柴又名物「草だんご」柴又帝釈天参道で食べ歩きができる全4店
2022/10/10
柴又駅から帝釈天へと向かう参道を歩くと、やたらと目にする柴又名物「草だんご」。
柴又名物としてウナギ、コイ、ドジョウなどの川魚料理をはじめ、草だんご、くずもち、せんべいなどがあるが、葛飾柴又と言えば「草だんご」と言うくらい草だんごのお店は賑わっている。
帝釈天参道のアーチ門から先は歩行者専用道路となる。
柴又街道と交差する帝釈天参道交差点を渡ると参道らしい街並になる。ここから帝釈天二天門まで約150mの参道が柴又名物「草だんご」を食べ歩けるメインストリートだ。
今回は柴又駅から近いお店から「高木屋老舗」「とらや」「吉野家」「亀家本舗」の順で食べ歩きの出来る柴又の草だんごを紹介していきたいと思う。
柴又「高木屋老舗」の草だんご
柴又駅から帝釈天の門前町「帝釈天参道」を歩いて一番最初に草だんごが買えるのが「高木屋老舗」さん。明治元年創業で現在の店主は6代目とのことだ。
参道を挟んで草だんごの販売店と草だんごが店内で食べられる喫茶店がある。食べ歩き用の草だんごが買えるのは帝釈天に向かって右手側のお店だ。
高木屋さんの食べ歩き用の草だんごは1本200円で3粒。サービスでお茶も付いてくる。
お店の前に休憩用の椅子が設置されているので、空いていれば草だんごを食べながら休憩することも可能だ。
たっぷりと餡子がのっているが甘さは控えめ。草だんごの方は濃いめのヨモギの味とモッチモチの食感が特徴だ。
参道を挟んだ正面には、草だんごや軽食がいただける喫茶があるので、店内で草だんごをいただくのも良いだろう。
- 「高木屋老舗」の店舗情報
- 住所:東京都葛飾区柴又7-7-4
- TEL:03-3657-3136
- 営業時間:7:00~17:00(喫茶9:00~17:00)
- 定休日:無休
柴又「とらや」の草だんご
2軒目は「とらや」さん。映画「男はつらいよ」の第1作から第4作まで寅さんの実家として使われてきたお店で、老朽化で一度建て替えられているが、店内には当時撮影に使用された階段などが残されている。こちらのお店も明治20年創業の老舗店だ。
とらやさんの食べ歩き用の草だんごは1本170円で4粒。店舗の右手には土日祝日限定の焼き草だんごも販売されていた。
草だんごは透明のフィルムに包まれている。
とらやさんの草だんごは、しっかりと弾力があるタイプ。たっぷり盛られた餡子は丁度良い甘さで草だんごとのバランスも良い。
- 「とらや」の店舗情報
- 住所:東京都葛飾区柴又7-7-5
- TEL:03-3657-3136
- 営業時間:10:00~17:00 土日祝9:00~17:30
- 定休日:不定休
柴又「吉野家」の草だんご
3軒目は、明治元年の創業から3代続く老舗草団子屋さん「吉野家」さん。店頭では、大きな塊から一粒一粒ちぎりながら丸めて草だんごを作る様子を見ることができる。
吉野家さんの草だんごは食べ歩き用に1粒60円から買うことができる。
お店の前に休憩用の椅子が設置されているので、空いていれば座って草だんごをいただくことが可能だ。
吉野家さんの草だんごは、黒に近いほどの濃い緑色をしている。他店の草だんごと比べるなら緑茶と抹茶くらい濃さに違いがある。餡子の甘さとヨモギの香り、苦みが絶妙。「濃い」が特徴の人気の草だんごだ。
柴又「亀家本舗」の草だんご
4軒目は「亀家本舗」さん。昭和2年創業で寅さんの実家の団子屋「とらや」のモデルになったお店(撮影には使われていない)。帝釈天から見ると一番近いお店だ。
亀家本舗さんの食べ歩き用の草だんごは1本160円で4粒。草だんごの他、のり、ゴマ、ずんだ、みたらし等のいろいろな種類のだんごがある。
餡子も草だんごも全体的にクセがない仕上がり。万人受けする草だんごと言える。お店の横に椅子が用意されているので、空いていれば座って草だんごをいただくことができる。
お食事処があるので、店内で定食や草だんごをいただくことも可能。アイス草だんごや草だんご入りのしるこなど、草だんごを使った創作メニューも魅力的だ。
- 「亀家本舗」の店舗情報
- 住所:東京都葛飾区柴又7-7-9
- TEL:03-3657-6670
- 営業時間:9:00~17:00
- 定休日:不定休
柴又「草だんご」まとめ
葛飾柴又と言えば「草だんご」ということで、今回は柴又駅から帝釈天へと向かう参道で食べ歩きができる「草だんご」のお店を紹介してみた。
元々、荒川の土手でヨモギがたくさん採れたことや、あたり一帯で葛西米という米が栽培されていたことから、葛飾柴又周辺では江戸の頃から草だんごが販売されていたという歴史がある。
そんな江戸から続く柴又のご当地グルメ「草だんご」を食べに今度の週末は葛飾柴又を訪れてみてはいかがだろうか。