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日本橋「吉野鮨本店」!トロ発祥の老舗で伝統の江戸前寿司を味わう

日本橋「吉野鮨本店」!トロ発祥の老舗で伝統の江戸前寿司を味わう

2025/01/27

日本橋「吉野鮨本店」さんは、東京都中央区日本橋にお店を構える江戸前寿司の老舗で、その創業はなんと1879年(明治12年)にまで遡る。江戸前寿司を代表する名店のひとつだ。

日本橋で屋台からスタートしたという背景から、小肌や穴子、マグロなどの江戸前らしい定番ネタが人気で、さらに「トロ発祥の店」としても有名。寿司屋がひしめく日本橋エリアの中でも、「吉野鮨本店」さんは特別な存在となっている。

今回は、寿司通から観光客まで多くの人に支持されている、そんな日本橋「吉野鮨本店」さんで、江戸前寿司の伝統と名物のトロを味わってきたので、その歴史ある味わいを、たっぷりとご紹介したいと思う。

日本橋「吉野鮨本店」外観

お店は日本橋高島屋からほど近い場所に立地する。休日のお昼過ぎにランチで訪れると、すでに店頭からお店の脇にかけて行列ができていた。この光景を見るだけで、このお店の人気ぶりがうかがえる。

日本橋「吉野鮨本店」行列

名前を書くボードや整理券の配布は無いため、列の最後尾に並ぶ。

日本橋「吉野鮨本店」暖簾

店頭には「吉野鮨本店」の文字が入った暖簾がかかっており、歴史の重みを感じさせる存在感がある。暖簾の下で待つ時間も老舗ならではの品格を肌で感じる。

日本橋「吉野鮨本店」店頭

お昼の営業では「現金のみの対応とさせて頂きます」と書かれているので、訪問の際には、現金を用意しておくと安心だ。そして、いよいよ江戸前寿司の世界へと足を踏み入れる。

江戸前寿司「吉野鮨本店」のメニュー

江戸前寿司「吉野鮨本店」のメニュー

吉野鮨本店のメニューには、江戸前寿司の伝統を感じられるラインナップが揃っている。定番の「にぎりずし」や「ちらしずし」、トロ発祥の老舗らしく「とろにぎり」や「とろ鉄火重」などのトロを贅沢に使ったメニューが目を引く。

松・竹・梅や並・上といった一般的なランク表記がなく、税抜き2,000円から3,500円までの500円刻みになっている金額を伝えてオーダーする仕組みになっている。ちなみにそれぞれ7貫、8貫、10貫、11貫となってる。今回は税抜き3,500円(11貫)を注文することにした。

江戸前寿司「吉野鮨本店」のメニュー

また、アルコールメニューも充実しており、ビール、日本酒、焼酎、梅酒と基本的なラインナップが揃っている。伝統の江戸前寿司を味わいながら、贅沢なひとときをゆっくりと楽しみたい。

▼「吉野鮨本店」の主なメニュー
・にぎりずし:2,200円(税込)
・にぎりずし:2,750円(税込)
・にぎりずし:3,300円(税込)
・にぎりずし:3,850円(税込)
・とろにぎり:6,600円(税込)
・ちらしずし:2,200円(税込)
・ちらしずし:2,750円(税込)
・ちらしずし:3,300円(税込)
・鉄火重:3,300円(税込)
・とろ鉄火重:6,600円(税込)

江戸前寿司「吉野鮨本店」

江戸前寿司「吉野鮨本店」ビールとお通しイカゲソ

まず最初に運ばれてきたのは瓶ビール。乾杯のお供として提供されたお通しはイカゲソ。シンプルながらも丁寧に調理されたイカゲソは、ビールとの相性が抜群で、これから始まる江戸前寿司への期待を高めてくれる。

日本橋「吉野鮨本店」ショーケース

今回の座席はカウンター。職人さんが目の前で鮨を握る様子を間近で見ることができる。まさに寿司屋のアリーナ席だ。目の前のショーケースには新鮮な貝類がずらりと並び、どれも美しく輝いている。

日本橋「吉野鮨本店」ショーケース

ショーケースの右側にはマグロの赤身やトロの柵が並ぶ。「トロ発祥の店」として知られる吉野鮨本店だけに、特にマグロには注目してしまう。

今回オーダーしたのは11貫のセット。このうち9貫と3種類の細巻きがまず運ばれてきた。カウンター越しに職人さんが目の前で丁寧に握ったお鮨だ。

お皿には左奥から、イカ、中トロ、マグロ赤身、ヒラメ、イクラ軍艦、海老、鯛、鰹、赤貝のヒモと、江戸前寿司の定番ネタがずらりとならぶ。見た目からも美味しさが伝わってくる。

まずは「海老」からいただく。
色鮮やかな紅白の縞模様がお寿司全体を彩る。肉厚で立派な海老は、噛むほどに甘みが口の中に広がる。江戸前寿司の定番として間違いなく外せないネタだ。

続いて、マグロの中トロと赤身。
トロ発祥の店ということで、絶対に抑えておきたいネタとなる。ちなみに8貫(2,750円)以上のメニューから中トロがセットに含まれるらしい。

見慣れないネタがあったのでカウンター越しに尋ねてみると「赤貝のヒモ」だった。コリコリとした食感と磯の香りが絶妙で、セットメニューでこんな珍しいネタが楽しめるとは正直驚きだった。

続いては3種類の細巻き。奥から穴子巻、鉄火巻、そしてかっぱ巻。特にかっぱ巻は、細くカットされたキュウリを束ねるように巻かれており、見た目の工夫とシャキシャキとした食感が楽しめる一品だ。

残りの2貫、煮穴子と玉子が下駄に追加される。煮穴子は香ばしく焼かれ、ふわっとした食感で口の中でホロっと崩れる。薄く鞍掛けされた玉子も他にないユニークな見た目。

最後はあがりをいただいて終了!
心のこもった職人技と江戸前寿司の伝統を堪能し、大満足のひとときを過ごすことが出来た。老舗ならではの歴史と味わいを楽しめる貴重な体験ができたことで、次回は、「とろにぎり」や「とろ鉄火重」なんかも試したくなる。ごちそうさまでした。

「吉野鮨本店」の店舗情報

吉野鮨本店外観

140年以上の歴史を持つ江戸前寿司の名店「吉野鮨本店」さんで、伝統の江戸前寿司を楽しむことができた。目の前で職人が握ってくれるお寿司は全部美味しかったが、なかでも「トロ発祥の店」として知られるだけあって、中トロや赤身は絶品で、マグロへのこだわりが伝わる味わいだった。さらに、珍しいネタである赤貝のヒモや、シャキシャキのかっぱ巻など、細部にまで工夫が施された品々が印象的だった。

格式ある雰囲気ながらも、居心地が良く、初めて訪れる方でも安心して楽しめるお店だ。伝統的な江戸前寿司を堪能したい方、または「トロ発祥の店」の味を味わってみたい方など、ぜひおすすめしたい一軒。日本橋を訪れた際には、「吉野鮨本店」で本物の江戸前寿司を味わい、特別なひとときを過ごしてみていただきたい。

「吉野鮨本店」の店舗情報
住所:東京都中央区日本橋3-8-11 政吉ビル1F
TEL:03-3274-3001
営業時間:11:00~14:00 16:30~21:30(土は昼のみ)
定休日:日・祝
駐車場:無

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