【浅草名物】浅草天丼ランキング!江戸前スタイルのお店だけに厳選
2021/03/09
浅草名物「天丼」が食べられるお店を探すのに絶対条件になるのは、本場「江戸前スタイル」の天丼が食べられるお店かどうか?だと思います。
庶民に古くから親しまれてきた、いわゆる江戸前スタイルの天丼は、香り高い「ごま油」でこんがりきつね色に揚げた天ぷらを「濃いめのタレ」にくぐらせてから丼にのせ、丼ぶりの蓋を閉じて「厚めの衣をしっとり」と蒸して提供するなどの、いまどきの薄い衣をまとったサクサクの天丼とは異なる特徴があります。
激戦区「浅草」で伝統の江戸前天丼が食べたい!ということで、浅草を訪れた人が江戸前スタイルの天丼にたどり付けるように、江戸前スタイルのお店だけに厳選した浅草天丼ランキングを紹介していきます。
【第1位】「大黒家」
まず最初にオススメしたいのは、創業明治20年の江戸前天麩羅の老舗「大黒家天麩羅 本店」。
もちろん江戸前スタイルの浅草を代表する天丼屋さんのひとつで、とりあえずこちらの天丼を食べておけば「浅草の天丼を食べた!」と胸を張って言えるほどのお店です。
元々はお蕎麦屋さんだったそうですが、天ぷらが人気となり天ぷら屋さんとして営業するようになったそうです。
大黒家の天丼は、蓋付きの丼ぶりで運ばれてきます。丼ぶりの蓋を開けて見ると「黒っ!!」というのが第一印象。
厚めの衣でしっとりとした昔ながらのスタイルの天ぷらが印象的。厚い衣がつゆをしっかりと含んで、濃い色をした「黒い天丼」です。
ごま油の香り、蒸らされてふわっとした厚めの衣、東京味の濃いタレがいかにも「浅草の江戸前天丼」。まさに浅草の味と言える「浅草の江戸前天丼」を満喫出来ました。
→大黒家天麩羅本店で江戸前天丼!昔ながらの浅草スタイルの老舗店
- 「大黒家天麩羅 本店」の店舗情報
- 住所:東京都台東区浅草1-38-10
- TEL:03-3844-1111
- 営業時間:11:00~16:00
- 定休日:日祝
- 駐車場:有
【第2位】「雷門 三定(さんさだ)」
日本に現存する最古の天ぷら屋さん「雷門 三定(さんさだ )」。
浅草雷門のすぐ隣にある老舗の天ぷら屋さんで、天保8年(1837年)から続く浅草の老舗中の老舗。日本に現存する最古の天ぷら屋さんのひとつに数えられます。
三定の天丼も、昔ながらの江戸前スタイル!蓋付きの丼ぶりで運ばれてきます。
丼ぶりの蓋を開けると、いまどきの天丼とは何となく違ったビジュアル。ゴマ油でキツネ色に揚がった天ぷらが丼ぶりの蓋の中で蒸されてしっとりとしています。
蓋の中で蒸されたかたちでも、決してベタっとした感はなくてふっくらやわらかく仕上がっています。
かき揚げは、芝エビや貝小柱がゴロゴロと入っていてとにかく具だくさん!あっという間に食べ終わってしまいましたが、日本で最も古い天ぷら屋さんで浅草の味「江戸前天丼」を満喫することが出来ました。
→浅草「三定(さんさだ )」で江戸前天丼!日本最古の天ぷら屋さん
- 「雷門 三定(さんさだ)」の店舗情報
- 住所:東京都台東区浅草1-2-2
- TEL:03-3841-3400
- 営業時間:11:30~22:00
- 定休日:無休
- 駐車場:無
【第3位】「尾張屋 本店」
創業1860年の老舗蕎麦屋「尾張屋 本店」。
幕末から浅草とともに歴史を歩んできた、浅草を代表する蕎麦屋の天丼を堪能することができます。
大きな海老天が名物で、丼から尻尾がはみ出る大きな海老の天丼、天ぷらそばが有名。雷門通り沿いの本店の他、雷門近くにも支店があります。
蕎麦屋である尾張屋でも、天丼は蓋付きの丼ぶりで運ばれてきました。丼ぶりからは大きな海老の尻尾が飛び出しています。
ごま油で香り高く揚がった海老の天ぷらは、江戸前スタイルの濃いタレ色に染まって食欲をそそります。注文が入ってから揚げているそうで、とにかくプリップリ。これだけ大きいと十分な食べ応えです。
蕎麦屋さんなので、天丼と同じく丼ぶりからはみ出す大きな海老天がのった尾張屋名物「天そば」もオススメです。
- 「尾張屋 本店」の店舗情報
- 住所:東京都台東区浅草1-7-1
- TEL:03-3845-4500
- 営業時間:11:30~20:30
- 定休日:金曜
- 駐車場:無
【第4位】「天藤(てんとう)」
1902年(明治35年)創業の老舗店「天藤(てんとう)」。
浅草でここの天丼が一番ウマいという人も多い、休日のお昼時には行列が出来る人気店です。
カウンター越しに天丼が提供されます。
こちらも蓋付きの江戸前スタイル!海老の尻尾がはみ出して蓋が閉まりません。
蓋を開けるとごま油で揚げた香ばしい天ぷらに色の濃い東京味のタレ。間違いなく江戸前スタイルの浅草天丼です。
プリップリの海老が2匹にふわっとしたキス、ナス、かき揚げというラインナップ。かき揚げは小柱、海老、イカをふんだんに使った具だくさんな魚介かき揚げです。江戸前スタイルのひとつの完成体とも言えるクオリティの天丼でした。
- 「天藤(てんとう)」の店舗情報
- 住所:東京都台東区浅草1-41-1
- TEL:03-3841-5802
- 営業時間:10:30~17:00
- 定休日:月曜
- 駐車場:無
【第5位】「まさる」
創業70年を超える老舗天丼屋さん「まさる」。
営業時間は11:00~15:00のランチライムのみの営業、日曜、祝日が定休日なので、ノープランでは中々まさるの天丼を食べる事はできません。
江戸前の魚の入荷がないと臨時休業することもあるほど、天然の素材にこだわった天丼がいただけます。
江戸前天丼は、天然の素材にこだわった分、お値段も3,800円となかなか!味噌汁(200円)をつけて計4,000円になります。
まさるの天丼は、蓋が丼ぶりに立った状態で運ばれてきます。「蓋が正面です!」と説明されたので、丼を反転させるのではなく、蓋をとるのが正解だと思います。
ゴマ油の香りと濃いめのタレが江戸前スタイルですが、蓋を閉めて蒸さずにサクッとしたタイプの天ぷらです。
野菜が一切なく、すべて魚介類の天ぷらで構成された贅沢な天丼です。海老は天然の車えびを使っていて頭付き!頭から尻尾まで美味しくいただけます。
- 「まさる」の店舗情報
- 住所:東京都台東区浅草1-32-2
- TEL:03-3841-8356
- 営業時間:11:00~15:00
- 定休日:水・日曜・祝
- 駐車場:無
【浅草名物】浅草天丼ランキングまとめ
江戸前スタイルの天丼だけに厳選ピックアップした浅草天丼ランキングいかがでしたでしょうか。>
江戸前スタイルの天丼とそうじゃない天丼がある事を知らないと、どうしてもグルメサイトの点数のみを参考にお店探しをしてしまいます。
せっかく浅草に行って浅草名物の天丼を食べるなら、ぜひ本場浅草で伝統の江戸前天丼をご賞味ください!