戦は、さらに焼き色がついて香ばしさが倍増し、味が濃厚になってくる。

パリパリに焼けた「もんじゃせんべい」として楽しむのも楽しみの一つ。

鉄板から綺麗に剥がれた時の快感。 魚介の旨味が詰まったパリパリのせんべいは、何枚でも食べられそうだ。
蔵特製の創作メニュー「サーモンクリームもんじゃ」

以前の訪問でいただいた、創作もんじゃ「サーモンクリームもんじゃ」。蔵オリジナルの新感覚もんじゃで、「クリームもんじゃ」「ドリアもんじゃ」などのラインナップがある。サーモンに加え、ベーコン、コーン、ほうれん草、たまねぎなど、 絶対ホワイトソースに合う具材に、焼く前から期待度が増す。

まずは、通常のもんじゃ同様に鉄板で具材を炒める。そして、火が通ってしんなりしてきたら土手を作る。

土手が完成したら、豪快にだし汁を流し込む。
どうせ後からかき混ぜるなら、上品に作っても仕方ない。ここは下町の江戸っ子になった気分で土手からあふれる勢いでダシ汁を豪快に流し込んでみる。

通常のだし汁と違った白濁したダシ汁を混ぜ合わせ、薄く広げてしばし待つ。とろみが付いてきたら食べ頃。

見た目とは違って、味、香りはまったく別の料理。もんじゃ感はあまりないが、決して悪くない。全く別物の味が楽しめる変わり種もんじゃもオススメだ。
月島もんじゃ「蔵」の店舗情報

月島でもんじゃを食べるなら、「蔵」は間違いなく候補に入る人気店。王道もんじゃから贅沢スペシャル、そしてオリジナルの変わり種もんじゃまで、選べる豊富なメニュー、そして何より間違いのない美味しさ。
また、店員さんが手際よく焼いてくれるので、初めて月島に来る人や、焼き方に不安がある人でも最高に美味しい状態で食べられるのが嬉しいポイント。
初めての月島もんじゃにも、リピーターの方にもおすすめできる一軒。観光で訪れる際は、ぜひ月島で1,2を争う人気店「蔵」のもんじゃを楽しんでみてほしい。

新橋やきとん「まこちゃん本店」!タレも塩もウマい定番盛合せメニュー
麻布十番「更科堀井」!元祖「更科」として知られる江戸蕎麦の超老舗店
日本橋「吉野鮨本店」!トロ発祥の老舗で伝統の江戸前寿司を味わう
天ざる・天もり発祥の室町砂場!ざる・もりを打ち分ける江戸蕎麦老舗店
キッチン南海神保町店!閉店した総本店の味を引き継いだ元祖カツカレー
江戸蕎麦の御三家「藪(やぶ)」の総本家「かんだやぶそば」
安美(あみ)両国総本店で両国名物ちゃんこ鍋!伊勢ヶ濱部屋直伝の味
神保町で最も長い歴史を持つカレー店「共栄堂」でスマトラカレー♪
すしざんまい本店で江戸前寿司!24時間営業で深夜もオススメ
東京駅エキナカのリーズナブルな江戸前寿司「築地寿司清」
神保町駅近の欧風カレーの名店「ガヴィアル(GAVIAL)」
神保町カレーランキング!最初に食べてほしいのはココ!
元祖カツカレー?神保町の人気洋食店「キッチン南海」
地元で愛される路地裏の月島もんじゃ店「はざま本店」
昔ながらの月島もんじゃ屋さん「おかめ」
月島もんじゃのおすすめ有名店「おしお」
月島で並んででも食べたい「月島もんじゃランキング」
月島もんじゃの王道!老舗人気店「いろは」